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つれづれなるままに  977 6年生の算数教科書

2010-01-14 14:00:41 | Weblog
孫が持参した6年生の教科書、最後のページは「算数卒業旅行」と題して、6年間の算数の学習の終わりに、算数のいろいろな世界を旅行してみましょう。と、
国際コース、日本コース、歴史コース、クイズ・パズルコース・分数コースと書かれています。国際コース、算数の考え方は同じですが、筆算の仕方が日本と異なりスウエーデン、ドイツ、タイ、モンゴル、などの筆算方法などがかかれていました。また歴史コースでは4000年前のエジプトの掛け算の方法、500年前のヨーロッパの掛け算方法となにやら面白いことが載っていました。
その中でも日本コース「和算」は江戸時代の日本で独自に発達した数学だそうです。
①鶴亀算
  月夜の晩に鶴と亀が集まってきました。頭の数を数えたら28個、足の本数を数えたら88本さて、鶴は何羽・亀は何匹でしょうか。
②油分け算
  1ℓの壷に、油が1ℓ入っています。5㎗ずつ2人で分けます。しかしここには3㎗と7㎗の升しかありません。この二つの升を使って、5㎗ずつ分けましょう。
③入れ子算
  なべ屋に行くと7つの鍋を売っていました。この鍋は入れ子と言って一番大きな鍋に2番目の大きな鍋、その中に3番目の鍋と重ねていきます。
  この鍋の値段は250円ずつ違います。7つの鍋全部で9,800円で買いました。一番小さい鍋の値段はいくらでしょう。
④俵杉算
  一番下に俵を13個置きました。その上に12個、その上に11個と置き、一番上が1個になるまで俵を積み上げました。このとき俵の数は全部で何個になるでしょうか。

さてさてすぐ答えが出てきますか。
この和算の問題を作り、解き方や答えとともに板に書いて神社や寺に納めたものを「算額」と言い、算額は江戸時代に流行し今も群馬県や福島県の神社に納めら見ることができるそうです。100年前の算数の教科書も記載され、孫の教科書を読んで、久しぶりに頭の体操をさせられました。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2010-03-03 17:41:38
難しいよ
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確かに! ()
2010-03-13 17:58:36
油分け算とか、俵杉算は比較的簡単ですよね。
では、油分け算のやり方を紹介しますね。
(知ってるかもしれませんが・・・。)
まず、1ℓの壷から3㎗の升で2回すくい、7㎗の升にいれます。もう1度すくい、1㎗だけいれます。その7㎗の升に入った油を、1ℓの壷に返します。3㎗の升に残ってる油を7㎗の升にいれます。
もう1度3㎗の升ですくい、それを7㎗の升にいれます。1ℓの壷に5㎗、7㎗の升に5㎗、これで完成です。
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