続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』2920。

2018-04-10 06:12:18 | カフカ覚書

コップや皿の音がする部屋にかぎって、話し声がしなかったし、とんかちの音は、Kがどこかで聞いた話を思いださせた。それは、たえまない精神的緊張をほぐすためにときどき指物仕事や模型づくりをする役人たちがいるという話である。


☆グラスや皿の音がしている部屋などは言葉も聞こえず、ハンマーの音はKに何かを思いださせた。持続的な緊張を回復させるため、指物師の仕事や精密機械などをする、かなりの数の役人(死人)たちが働いているようだった。


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