大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

鹿の角の刀掛け

2015-04-09 13:48:34 | Weblog
ある人が 鹿の角と欅の端材を持参して 刀掛けを作りたいと言う。 そんな物作った事ないし
作り方が良く判らないと言ったら、ネットで写真を探して持って来た。 そこで刀掛けを
作る事になった。 春先鹿の角は生え変わるらしい。 だから何処か知らないが拾って来た
物と言う。  しかし左右2本が同時に落ちる事はまれだそうだ。 左右がそろう角を
何処で手に入れたのか謎だ。 さて 角の根本端部は凸凹している。 その端部をグラインダー
で擦り 平らにした。 摩擦熱で角が焼けて臭くて閉口したな。 それから若干の凸凹を
エポキシパテで埋め戻し平面を出して そこの丸棒を斜めに切った物を貼り付けた。

台の方も 丸棒が入る丸穴を浅く彫り込んだ。 角と 台を エポキシ接着剤で張り付けて
暫く養生して固着を待った。 台裏から コンクリートドリルで 台を貫き角まで達する
60ミリの穴を開けた。 その穴に4φで長さ60ミリのコンクリートネジを打ち込んで
固定した。  ドリルの刃は穴あけ時の摩擦熱で焼けて臭くて困った。  色々ハプニング
も有ったが 何となくそれらしい物が出来た。  初めて作る物だし こんな物でも良く
出来た方だ。  角は左右完全な対象では無い。 又の部分の高さは若干差が有る。

しかし刀を掛ける時は下の 薄い座布団を敷くので これで誤魔化せると思う。
私はこう言う物には余り興味が無いので、 更に作って見たいとは思わない。  
コメント (2)
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