昨日、細い月が西の空に早くに沈んだ夜の11時過ぎ、風もなく雲ひとつ浮かんでいない黒に近いインディゴブルーの空には、星々がくっきりと輝いていた。
星は、手を伸ばせば届きそうなくらい近く感じられた。
星の光は誘惑に満ちて、深々と冷え込んでくる外気に慄きながらも、意を決してベランダに出てみた。
夜空を見上げていると、段々を目が慣れてきて、木星やシリウス、プロキオン、ぺテルギウスなどの背後から、おずおずと気弱な星達が現れでてくる。
星達の色の違いや光の強さ加減を飽かず眺めていると、ポックルからプロキオンにかけて白く光る流れ星がさあっと走った。
しぶんぎ座流星群ではないだろう。
けれど星たちの誘いを受けて寒い外に出て見ていた甲斐があった。
冬の夜空からの素晴しい贈り物。
身体は冷え切ってしまったが、心は幸せに満たされた。
ほんとうに、冬の夜空は美しい。
今夜は雲がかかって星は見えない。
また星たちのお誘いがあったなら、たくさん着込んで出て見よう、星の軌跡の瞬きを。
星は、手を伸ばせば届きそうなくらい近く感じられた。
星の光は誘惑に満ちて、深々と冷え込んでくる外気に慄きながらも、意を決してベランダに出てみた。
夜空を見上げていると、段々を目が慣れてきて、木星やシリウス、プロキオン、ぺテルギウスなどの背後から、おずおずと気弱な星達が現れでてくる。
星達の色の違いや光の強さ加減を飽かず眺めていると、ポックルからプロキオンにかけて白く光る流れ星がさあっと走った。
しぶんぎ座流星群ではないだろう。
けれど星たちの誘いを受けて寒い外に出て見ていた甲斐があった。
冬の夜空からの素晴しい贈り物。
身体は冷え切ってしまったが、心は幸せに満たされた。
ほんとうに、冬の夜空は美しい。
今夜は雲がかかって星は見えない。
また星たちのお誘いがあったなら、たくさん着込んで出て見よう、星の軌跡の瞬きを。