『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 平安時代の優雅な部分だけをみるので、いいなぁ…っておもうけど…

2016-03-10 12:51:14 | Weblog

                      
                                  2015- 春 「ヒマラヤ雪のした」

  あなた

 「ヒマラヤ雪のした」って本当に可愛いね。

 先ほど庭を見て来ましたが、ようやく葉っぱが出たばかりなので、この様に

 綺麗になるにはもう少し時間がかかりそうです。

 花言葉=「深い愛情」「秘めた感情」など。

 

 『春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎは少し明りて、

 紫だちたる雲のほそくたなびきたる。』

 清少納言「枕草紙」です。

 何度読んでも、また繙きたくなる本。

 千年もの昔、こんな風に書ける「才能の持ち主」。

 大昔のこと、寒さを凌ぐのには、大変だったと思います。

 十二単(じゅうにひとえ)を着なければ過ごせないほどの寒さだったの

 でしょう…

 平安時代の優雅な部分だけをみるので、いいなぁ…っておもうけど…

 やっぱり、今の世に生きることのほうがず~っと良い…って

 沁みじみと思う。

 陽は射しています。

 でも、寒い。

 タヌも昨日のまま固まってしまって… 天気予報では、2月の寒さとか…

 あなた

 心の隅の氷の欠片と、おんなじ。

 寒い。

 

 

 

 


「タヌ」くんお目覚め…雪の中から片目だけが見えて来ました。

2016-03-09 09:11:46 | Weblog

                   
                                            2016-3-9- 「タヌ」のお目覚め

    あなた

 「タヌ」のお目覚め。

 あまり煩く起きなさいと言うので、仕方なく起きたよ…って

 言うそんな感じ、でも自力でここまで出て来ました、只今「片目」だけ…

 でも、「タヌ」はやっぱり”えらい”…

 昨日は冬へ戻った様な寒さ、ストーブを背に本を読みました。

 案に違わず昨夜は凍れ雪が落ちていたよう…

 今朝氷の上に雪のあとがみえたよ

 三寒四温と言うのでしょうか…。

 寒さと暖かさの行ったり来たりです。

 今日の庭は、お陽さんがゆっくりと柔らかな光で包んでいます。

 

 『心ざしふかくそめてしをりければ消えあへぬ雪の花と見ゆらむ』

                        「詠み人知らず」

 (通釈)深く心を寄せて折り取ったので、消えきらない雪が美しい花と

 見えるのだろう。  とありました。

 今日か明日かと春を待つ気持ちは、幾百年昔も現代(いま)も変わらない

 のでしょうね…

 古人(いにしえびと)が、近くの人に感じます。


「タヌ」に「早く起きなさい、春がきましたよ…」って、声をかけるのですが、まだ夢の世界を彷徨ってます…

2016-03-08 13:32:01 | Weblog

                          
                                       2016-3-5-  「花芽」

     あなた

 昨日の暖かさで花芽が出ました。

 何の花かはまだ判りませんが、とっても嬉しい…

 昨日ほどの暖かさはなく、風が冷たく寒い…

 暖かさと寒さの行ったり来たり…

 それでも、「春」の香りが漂ってます。

 今年の春も楽しむ事出来るようです。

 周りはまだ、雪がいっぱいなのに、眠りから覚めた花芽は早くも顔を

 出しかかっています。

 去年(こぞ)の花殻もいっぱい出て来て、それがちょっと目障りですが…

 待ちに待った「春」です。

 冬囲いの隙間から、小さな葉っぱが春になったと手を振ってます。

 でも、「アレ!こんなに寒いの?」って、勘違いしたことを後悔してる

 みたい…

 そんな姿が堪らなく、愛おしい。

 我が家の「タヌ」まだ、目覚めていないようで、そう深くもない

 雪の中に「スッポリ」と埋まっています。

 「早く起きなさい…春がきましたよ…」って、声をかけるのですが、

 まだ、ウツラウツラと、夢の世界を彷徨っているようです。

 あなたの花友達が来ました。

 庭の雪が随分なくなったと、我がことの様に…喜んでいたよ。

 今日は少し寒い弥生3月の午後。

 

   


