湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆グラズノフ:バレエの情景

2018年03月15日 | グラズノフ
○モントゥ指揮サンフランシスコ交響楽団(M&A)1943/12/12live・CD

こういうバレエを素材とした曲での水を得た魚のような、リズム感と流れるような音楽づくり、決して弛緩しないスピードはモントゥの持つ素晴らしい魅力といっていいだろう。弦の音にグラズノフの要求するボリュームと甘さがないのが曲によっては少し興をそぐが、力感とアンサンブル技巧だけでは物足りなくなるのがグラズノフの「限界」でもある。個々のパート技術はそうとうに高いので、明るく単調な音色はその犠牲となった部分といえようか。録音のせいかもしれない。終曲に力強さがないような・・・。

※2006-12-30 23:13:48の記事です

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