1月23日
なんとなく食堂車に乗って食事をしたいな、と思った。
毎日運転している列車の中で営業しているのは寝台特急の北斗星号だけだ。
別にどうしても北海道に行きたいわけではない。
ただ食堂車で食事がしたい
そんな訳で乗ってみることにしました。
上野駅にて
ブルートレインに乗るのは「冨士号」以来です。
食堂車はスシ24
小学生の頃に見た昔のブルートレインはオシ24でした。
東京駅にて撮影しました。
この上には・・・
ウエイトレスのお姉さん。
よく見るとメニューがチラッと写っています。
昭和50年代の写真です。写真を撮らしてくれたこのお姉さんは今頃どうしているのかな。
さすがに今の年齢でウエイトレスさんに写真撮らせてなんてお願いできません(笑)
今の食堂車は特急電車のを客車用に改造したそうな。
なので他の寝台客車より屋根が一段低い
サボ受けを撮った訳ではありません。
「簡易運転台」の跡が残っていないかと・・・
小学生の頃に特急の食堂車の写真を見て
なんで中間車なのに上にヘッドライトが付いているのか不思議でした。
10年ほど前にそれは車両基地内で動かしやすくする為に簡単な運転台が付いていた事を知りました。
なぜか「回送運転台」とか「簡易運転台」という言葉に惹かれます。
運転窓もキレイに塞がれていました。
(自信ないけど運転台は両端に付いていたんですよね・・・?)
食堂車に乗るといっても¥7000以上もする懐石料理やフランス料理を
1人で食べてもつまらない(高いし)
夕食時間が終わった後の「パブタイム」に行く。
車内放送でパブタイム開始の案内が流れたのでさっそく行ってみます。
通路の扉に書いてある「食堂」の文字に感無量
子供の頃にL特急「つばさ」の食堂車を一度だけ利用した事がありますが
「変わった通路だな」と思ったのを覚えています。
あぁ、ついに憧れの食堂車です
(閉店間際に撮影)
7年前に帰りの北斗星で利用して以来です。
私の希望としてはこんな豪華でなくシンプルな内装を希望ですが仕方ない。
空いていたので4人掛けのテーブルを使わせてもらいました。
予定ではワインとパスタでしたが諸事情でビールにします。
ビールは生ビールも選べるのですが昭和の食堂車は「ビン」でしょう。
食堂車の思い出
幼稚園生の頃だったか
蔵王に家族でスキーに行く事になった。普段はバスで野沢温泉なのにその時は
憧れの「L特急」つばさ号に乗っていった。
初めての上野駅は今まで知っていた駅のホームと勝手が違い
荷物を載せる大きな台車が置いてあったり頭端式ホーム(とうたんしきホーム)というらしい構造だったり
珍しかったので覚えている。
帰りの特急「つばさ」の中で疲れて寝ていると一緒にいたはずの母と姉兄がおらず
父しかいなかった。
寝ている間に食堂車に行っていると聞いて出遅れた私は半泣きで父に連れられて
食堂車に入った。
その時の記憶では紫か青の塩ビっぽい扉を開けて入ると
ウエイトレスさん達が泣きながら入ってきた私を観て迎えてくれた。
メニューを見たが
「もう遅いからスープにしなさい」と母から決められた。
それが一番安かったのだろう・・・
厳しい家計の中でせめて食堂車を味あわせてあげたいという親心だった。
あの時のコーンスープはおいしかったな。
大人になって今
私は1人食堂車で食事を取っていました。
つづく
何時ごろになるんだろうと思ってましたが…
ようやくですね。
しっかり楽しみます。
なかなか書けなくて。でも放っておいたら
季節が変わってしまうので書き始めました。
でも、その後にもネタが出来てしまい…
気分だけで良かったら東京駅の日本食堂のレストランが
食堂車を模した作りになってます。
もちろん揺れもしなきゃ音もしませんが…
通路に面してるので駅に停車中のバツの悪さは体験できます(爆)
電車寝台の「サンライズ出雲」に乗ったのも5年以上前で、ブルートレインとなると10年くらい前に乗った「北斗星」か…
仕事では、以前「銀河」「北斗星」に乗っていたけど、今では「カシオペア」だけ…
でも、カシオペアには昔の汽車旅の楽しみは半減しているように思えます。
