続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』2850。

2017-12-23 06:27:28 | カフカ覚書

だから、手続きがやっとはじまったばかりで、おれのほうのコネを通じて話をもちだすことは、まだ全然していない。が、いずれはそうするつもりだ。その結果がきみの不利なようになったら、きみはきみの主人に好意をもたれる準備をあまりしていなかったということになるな。そしてどうやら柳の枝を折ったのも、早まったことだったようだ。


☆要するに最初のやり方でわたしをつないだが、十分には為しえていない。わたしのためにしくじり、不利なのであれば、あなたたち大群に好意をもたれる気は全くなかったのだ。ひょっとしたら、それどころか柳の枝(借金の義務を負いこむ)を折ったのも余計なことだったのかもしれない。


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