続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』1720。

2014-08-25 06:28:14 | カフカ覚書
「じゃ、わたしの言うことにしたがわないのだね」
 Kは、頭を横にふった。教師は、
「よく考えてごらんなさい。あなたの決心がいつだって最善のものだとは言えないんだよ。たとえば、尋問を拒否なさったきのうの午後のことを思いだしてみてもわかることです」


☆「じゃ、わたしの言うことに従わないのだね」空虚は訊ねた。Kは中心人物に身震いした。
「よく考えてごらんなさい」と言い、あなたの決心が常に最善とはかぎらないでしょう。たとえば尋問を拒絶した昨日(過去)の手段である小舟を思いだしても分かるでしょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