この看板は我家の近くに有るドングリパンの二つ折り看板だ。 強風にあおられて 倒れた時に、丁番を固定する木ネジごと 材が引き千切られてしまった。 多分 枠の材料が針葉樹で柔らかくて、強度が不足したのだろう。 そこで丁番を留める横木の部分を 丈夫な楢材に交換して再制作した。 丁番もピアノ丁番に変更した。 これで暫くは もつだろう。 ドングリパンは 障害者に働く場を提供するパン屋さんで 私も良く利用する。 値段はスーパーより高いが 美味しいパンだ。 作業者の中には精神障害者も居るらしく 暴れる子も居ると聞く。 それでも頑張って毎日パンを作っているので、この修理も 丁番の材料費だけで それ以上の費用は請求しない。 だから数百円の修理代となる。
女房から友達の椅子の修理を頼まれた。 二つ返事で引き受けたが、来て見たらこれが背張りに籐を張った物だった。 これは難しいので 出来ないと断ったが、失敗しても良いとからやってくれと言う。 仕方なく1台だけ引き受けた。 座面は難しく無いが 背の籐を剥がすのに苦労した。 溝に籐がタッカーで固定されており、この針を抜くのに、ペンチを改造してやっと針を抜いた。 籐と竹ひごを手に入れて 恐る恐る籐を張って見た。 余り良い出来栄えでは無いが 何とか張れた。 竹ひごは溝のカーブがきつくて、上手く曲がらず、角で折れたがそのまま打ち込んで固定した。 次に修理する機会が有れば対策を考えよう。 この椅子はマルニ木工の製品らしいが、日本の気候と籐は余り合わないかも知れないな。 籐だけをを張る職人が居ると言う事は、結構難しい技術なのだろう。 廻りに教えてくれる人も居らず、大変だった。 もう一台と言われても、やりたくないな。