ロザンタール指揮パリ国立歌劇場管弦楽団(Ades/Universal)1957-59・CD
チャイコフスキーと共通の主題が使われたりなど国民楽派の色濃い曲だが、この後期ロマン派音楽をロザンタールはドガシャーンドガシャーンと、まさにロシアのお祭りを国民楽派ふうに演奏し立派に聴かせる。やかましいのは曲のせい、フランス音楽からこれに立ち戻ると飽きてしまうのも曲のせい、そこは堪えて。立体的で曖昧さのない組物として聴くと、一本一本に野太さが要求され、そうしないとボリュームの出ない古い曲であることはわかる。
チャイコフスキーと共通の主題が使われたりなど国民楽派の色濃い曲だが、この後期ロマン派音楽をロザンタールはドガシャーンドガシャーンと、まさにロシアのお祭りを国民楽派ふうに演奏し立派に聴かせる。やかましいのは曲のせい、フランス音楽からこれに立ち戻ると飽きてしまうのも曲のせい、そこは堪えて。立体的で曖昧さのない組物として聴くと、一本一本に野太さが要求され、そうしないとボリュームの出ない古い曲であることはわかる。