○シャリアピン(B)P.コッポラ(P)(EMI/HMA)1933/1/9パリ
今はどうだか知らないが当時未発売の音源をわざわざSP(相当の回転数、この歌は77RPM指定)で出したというEPサイズの企画盤。ボレロという名に惹かれたのが正直なところだがフランス録音でピエロ・コッポラが伴奏というところも魅力的だった。歌は古めかしいというよりは素直で楽しく、溌剌としたシャリャーピンの歌いっぷりは実に若々しい。コッポラは軽やかにリズムをかなで、ロシア語なのにフランスの歌を聞かせようとしているかのようだ。かなり音がよく、回転数だけのことはある。○。
今はどうだか知らないが当時未発売の音源をわざわざSP(相当の回転数、この歌は77RPM指定)で出したというEPサイズの企画盤。ボレロという名に惹かれたのが正直なところだがフランス録音でピエロ・コッポラが伴奏というところも魅力的だった。歌は古めかしいというよりは素直で楽しく、溌剌としたシャリャーピンの歌いっぷりは実に若々しい。コッポラは軽やかにリズムをかなで、ロシア語なのにフランスの歌を聞かせようとしているかのようだ。かなり音がよく、回転数だけのことはある。○。