 今日は穏やかに晴れて、庭の木が雪をどけて”ニョキニョキ”って出て来ました。

2016-03-07 13:32:07 | Weblog

                     
                       2010-  「ガクアジサイ」

        あなた

 昨日は何も言わずに、あなたへのメール休んでしまい「ゴメンネ」。

 どうしたわけか、昨日は朝早くから、お客さんの絶え間がなく

 最後の友達帰ったのが夜7時…。

 きっと「あなた」は遠くからでも、見えていたでしょう…?。

 途中リコが買い物に連れて行ってくれたりと…

 こんな日もあるんだなって…

 疲れた、すごく疲れたけど…楽しい一日でしたよ。

 今日は穏やかに晴れて、庭の木が雪をどけてニョキニョキって

 出て来ました。

 

 あなたが好きだった「ガクアジサイ」

 「ゴメンネ」この木も今は無くなってしまいました。

 花言葉=「忍耐強い愛」本当にそうよね…

 とっても、素敵な花だったけど…

 

 道路は大きな水溜まりと、まだ氷った所とで、ツルツルと歩きにくく、酷い

 ことになっています。

 春になる「道すがら」必ず通らなければならない…ですもね。

 庭の雪も昨日の雨と今日の陽気でグンと少なくなりました。

 やっぱり、嬉しい。

 春はそぅ~っと、到着です。

 こんな日が、2・3・日続くと「エンゴサク」が顔を出しますよ…

 ウレシイネ…

 

 

 


静かな弥生の陽が庭をてらして、箱庭に夢を散らしてるような…そんな日です。

2016-03-05 10:32:52 | Weblog

                         
                                          2015-   春 「稚児ゆり」

   あなた

 「稚児ユリ」可愛いでしょう。

 まだ、雪の中…

 雪が解けたら可愛い顔を出してくれるでしょうから、もう少し待っててね。

 花言葉=「恥ずかしがりや」

 ヒッソリと咲きます。

 これも、あなたがのこしてくれた春の花です。

 今日は風もなく、空はどこまでも、蒼く柔らかで、遠くに瞳(め)を

 凝らすと霞が漂っているように…

 ふんわりしていて、こんな日なら、ず~っとず~っとはるか彼方まで

 歩いていけそうなきがします。

 

 久しぶりに窓を開けてのお掃除。

 あなたの処も、きれいにして家の中、ぜ~んぶ気持ちのいい匂いがするよ

 静かな弥生の陽が庭をてらして、箱庭に夢を散らしてるような…

 そんな日です。

 どこか、出かけたくなるような…

 あなたがいたら、きっとどこか!行くでしょうね。

 弥生の月になって、まだ日が浅いのに、色んなことが押し寄せてきます。

 わたしの「力」及ばないこと、いっぱいあって…

 胸の奥が錐で刺されてるように、キリキリ、痛んで…

 「痛い痛い」って悲しげな声をあげている…そんなきがします。

 「もう、知~らない…」

 考えたって答えは出ない。

 あなたお茶を点てるね…

 「あぁ~おいしい、もう一服いかが…」

 

 

 


今日も始まりました。また、これから、色んな出会いが、待っていることでしょう…

2016-03-04 09:18:44 | Weblog

                           
                                     2010-    「ハイビスカス」 

   あなた

 雪は降ってないです。

 寒さのせいか雪は融けない。

 改めて庭を見ると、雪がうず高く積み上がり冬へ逆戻りでしょうか…

 たまに、細かな雪が陽の光をあびて、舞い踊っています。

 その姿、とっても可愛い。

 

 昔、あなたが養っていた「ハイビスカス」

 花言葉=『私はあなたを信じます』『新しい恋』

 アオイ科・フヨウ属に分類される。

 な~るほど、とにかく花は大きい。

 「芙蓉」と同じなら大きい筈ですよね。

 とは、まだ家にあった頃。

 あの大きい鉢は持ち上げる事もできず、結局は駄目にしてしまいました。

 心の隅っこに、「罪」の意識はありました。

 

 あなた

 今日も始まりました。

 また、これから、色んな出会いが、待っていることでしょう…

 あまり悲しい事には出合いたくないです。 

 

 『かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみ 

      くだけてものを おもふころかな』  (源重之)

 

 

 


