一昨日、クアトロで秘かに試作されたパスタがある。
これからの暑い夏に向けての「季節野菜のジェノベーゼ」である。
そのジェノベーゼとは、バジルたっぷりのソースでイタリア・ジェノバの名物。
バジルはイタリア語でバジリコ。
その花は円錐型に白い小さな花をつける。
王冠の飾りのような花。
バジリコの花言葉は神聖・高貴。
バジリコの名前の由来も古代ギリシャ語の「王」という意味から来ていると云う。
まさに、ハーブの王様なのだろう。
そのバジリコをオリーブオイルと松の実なのでジェノベーゼと云うソースを作る。
夏野菜のイタリア風野菜炒めカポナータとこのジェノベーゼで仕上げたパスタを来月発売。
神聖で高貴な味わいをお楽しみに・・・。
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昨日、クアトロで秘かに試作されたパスタがある。
イタリアの太陽をいっぱいに浴びて赤く熟したトマト・サンマルツァーノ。
そのサンマルツァーノを煮込んでトマトソースにし、手打ちの生パスタ・タリアテッレに絡める。
さらに、ラスパドゥーラと云うミルクの旨味が凝縮された北イタリアのチーズをたっぷりと削り乗せられる。
このパスタのリッチな味わいは、一握りの選ばれた人間だけが味わえるのだろうか。
アラン・ドロンの演じる「太陽がいっぱい」のトム・リプレイならずとも、太陽の恵みはだれもが平等に受けるべきものだと考えるものだ。
クアトロの父渾身の手打ちパスタ・タリアテッレに、トマトの旨みを濃縮したソースを絡め、ラスパドゥーラを乗せた「ポモドーロとラスパドゥーラのタリアテッレ」はクアトロで誰もが平等に味わえる。
甘く切ないニノ・ロータのメロディーでも聞きながらワイングラスを傾けて、このパスタをいただく。
クアトロのひとときが、梅雨時であろうと太陽がいっぱいと感じられるパスタである。
このパスタは、来月クアトロで一般公開される。
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往年のハリウッドの名作に「或る夜の出来事」がある。
富豪令嬢のじゃじゃ馬娘と、才能はあるのだが失業中の新聞記者が、長距離バスで相席することから繰り広げるコメディー映画。
令嬢のクローデット・コルベールと記者のクラーク・ゲーブルが良かった。
富豪令嬢のじゃじゃ馬娘のような色々な味わいを見せるチーズ。
プレイボーイのようなワインも中々太刀打ちできないこともある。
そんなチーズに、ひょんなことからクアトロの父が選んだ日本酒を合わせる。
この日本酒がクラーク・ゲーブルのような逞しい包容力を見せる。
いつのまにか、心引かれるチーズ。
チーズと日本酒のアミノ酸が絶妙の調和を見せたためだ。
まずチーズを口に入れ、噛み飲み込んだ後、そのチーズの風味が口中に広がる。
そこに、クアトロの父が選んだクラーク・ゲーブルのような日本酒を飲み込む。
すると、ジェリコの壁が崩れる。
ぜひ、お試しあれ。
※15日(水)16日(木)のクアトロは連休させていただきます。
ジューンブライドを前にクアトロの父は考える。
結婚を決意するには、おおよそ三つの動機がある。
その1-趣味や価値観が近い。
その2-お互いの足りないものを持っている。
その3-出会いの環境が整っている。
どれかひとつがきっかけとなるものである。
クアトロ夫婦は、ママに云わせると“その2”だという。
割れ鍋にとじ蓋なのだと云う。
どっちが割れ鍋なのかは定かではない。
ワインと料理のマッチングを“マリアージュ”と呼ぶ。
ワインと料理の結婚なのだ。
そのマリアージュの動機も三つある。
その1-味わいが近いもの。
淡泊な白身の魚には白ワイン、濃厚な味わいの肉には赤ワインといった具合である。
その2-ワインが料理の味を引き立てるもの。
カキにはレモンを絞るように酸味のある白ワイン、ステーキにはコショウを挽くようにスパイシーな赤ワインといった具合である。
その3-素材とワインの産地が近いもの。
長い月日が育んだ食文化がなせる技であろう。
海が近い場所で作られるワインは魚介に合う。
山で作られるワインには酪農品によく合う。
さて、来月のクアトロの企画する季節のパスタが三種類ほどある。
「トマトとラスパドゥーラのパスタ」
「ジェノベーゼのパスタ」
「特上ウニのペペロンチーニ」 である。
それぞれのパスタに合うワインの仲人を承ったクアトロの父だ。
また、お客様の推薦も募集中。
そのお見合いの結果は後日ご報告します。