湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

2008年03月28日 | マーラー
ノイマン指揮チェコ・フィル(EXTON)1995/1/23-26・CD

エッジが立たず穏やかゆったりの演奏である。丁寧でスケールが大きく、瞬間的な激し方はしない。悪く言えばのっぺりしている。ゆえに3楽章がしっくりくる。他は甘く感じる。4楽章は遅すぎてブラスが乱れる場面もある。粘りもないので案外すっきり流れる演奏ではあるのだが、3楽章は例外的に丁寧に大きく粘るようなクライマックスから結部はあくまで幸福感の中にドラマを感じさせる。ひっかかりがないので無印。

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2 Comments

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ノイマン (田豊)
2008-03-29 00:35:38
誰も指揮者のいなくなったチェコの孤塁を斬減しながら守っただけ、アンチェルやクーベリックの足元にも及ばない。
生前に持ち上げられたのが不思議。
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楽しく聴ける時もありますが (管理人)
2008-03-29 00:49:29
録音のよさオンリーの感もあり。けして悪くはなく個性もなくはないんですが、メリハリのない弱い、でくのぼうな音楽を作っているときが目立つかなあ。マーラーは旧全集のほうがオケがいいですね。アンチェルは個人的にそれほど印象深い指揮者ではありません。
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