大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0508 二枚刃平鉋 銘 輝秀

2014-07-20 21:43:52 | Weblog
この鉋は帰る前 立ち寄った業者でたまたま見付けた。 値段は結構高くて1500円だった。
裏刃が 台に固く挿入されており 銘を見る事が出来ない。 しかし隙間から覗くと 見覚えの
有るマークが見えたので 少し高いが買って来た。 業者は知っているのかも知れない。余り安く
しなかった。 それに結構使い込んで有り、刃の全長は70ミリ程度しかない。 まあ仕方あるまい。 裏刃は銘も無く 普通の物が付いている。 石堂は関東では骨董市でも珍しく無いのかも
知れない。 刃も綺麗に研いで有った。 若干べた裏気味だが仕方ない。 自分で修正した。
台は負い柾目でまだしっかりしている。 まだ十分使えると思うが 刃が短くなり 刃先の
微妙な調整がやりずらいのかも知れない。 私も輝秀銘の平鉋は持って無いので これが手に入り
嬉しい。 時間が取れたら 試し削りして見たい。 普段行けない大和だが たまに行くと 良い物
に巡り会える。 これはやはり巡り会わせだろうな。 
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0507 二枚刃平鉋 銘 菊 正明 (八分)

2014-07-20 21:32:57 | Weblog
先日の骨董市巡りは 運が良かった。 この鉋も 駅に近い場所に陣取る業者から購入した500円
の品物だ。 阪東住人 菊 正明 千 と鏨で彫り込んで有った。 裏も共裏が付いている。 阪東と言うのは地名だろうが 北関東の坂東なのか不明。 この鉋もそれ程 使って無い。これを廃棄
するのは勿体ない。 運よく拾われて来た訳だ。 台は板目気味の台だが、目が余り積んで無い。
埃と錆にまみれて居るが、扱いは丁重だった様だ。 この鉋刃も大切れに研がれて居たので 修正
中だ。 大まかに直して 台を修正して少し使ったが一応切れた。 刃口が少し開いて居るので
これから修正して、もう少し 台と刃を手入れして 使って見よう。 
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0506 二枚刃平鉋 銘 名門 常三郎(八分)

2014-07-20 21:11:13 | Weblog
先日 行った 大和骨董市で入手した鉋 ガラクタの中の一つだ。 これが500円程度で買えた
のは運が良かったのかどうか。 名門 常三郎はカタログにも乗っている品物だし、それ程古い
物では無いだろう。 まだ十分使えるのに 廃棄したのは何故なのか。台尻には団扇を持つ布袋と
別打台と言う刻印がある。 裏刃も揃った 買ったままの状態の品物だ。 但し台の頭部に 無理に
台を叩いたのか 割れがある。 そこには接着剤を流し込み ドリルで穴を開けて竹釘を打って置いた。 暫くは持つだろう。 刃は大切れに研いであり、現在 もう少し立てて刃の角度を修正中。
今まで グラインダーで刃先を削り落とし 修正していたが、どうも焼きが戻るのか切れが良くない
ので今回はグラインダーを使わず 手研ぎした。 硬い鋼で減りが少なく、参った。 集中力が持たないので、 昔使った 回転水砥石を出して来て 使った。 ある程度角度が戻って来たので 今度は手で 研磨している。 台下端は修正したが、 刃が研ぎあがらないのでまだ試し削り出来ない。
急ぐ訳ではないので 楽しみながらノンビリ腰を据えてやろう。 刃に有る名門というのは 名門の
流れを汲む鍛冶屋と言う意味なのか、自ら名門の鍛冶屋だと言うのか知らないが、感心しない。
ある意味自信の現れとも言えるが 過剰と受け取られる可能性も有る。 いずれにしても 削りの
感触を楽しみにしている。 納得の切れ味なら嬉しいが。 或は何か 前の使用者の気に入らない
所が有ったのか 気になる。 名門の名に恥ずかしくない切れ味で有って欲しい。
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