湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マーラー:交響曲第7番「夜の歌」

2012年05月30日 | マーラー
○ベイヌム指揮ACO(IMC)1958/6/4live・CD

2楽章以降の音質が非常に悪い。テープよれや途切れ、最大音量がとらえきれずに聞こえなくなるところなど、私みたいなすれっからしですら耳を覆ってしまうほどの音だ。終楽章にいたっては冒頭のティンパニソロが一部欠落。演奏自体は力強くロマンティックで、これこそ昔ながらのマーラーだよ、と膝を打つことしきり、コンセルトヘボウも冴えていてマーラーオケの名に恥じない力量を発揮しているためにこれはほんとうに惜しい。ドラティと似て非なるのはやはりオケの差か(ドラティに7番はないけど)。音の悪さに耐えきれる自信があればどうぞ。マーラーらしさ、ベイヌムらしさは健在。

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