続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

スタート地点。

2010-12-24 08:01:35 | 日常
 一才児の孫を見ていると、つくづく日々新たに成長していく過程がわかる。昨日やらなかったことを今日はやる。
 よく見、よく聞き、心に溜めたものを、ある日、表現する。

 ああ、驚嘆と満足に、しみじみ時間の為せる業を実感。

 親業の時には忙しくて見逃していた小さな発見に、大きく心動かされ感謝してしまう。

 人が人になるには沢山のプロセスを踏まねばならない。
 どんなときも、立ち上がり勇気を振り絞って前進していく・・・終わりなき旅の始まり。
 人の歴史、人の連鎖・・・終末に近づきつつあるわたしと、この世に生まれ出でたばかりのスタート地点に立った孫。


 でも、この間の大楠山登山で、
「わたしなんか、負けが込んだ人生だったわ」と言ったら、
「あら、いいじゃないですか。いつでもスタートで」とAさん。

 いつでもスタート地点・・・63才になっても?
 それはそれですごく寂しい人生のような・・・山に登りきれずに転げ落ちてばかりのスタート人生・・・。

 それって素直に喜んでいいの?

Re『武蔵野』149。

2010-12-24 07:54:59 | 国木田独歩
十月小春の日の光のどかに照り、小気味よい風がそよそよと吹く。

 十月小春日光照小気味風吹

☆自由に付き、古(昔)のことが、瞬くまに、化(形、性質を変えて別のものになる)の、講(はなし)になる。
 消したものを招く鬼(死者の亡霊)の、魅(もののけ)。
 封(閉じ込められたもの)が、出てくる。

『城』333。

2010-12-24 07:41:55 | カフカ覚書
「なぜおれにそのことを言わなかったのか」
「だって、あなたは、なにもおたずねになりませんでしたからね。

 言う/sagt→Sage/伝説。
 たずねる/gefragt→gefecht/戦い。

☆「なぜ、伝説ではなかったのか」
 「だって戦いではありませんでしたから」バルナバスは言った。(伝説のバルナバス)