全ての寝台が個室で、トイレも付いているので、乗り降りの時と、ダイニングカー(食堂車とは言わない)に行くときくらいしか部屋を出る必要が無いのです。
多くの寝台がカーテン仕切の二段ベット、共用洗面所・トイレのブルートレインならノスタルジーはあるし、人との関わりも楽しいものです。
でも、セキュリティの問題や、人との関わりを避ける傾向の現代人には、個室の方がいいのでしょうね…
仕事や家族があると、なかなかふらっと寝台列車で出掛けられませんが、思い立った時に、夜汽車に飛び乗って旅に出たいですね…
仕事でいろいろあって嫌になっているときなど、本当にこのまま乗ってしまいたいという気持ちに何度もなったものです。
それから数年たって、電車化された「サンライズ出雲」にも何回か遭遇しましたけど、全室個室ということもあるのでしょうか、気軽に飛び乗って、という気持ちが起きにくいことに気付きました。
いや、開放寝台だって飛び乗っちゃったらダメですけどね(笑)。
なんか雰囲気が違うんですよね。
僕もその「なんとなくの精神」を見習わなければ・・・(笑)
僕も一度だけですが、学生の頃に寝台列車「なは」のB寝台に乗ったことがあります。
部活動の大会の帰りで疲れていたので乗車時間のほとんどを寝て過ごしました。
備え付けの浴衣があったのと、上段の転落防止の設備がバンド2本だけで、寝返り打ったら落ちないか?と心配した記憶があります。
って、食堂車は喫えるんですか?
なら乗ってみたいです(笑)
シルバーは本物?
驚いております。
優良?運転士さん
>>「エ~それだけのために?!」
あと北斗星に乗りたいというためでした。
>>東京駅の日本食堂のレストラン
これ知りませんでした!
さっそく検索してみましたが…
う~ん、日本の食堂車ではないですね…
交通博物館にあった「こだま」の方が
良かったかも。
まにまにカレチさん
本当はまにまにさんと行ければと思っていたのですが
休みの都合もあるし。
>>カシオペアには昔の汽車旅の楽しみは半減しているように思えます。
そうそう!全く同感!!
>>寝台が個室で、トイレも付いているので~
ゲッ!
マズイ、続きが…(汗)
>>人との関わりを避ける傾向の現代人~
…(汗)
>>思い立った時に…
書き辛い…
理由は後述
さまひさん
>>いろいろあって嫌になっているときなど、本当にこのまま乗ってしまいたいという気持ち~
先週、お話しましたけど「バンコクチーム?」とは
別に同じように信頼していた楽しい仲間と飲んだ時に
とっても嫌な思いをしました。帰りに有楽町のホームで座ってヘコんでいると通過する銀河号を見た時に同じ気持ちになりました。
あの時の急行銀河の姿がなぜか頭に強く残っています。(その仲間達とはそれっきりとなりました)
それがあの皆さんとの「冨士」行きになったのかもしれません。
マイベイさん
北斗星に乗られた事がおありですか。
願わくばいつまでも残って欲しい列車です。
あきひーさん
>>見習わなければ・・
い、いやそんなにたいしたものでは…(汗)
>>乗車時間のほとんどを寝て過ごしました。
寝台列車は寝るのが勿体無いと思ってしまう
私にはなんとも贅沢な(笑)
>>設備がバンド2本だけで、寝返り打ったら落ちないか?
テレビで中国かどこかの寝台を見たのですが
なんとバンドすら無いんです!
あれは怖い…
ノロさん
>>食堂車は喫えるんですか?
いや、それが今では…
この記事は1月のお話しなので
今回のダイヤ改正で唯一吸えたパブタイムも
禁煙となりました…
食堂車で食事したいがために、北斗星で北海道へ!
す、スゴいですねえ!!
経済的な面はさておき、時間的に素晴らしく贅沢な旅をしましたね。
ただもう純粋に羨ましいです。
そしてレポートを読ませてもらって、有り難く思います。
なにせ、食堂車が、夜行列車が、絶滅危惧種となってしまった現状ですから・・・ レポートは貴重です。
私だったら、ビールはジョッキでいただきます。
せっかくの食堂車ですから・・・ (昭和は二の次)
ああ、食堂車・・・ 夜行列車・・・。
わが九州では残念ながら消えてしまいました。