例年ならお雛様を出して飾り、「健やかに育て」と祈りながら、ささやかなお祝いを…

2016-03-03 11:28:29 | Weblog

                      
                                        2015-   「高山月見草」

   あなた

 お陽さんは隠れたまま。

 どんよりとした日。

 「カッタン」の大事な日なので、親も子も落ち着きません。

 どう「足掻こう」が我の力及ぶところではない。

 ラジオが言っている、そこの所だけが、何故か耳に飛び込んでくる。

 じ~っと座っていても、気持ちがアチラコチラへと散乱して、

 これでは駄目と、用事を足しにでかける。

 それほど寒くはない、ただ道路がグチャグチャで、歩きにくい事

 この上ない。

 気管がヒイッヒイッ~って悲鳴をあげていたが、外の空気も吸えた

 ことだし、思い切って出かけたのは「正解」。

 

 お雛祭りです。

 例年ならお雛様を出して飾り、「健やかに育て」と祈りながら、ささやかな

 お祝いをします。

 が、今年はそうにもならず、夕飯に「散らしずし」でも作り

 届けようかな~…って思ってます。

 ひな祭り(桃の節句)の由来

 かつて平安時代に日本では、

 「自分の体を草木やワラで模した人形を撫でて穢れを移し川に流す」
 
 『流し雛』という行事があり、現在でも地域によっては行われています。

 また、雛人形を祀ることで厄除けを祈願するという儀式がありました。

 優雅な平安時代の名残りですね。

 あなた

 落ち着きません。

 どうか護ってやってね…

 

 

 

 

   

 

 


 吹雪の後の庭模様、何とも言えない風情があるでしょう…

2016-03-02 12:47:20 | Weblog

       
                                                 
                                            2016-3-2- 「吹雪の後」

    あなた

 大荒れに荒れた吹雪も、ようやく治まったようです。

 吹雪の後の庭模様、何とも言えない風情があるでしょう…

 雪がうず高く、また山が出来ました。

 嵐の後の穏やかさ、今日は晴れでお陽さんが、庭いっぱいに

 照らし瞳(め)がチカチカと痛い。

 どうあろうと、ご機嫌が治って嬉しいです。

 庭は一変し、「スッポリ」雪を被り、重たげな恰好。

 木の枝にピーズ玉を、あしらった様に光の加減で「キラッキラッ」って

 煌めきそれがすごく綺麗。

 

 今日は、あなたの「月命日」4年・9か月。

 ようやく、「早いね~」って言えるようになりました。

 毎日が長く、何で刻(とき)が進まないのだろう…って

 刻は、止まってしまったんだろうか?など、自分だけの物差しで

 計っていたものです、自分だけの世界で…

 今のわたし、あの頃から思うと”我ながら愛おしい”と思うくらい

 立ち直りました。

 あなたとの、距離感があることも悟りました。

 そりゃ~いつも元気という訳にはいきません。

 あなたの前でブツブツ独り言をいうこともあります。

 哀しくって泪することもあります。

 でも、わたしは「残りの時間」大切に生きようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                             


荒れる外を見ると自然も暴れたくなるほど…哀しいことが、あるんだなって…。

2016-03-01 08:53:30 | Weblog

                       
                              2015-   「ツボサンゴ」

   あなた

 弥生3月になりました。

 でも外は、数年に一度と言われる吹雪です。

 風に飛ばされながら細かな雪が降ってる、

 地吹雪の様に…

 雪が舞い上がり滑り落ちてくる 小さな庭に…

 寒い吹雪の日。

 

 「ツボサンゴ」です。

 可愛いでしょう…

 花 言葉「恋心」「繊細な想い」「きらめき」「辛抱強さ」など。

 

 荒れる外を見ると自然も暴れたくなるほど…哀しいことが、

 あるんだなって…。

 窓にベッタリと雪がくっつき、目を凝らさないと良く見えない。

 庭木は寒さに震えながら、耐えて偲んで…

 吹雪が遠ざかるのを、ただ、ひたすら待っている。

 例年より雪が少なく、「このまま春…」って思ったけど…

 やはり、そう甘くはなく附けはきちんと、廻って来るようです。

 

 『やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける 

    ひとめもくさも かれぬとおもへば    《源宗千朝臣》

 「サクラ サクラ 弥生の空は…」

 まだまだ、「サクラ」は、遠い弥生月。