湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ショスタコーヴィチ:交響曲第15番

2007年10月26日 | ショスタコーヴィチ
○コンドラシン指揮ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(PROFIL)1974/1/23live・CD

研ぎ澄まされたクリアな音で聞けば聞くほど荒涼たる気分になる演奏。しょっぱなこそ異常なテンションと統制具合に並ならぬコンドラシンらしい切り詰めたスリリングな音楽を楽しめるものの、次第に楽しさは失せ、ただ音楽の提示するやるせなさが最後の一音まで続く。このオケの渋い音と見事な弦がストイシシズムをひときわ際立たせ恐ろしいくらいの雰囲気をかもす。ただ、聴衆はポカーンなところもあったかもしれない。ボリス・チャイコフスキーといっしょに録音されたもの。海賊盤CD-Rでも出ていたが音は段違いにいい。


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