これは、言わずと知れた山の常識です。
理由はヒートテックに使われているレーヨンの特性に起因します。
「吸汗発熱効果をもたらすレーヨンが非常に乾きにくく、停滞時には汗冷えの原因となるから」
初心者を山に連れて行く際に、「乾きにくいから、綿とヒートテックは着ちゃダメ」と念押ししておかないと、ジーンズを履き、ヒートテックのアンダーを着てきて苦労したなんてブログを見たりします。
なんで改めて書いているかというと、濡れたヒートテックがいかに乾かないか実感したから。
もちろん、山に着て行ったわけではなく、普段着として着ているものを洗濯し干した時のお話です。
ヒートテックを使ったフリースのロングスリーブシャツ
綿素材の半袖Tシャツ
ポリエステルのロングスリーブシャツ
などを洗濯し、干すこと1日
一番乾きが遅いと思っていた綿素材のTシャツが乾いていたので取り込み開始
フリースも表は乾いていたのですが微妙な重さに違和感を感じて裏側を触ってみたところ、まったく乾いていませんでした。
「え~、厚手の綿Tシャツより乾きが遅い?」と衝撃を受けました。
裏返して干したら違ったかもしれませんが、この濡れ感は脱水直後と差異がないといってよいくらいです。
ヒートテックを着て山に行ったら「死ぬつもりか?」と一喝されたなんてブログを読んで「大げさ」と思っていたけど、これ冗談じゃないんだと感じたできごとでした。
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