つれづれなるままに 1547  ロンサム・ジョージの死

2012-06-27 20:21:02 | Weblog

今年の10月南米エクアドル領ガラパゴス諸島に行くことになっています。

もちろん目的はガラパゴスゾウガメとイグアナ、しかしガラパゴス諸島のピンタ島で唯一生き残ったガラパゴスゾウガメの固有種で、観光客の人気者だった通称「ロンサム・ジョージ」が24日、飼育先のサンタクルス島プエルトアヨラで死んでいるのが見つかりました。
推定年齢は100歳以上、死因は不明で、解剖して死因を突き止めるため、死骸は冷凍保存するといいます。
ロンサム・ジョージは1972年、ピンタ島で唯一生き延びているのが確認された雄ガメで、英語で「独りぼっち」という意味を持つロンサムのあだ名が付けられました。何とか子孫を残そうと、近縁種の雌を使って卵を人工ふ化させる試みが近年続けられましたが、いずれも失敗、世界的にも絶滅危惧種として知られています。世界一有名なゾウガメだそうですが、残念なことです。ジュージの死でピンタ島のゾウガメは絶滅してしまったとのことです。

写真:エクアドル・ガラパゴス諸島にある保護施設で2001年2月、首を持ち上げてゆったりと歩くゾウガメの「ロンサムジョージ」=ロイター

 

ちなみにガラパゴスゾウガメの寿命は150歳、オーストラリアで飼育されている、ガラパゴスゾウガメは175歳、ジュージはまだ人間の年にすると60歳ぐらいでしょうか。

しかし今もなお生存の危機にさらされています。現在の個体数は1万5000頭もみだそうです。島の名前のガラパゴスとは、スペイン語の「galapago(陸ガメ)」に由来しているとか、1535年に島を発見したスペイン人の水夫が、島に生息する多数のカメを見て名付けたと言われています。