猫…夜中もとうに過ぎ
くゎくこう…十二時は間もなく過ぎ一時も過ぎ二時を過ぎても
狸の子…夜中すぎまで
野ねずみの母子…明け方近く思はずつかれて(略)扉をこつこつと叩くものがあります。
時間が少しづつずれていることがわかる。仮に野ねずみの母子の来訪を四時(明け方近く)とすると、狸の子は三時十分、くゎくこうは二時二十芬、猫は一時半(夜中もとうに過ぎ)と、推定できるのではないか。
五十分づつの時間のづれ・・・これは月の運行、月の出る間隔である。
毎夜訪れたのは、月の化身である。
三毛猫(月)、くゎくこう(死にゆく老人)、狸の子(木星の子)、野ねずみの母子(病気治癒、生還)。
ゴーシュ(地球の精神)の抱えている必至の条件、生死、酸素と光(雷というエネルギー)を毎夜の来客により表現している。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます