湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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コロナ後の温泉銭湯2020/9〜丸子温泉、武蔵小山清水湯、はすぬま温泉、宮前平源泉湯けむりの庄、ぽかぽかランド鷹番の湯、日吉湯

2020年10月06日 | 東京温泉
さて、コロナ感染はおさまらないまま世の中は通常営業に入らざるを得ず、まして日用に不可欠な銭湯はほぼ通常営業を続け、中には客足が遠のき苦しい戦いを強いられているところもあるようです。思い出せるかぎり、コロナ後、とくに夏あと、ここに書いていない訪問銭湯(スパ含む)について状況を一言づつ書いてみます。

丸子温泉


東急東横線駅そば、ほぼ唯一の天然温泉銭湯です。濃いめの黒湯で浴槽は古い銭湯サイズですが黒湯好きは満足する染め粉レベルの黒さ。それでも埋めているのでぬるぬるが過剰ではないですが、とくに右側の噴出浴槽が熱いことが多いです。これは終わり間際に行くと様々な人が埋めているようで心地よいぬるさになってますが、普通はなかなか自主的に埋められないから、開いた直後は避けて夕方のちょうど普通の銭湯がすく5時前後なら楽に入れるでしょう。なんて丸子温泉についてはコロナ直後既に書いてるので、書くことなくて適当に書いてみました。今だから書けますがコロナ直後は自販機の牛乳の底に固形物がこびりついたり、厳しさが伺えましたが、東急沿線の銭湯ではトップクラスの番台の方の愛想の良さ(多くの方がここを重視するのは店の景気や環境と比例するからですね)と、脱いで入って出る、というカラスの行水派はこのような旧来式一体成型浴室は実に入りやすいので、常連化しています。最近は行く時間帯が早いので空き気味には見えますが、ま、コロナでもこのロケーションなら大丈夫でしょう。20円値上げして490円はびっくりしましたが、神奈川県一律のようです。

武蔵小山温泉清水湯



都内トップクラスのデザイナーズ温泉銭湯で2種の泉質の良い天然温泉に入れるため、正直コロナ直後でもそれなりに混んでましたし、今は普通に老若男女が以前のとおりです。場所的に学生も多いしコロナにあまりかまわない、もしくは銭湯が欠かせない人が多い土地柄もあるでしょう。共用部は一面を和風庭園的な縁側で全面開放しているので、滞留を咎められることもなく以前のようにみなくつろぎます(二階の座敷は不明)。新品ロッカーがしょっちゅう壊れてるのは治安ではなく混むためだと思う。最近、一部ロッカーが100円式ではないので、前みたいに200円余計に持ち歩かないと靴ロッカー含め収められないこともないです。まあとにかく空いてれば最高なんですが。タワマン2棟建ったのでそこからの流入もコロナがおさまったら本格化しそうでこわい。濁り黄土色の含ヨウ素塩化物泉は他にないので。。今のところ470円据え置きです。

はすぬま温泉


蒲田から一駅。都内最濃の黒湯とされる女塚温泉改正湯から歩いてこれます。デザイナーズ銭湯でも最高級の木調改装で、マンション銭湯とは思えない道後温泉風内装のリゾート銭湯は蓮沼というローカル駅に似つかわしくないくらいです。ステンドグラスやシャンデリア、浴室の数々の絵に湯釜の石彫、ダークな色調の三浴槽、混んでなければ最高です。もともと普通の銭湯だったと思いますので平面積は広くはなく、浴槽とサウナ(有料)にサイズをとった以外は設計でなんとかしている感はあり、一年前くらいは通っていたのですが、サラリーマンも多くて、混んでる夜はちょっと洗い場が大変でした。今はそれに比べては、少し空いているのではないでしょうか。床下に鯉の泳ぐ映像が流れる共用部もコロナ対応で滞留を推奨していないので、カラスの行水派の私はいいんですが、浴室でくつろぐしかないとなると時間帯を選んだほうがいいのかな。BGMが鳥の声など自然音なのも特徴的ですが、控えめな大きさです(戸越の銭湯では個室黒湯に鳥の声を流してましたが今はやってない模様)。薄め黒湯というかほぼメタケイ酸泉の感触でヌルヌルはなくツルツル感。ちょっと熱めで循環しているので清潔感あり。近辺に少ない高濃度炭酸泉はここの売りでしょう。

宮前平源泉湯けむりの庄

千円超えるスパ(スーパー銭湯の略。銭湯は銭で入る湯なので札が必要なところはスーパーだけを略)とはいえ東急田園都市線駅そばの便利な場所で超混む。裕福な中高齢者が多いと思います。平日昼間コロナ後(但しお盆)ということもあり、前のように行列はありませんでしたが、辛うじて生き残ったとしまえん庭の湯くらいの混み方はしてます。ここも学生や若者が多いので、ベーシックにいる高齢者に加え長居確率が高く、運ですね。共用部が少ないので滞留しづらいのは店にとって都合がいいでしょう。このグループは屋上露天風呂が売りですが、ここは空が広く、雲のわくくらいの不穏な秋空の下、風に吹かれて入っているとたまりません。。大小壺湯が4つもあり、独占して寝る人もそりゃいるでしょう。

ぽかぽかランド鷹番の湯


温泉にこだわらなかった銭湯巡り初期、ウォーキングコースとからめやすい都心部にあるので便利に使わせていただいていた目黒のメタケイ酸泉です。東急東横線学芸大学駅から徒歩圏(駅そばのとは違う)。メタケイ酸泉を温泉とするのかどうか(公的には基準値を上回れば冷泉でも温めて温泉)個人的には迷うところがあり、実はメタケイ酸の濃い透明井戸水の方が、ただ濁りや色のあるだけの「温泉」より何らかの効果については高い、というのは実感としてあります。ここも改めて入ると、メタケイ酸の物凄いところに比べては即ざま出るほど顕著ではないですが、あきらかにツルピカが長時間持続しました。立体的な建物がスパだけのために組まれていて、機能は今となってはさほど凄いわけではないですが、居心地良く作られています。スポーツの中継ないし終点として活躍していたのが、今はどうなのかな、というちょっと地元に寄った客層ですが、このエリアなので地元でも裕福若夫婦ないし学生も来ているようで、時間帯でしょうかね。早くも遅くも混む印象がありましたが、今回はとても空いていました。ちょっと小さめの壺状露天風呂で、壺は浅いほうがいいなあ…と思いましたが、ここも必ず誰か入ってたもんですが。男女入れ替えで今回一階ですが二階のほうが空には近いです。あと、共用部が使い良いので好きです。畳に大テレビは良い。

日吉湯


元旦もコロナ後も来ている完全露天風呂付き黒湯ありのお気に入りです。ただ、Googleの評判が芳しくない。コロナ関係ない頃のものもあるようですが、清潔感に欠ける、フロントが愛想ない、の2点。で、今回気になって行きました。清潔感については全然そんなことない。そういえばコロナ後に和風浴室の水風呂でちょっとそんなことを感じましたが、清潔とはまた違う設備の話です。私はここは洋風浴室の完全露天ジャグジー(白湯)が空に近いので好きで、今回は和風でしたが、ちょっと壺っぽい低い位置の黒湯となります。すると光の関係でじめじめ感が出る。こういうことの小さな積み重ねか、あとは改善したか、これが一番可能性ありますが恐らく慶応の学生で時間帯によりとても混雑することがあり、きっとコロナ後にもあり、そうなると機械のほうの問題で循環やらなんやらうまくいかず、ここの近くにそういう銭湯がありますが浴槽が臭ってきたり、床が汚れて感じられたり、狭い脱衣所が荒れたりすることはありえます。コロナ後は知らないですがそれ以前は子供連れに多く出くわし、まあそれなりに不快に感じる人もいたかもしれない。親子の問題はどこの銭湯でもあることで仕方ない。ここまで書いて、いつもより空いてたな…とふと思いました。フロントのことですが、これは確かに…ですね。同じ人だと思うんですけど券売機のトラブルで話しかけても一言も口にせず説明もなく…という応対で、確かに。考えられるのはコロナ対策で喋らないようにしているということですが、銭湯にはまあまあこういうこともあることで、そういうものと軽く捉えておくのがいいかな。景気の影響ではないことを祈る。


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