「オレの人生を滅茶苦茶にしたクアトロに復讐してやる―」
超不良・大賀誠。
クアトロのウニのクリームソースこそが、オレの人生だと信じていた誠。
しかし、さらに美味しい無添加ウニを使い、ウニの美味しさを強調するために、シンプルにアーリオ・オーリオで作った「特上ウニのパスタ」が発売されると云う。
ウニのクリームソースよりもまだ上があったとは、クアトロに裏切られたような気がする誠だった。
こうなったら、特上ウニのパスタも食べ尽くしてやる。
誠はクアトロに復讐心をいだくのだった。
財閥のお嬢様・早乙女愛は、宝石のように輝く特上ウニをひとめ見たときに“運命のパスタ”を知る。
「すべてを失っても、私は特上ウニを愛する―」
運命のいたずらか、早乙女愛もまた、クアトロの特上ウニのパスタに引きつけられクアトロに足を運ぶことになる。
クアトロの桜はもう八分咲き。
その桜の花の下で、愛と誠と特上ウニの物語が今夜限定で公開。
ミステリー作家ジェフリー・アーサーによるとワインをタンサンで割ったカクテル“スプリッツァー”は、シャンパン好きのジェームス・ボンドが貧乏人になったらシャンパンの代わりにこれを飲むだろうと云うことで、スプリッツァーを貧乏人のジェームス・ボンドと呼ぶらしい。
クアトロのサクラのスプリッツァーに使うワインは、自然派のワイン造りで評価の高い“シュブロ”がピノ・ノアールをロゼに仕立てたもので、素晴らしい芳香とすっきりとした酸に豊かな果実味が特色だ。
この“サクラ”というロゼ・ワインは、日本の桜の開花時期に合わせて造られる。
日本の満開の桜を眺めながら飲んでもらいたいという趣向らしい。
このワイナリーには、日本人の若奥様がいる。
日本人のサクラを介して表現する自然への愛情と刹那さを見事に表現したワインである。
クアトロは、その“サクラ”と云うこだわりのロゼ・ワインをカクテルにしたのだから、ジェームス・ボンドが貧乏人でなくとも飲みたいものだ。
クアトロの桜も一気に五分咲き。
その桜を見ながらいただく、本マグロ、キンメ、無添加特上ウニ、ヒラスズキなどなどのカルパッチョ盛り合わせも豪華な今日のクアトロ。
ジェームス・ボンドもどきが飛び込んできそうな今日のクアトロである。
ホタルイカは富山湾内産が解禁になったばかりの旬の味わい。
ヤリイカも初春こそが一番の旬だ。
寒い海で育った寒のアサリも今が一番美味しい。
厳しい冬を過ごした魚貝は、この初春こそが美味しい季節。
この旬の食材をパスタで楽しまなくては、クアトロ・スタジオーネ(イタリア語で季節の意味)の名が廃ると云うものだ。
ソースは、シンプルにアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーニが春の食材には合う。
さらに、旬のカルパッチョの盛り合わせも大好 評です。
クアトロの桜ももう咲き始めました。
桜を眺めながら、旬のカルパッチョにパスタ、そして桜のスプリッツァーと美味しいものだらけのクアトロです。
とは云え、早速ホタルイカは売り切れ。
カルパッチョも寒ブリだけになってしまいました。
明日は、旬の魚貝を多めに仕入れる予定です。
クアトロの桜の蕾が今にもほころびそう。
クアトロで四回目を迎えるこの盆栽仕立ての桜。
今年は、例年よりもひと月近く遅く蕾をつけています。
去年は震災の頃にこの桜は満開になっていました。
今年はクアトロの孫娘がお水をあげてくれていたこの桜、ゆっくりと咲いてくれていいよと思っている。
楽しいことは、ゆっくりと待ちましょう。
孫娘もゆっくりと大きくなってほしいなと思うクアトロの父。
今日から、クアトロは“春のパスタ特集”を開催。
春の息吹を感じる旬の食材を使ったパスタを特集しました。
それぞれ、旬の美味しさを活かすために、アンチョビとアーリオ・オーリオでシンプルに仕上げました。
「富山湾内産ホタルイカと春キャベツのスパゲッティ」
「青森産ヤリイカとアサリのスパゲッティ」
「旬のアサリとフルーツトマト“ボンゴレ・ロゼ”」
クアトロに春到来。