昨年前半は通っていたけど時間がなくてあまり来れなかった。武蔵小杉のとなり新丸子駅そば丸子温泉。露天やサウナのない伝統的な公衆浴場スタイルで、普段使いとしている中高年の多い日常の湯。銭湯としては比較的広めの黒湯浴槽と白湯浴槽がある。黒湯は岩から沸かし湯が噴出するほうと冷たい源泉蛇口のあるほうの2ブロックに仕切られているが、基本的に熱い(蛇口は勝手には回せない)。薄めている旨表記があるものの、綱島近辺と比べても遜色ない黒さで、日によって時間によって異なるが、肌に残る色で、ザラザラするときすらある。匂いはないとあるがモール臭とまでは言えないが鉛筆のような、わずかな匂いもある。ヌルヌルはないので肌への効果はわからない。温度が高いせいでもあるけど、芯まで響く温熱効果を感じます。浴槽から床に溢れる黒湯はしっかり黒い跡がつく。濃いときは人によってはしっかり水で落として上がらないときになるかも。
白湯は黒湯より広く3つの噴出設備がある。黒湯銭湯の常として白湯のほうが人がよく浸かっていて、黒湯は老人かスグ上がる人しかいない。混んでて入れないということは正月以外余りなかった。建物自体は大きく上に座敷があるものの特にコロナ後は使っているようには見えない。薪で焚いている。
駅チカ銭湯というのは都内や川崎横浜はかなり減っている(駅遠ほど残り易い)。黒湯温泉銭湯となると東横線沿線では日吉も元住吉も大倉山(綱島)もかなり歩く。神奈川県は490円、東京都は470円と銭湯料金は別れてきているが、20円の差など問題になるわけもなく、通うならやっぱり丸子温泉だなと思いました。