暑い１０月

１０月に入ってから、まだ５日しか経っていないけれど、毎日暑い。
さすがに朝晩は長袖を羽織るけれども、昼間は半袖、動くと暑い。
先ほど、部屋に掃除機をかけ、フローリングワイパーで埃をとり、庭の落ち葉を掃き集めたら、じわじわ出た汗が服を湿らす。
まだ一つだけ片付けていない扇風機に当たり、一息ついた。

いつごろからだろう、１０月に半袖を着るようになったのは。
はっきりと思い出せないのだが、５年以上前、１０月なのに半袖で丁度良い年があった。
地球温暖化問題が、大きく取り上げられ、ビジネスにまでなってきたころだったように思う。
たしかに、人間という生物が、大々的に経済活動を展開するために、緑をなぎ倒し化石燃料をバンバン燃やし始めたこの１００年あまり、二酸化炭素のバランスは傾いただろう。
しかし、地球にはもともと温暖期と寒冷期があり、交互にくりかえされてきたのだから、大きな流れには逆らえるものではない。
かといって、やりたい放題地球をしっちゃかめっちゃか人間のいいようにするのは、以ての外だ。
塵も積もれば・・・やらで、人間のやっている経済活動が地球に何の影響を及ぼさないわけはない。
ただ、なんていうか、この手の弱みに付け込んだビジネスをする魑魅魍魎が気に入らない。

暑いと、頭に血が上りやすいのか。
扇風機でもこの怒りを冷ます事はできないのであった。
温暖化にしろ、環境汚染にしろ、高齢化社会にしろ、経済の二極化に貧困層の増加にしろ、くすぶる民族や宗教対立に火種を仕掛け油を注ぐにしろ、食料の安定生産だとか言って遺伝子操作をするにしろ、まだまだあるのさビジネスのネタは。