湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マーラー:交響曲第4番

2018年11月29日 | マーラー
ハルバン(sp)ワルター指揮NYP(COLUMBIA/SLS他)1945/05/10スタジオ

戦争末期のセッション録音でSP起こしのSLSの音はというと、パチパチノイズの嵐。慣れていないと聴いてはいられない。アナログ生音源ではないためデジ化によりエッジの立ったノイズが凄まじい。最近のSLSはましになったがこれは昔のSLSの、超マニアック音源と言うべきものだろう。生なましいのではなく剥き身という感じ。音はマーラー向きで明るくはなく、一楽章前半こそ鈍重な感じもあるが、その印象はすぐになくなり、四楽章に至っては俊敏なアンサンブルを楽しめる。歌唱も安定している。セルフノイズキャンセリングすればまだワルターが最盛期の香りを残した速いスタイルに胸踊らせることも可能かもしれない。
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