グラフェンgraphene

​2016年3月に究極の素材「グラフェン」について書きました。

その時はHEAD社のスキーに使われる先進素材として紹介し、いずれランニングシューズに使われるかもと綴りました。

それが2年余、イギリスのinov8（デサント扱い）からグラフェンをソール素材として使うシューズがまもなく発売されます。
https://www.inov-8-jp.com/shoes-graphene.html

発売されるのはトレイル用2種類と、エクサイズなどにも使えるもの1種類

平面的には世界一硬いけど、立体的にはしなやかという一見矛盾する特製を持つ素材です。

ソールに混入することで耐摩耗性だけでなくグリップ力も50%向上するそうです。

物理的には、柔らかい弾性素材中に固い物質を混入し、力を加えると、境界部分に摩擦が発生し、加わった力は熱エネルギーに転換され、振動吸収性が
高まります。

さらにダイヤモンドに匹敵する固いグラフェンが混入されるわけですから、路面との摩擦によって削れてしまうことを阻止してくれるわけで、耐摩耗性向上も大いに期待できます。

グラフェンは固いだけでなく、6角形のつながりにより特定の方向への弾性（伸びやすい）にも優れており。ゴムの柔軟性が維持され、グリップ力も向上するとみられ、単に柔らかい素材ではなしえないしなやかだけど強いという矛盾する特製を実現できるようです。

まあ、野沢を完走したらセルフご褒美で買っちゃいそう。