大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

看板の修理

2014-05-22 22:19:42 | Weblog
この看板は我家の近くに有るドングリパンの二つ折り看板だ。 強風にあおられて 倒れた時に、丁番を固定する木ネジごと 材が引き千切られてしまった。 多分 枠の材料が針葉樹で柔らかくて、強度が不足したのだろう。 そこで丁番を留める横木の部分を 丈夫な楢材に交換して再制作した。 丁番もピアノ丁番に変更した。 これで暫くは もつだろう。 ドングリパンは 障害者に働く場を提供するパン屋さんで 私も良く利用する。 値段はスーパーより高いが 美味しいパンだ。 作業者の中には精神障害者も居るらしく 暴れる子も居ると聞く。 それでも頑張って毎日パンを作っているので、この修理も 丁番の材料費だけで それ以上の費用は請求しない。 だから数百円の修理代となる。  
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椅子の修理

2014-05-22 22:06:28 | Weblog
女房から友達の椅子の修理を頼まれた。 二つ返事で引き受けたが、来て見たらこれが背張りに籐を張った物だった。 これは難しいので 出来ないと断ったが、失敗しても良いとからやってくれと言う。 仕方なく1台だけ引き受けた。 座面は難しく無いが 背の籐を剥がすのに苦労した。 溝に籐がタッカーで固定されており、この針を抜くのに、ペンチを改造してやっと針を抜いた。 籐と竹ひごを手に入れて 恐る恐る籐を張って見た。 余り良い出来栄えでは無いが 何とか張れた。 竹ひごは溝のカーブがきつくて、上手く曲がらず、角で折れたがそのまま打ち込んで固定した。 次に修理する機会が有れば対策を考えよう。 この椅子はマルニ木工の製品らしいが、日本の気候と籐は余り合わないかも知れないな。 籐だけをを張る職人が居ると言う事は、結構難しい技術なのだろう。 廻りに教えてくれる人も居らず、大変だった。 もう一台と言われても、やりたくないな。 
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