作曲家指揮コロムビア交響楽団(sony/columbia)1969・CD
イメージのように四角四面でもなくこなれていて、軋みは僅か。リズム感とそれと違和感のない旋律表現が出色。このオケだからこそ変な色もつかないが、まだ往年のアメリカオケのヨーロッパ的な意気というか艶というか、そういうものが残っていてとても耳なじみよい。もちろん主情的な演奏にあるようなものは「ない」し、全曲は長いので飽きる向きもあるかもしれないものの、構造や響きに重点をおいて聴くと、ドビュッシーの驚嘆した理由がわかる。スケスケではないが透明度の高い演奏。
イメージのように四角四面でもなくこなれていて、軋みは僅か。リズム感とそれと違和感のない旋律表現が出色。このオケだからこそ変な色もつかないが、まだ往年のアメリカオケのヨーロッパ的な意気というか艶というか、そういうものが残っていてとても耳なじみよい。もちろん主情的な演奏にあるようなものは「ない」し、全曲は長いので飽きる向きもあるかもしれないものの、構造や響きに重点をおいて聴くと、ドビュッシーの驚嘆した理由がわかる。スケスケではないが透明度の高い演奏。