湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

フランセ:ギター協奏曲

2012年07月09日 | フランス
○セグレ(G)ハンス・リヒター指揮南西ドイツ室内管弦楽団(wergo)CD

長ったらしい。フランセの滅多に見せない硬派な部分が出て面白いかと思いきや、極度に単純化された書法のうえで晩年に常套的な和声やリズムが飛び交うのは同じ。ギター協奏曲なのにギターに超絶技巧を要求するではなく旋律をつまびかせ、バックはギターの撥音にピチカートで対応するという何とも言えない「全部ギターでよかったんじゃないの」的な印象も持った。使用した楽器の特異性という意味で価値ある作品かもしれないし、もっと簡潔なら意地悪な感想を持たなかったかもしれないが、可もなく不可もない作品。演奏はちゃんとしている。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ウォルトン:管弦楽のための... | TOP | レスピーギ:ローマの噴水 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | フランス