あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

紫電改展示館

2015-01-24 23:16:13 | Weblog

旅の目的地の一つは南レクの紫電改展示館。

http://www.nanreku.jp/site/ainan/shidenkai-tenjikan.html

紫電改は太平洋戦争末期に登場した日本海軍の戦闘機。

私が子供の頃に発見され引き上げられた時はニュースやNHK特集で放送されていました。

海底から引き上げられた後はこの地で展示されています。

いつかは見に行きたいと願ってもう何十年。

343航空隊のあった松山に着いた時から空を見上げてこの空で紫電改が飛び交ったのか、と思いを馳せていました。

中に入る前に今一度引き上げられた海を眺める。


(その前に売店や食堂が無かったら、と思い城辺で買ってきた300円のカツ弁当を隣の公園で食べました。
  予定では昼から豪勢に刺身とか食べる予定でしたが…)

そして館内を見ないようにして一服し気持ちを落ち着かせます。

館内にはスタッフの方が1名おられるだけで他に誰もいません。

スタッフの方に軽く 挨拶をして紫電改の前に立つ。

そして手を合わせ合掌。


搭乗員が亡くなられた機体です。

しばし瞑目・・・

出発前に昭和53年に放送されたNHK特集を改めて見てきました。
墜落した日の空戦で亡くなった6人の内誰の機体だったのかは今でも解りません。
それぞれのご遺族や友人の思いもこの機体に託されています。

海底から引き上げられる映像を見てから30年。

ついに対面を果たしました。

機体を観察する前に周囲の解説や展示をゆっくりと読んでから機体を見て回りました。

来場者の中には「もっとキレイに復元して」という声もあるようですが墜落した海中にあった姿を偲ばせる今のままで私は良いと思います。
博物館じゃないんだしキチンと復元された機体は米国にあるし。

小学6年頃にプラモデルを作ったけど引っ越した今でもアパートの棚に飾っている。

 (なにしろ小学生の頃の作品です、勘弁してください

プラモデルの飛行機はこの紫電改以降は作っていませんので思い出の機体でもあります。

やはり零式戦闘機よりも大きいなという印象です。

 プロペラも着水時の衝撃で曲がったままです

比較用に零戦52型を・・(靖国神社にて)

この操縦席の中に人がいたのです

とても重たい気持ちになります

風防越しや四式照準器からは見た光景はどのようなものだったのだろう

引き上げや維持には大変な苦労があったと思います

もう10年もしたらあの戦争を体験した方々もいなくなってしまう

艦上攻撃機「天山」のプロペラもありました。

紫電改展示館の館長さん?、お世話になりました。

時間が無くてもっと色々とお話し出来なくて残念でしたがありがとうございました。

コメント (3)
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