続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』1906。

2015-03-14 06:21:46 | カフカ覚書
この希望にひたすらすがりつくとすれば、それに全力を傾注せざるをえなくなり、それ以外のことは、たとえば食事や住居や村役場のこと、それどころかフリーダのことでさえもかまっていられなくなる。と言っても、結局は、フリーダのことだけが問題なのだが、と言うのは、それ以外のどんなことも、フリーダに関係した場合にのみ、彼の関心を惹くにすぎないのだから。


☆彼に従えば全力を傾けざるをえなくなり、食事や住居など他のことを心配していられない。あの世では自身やフリーダ(平和)のことさえ心配していられない。理由は単にフリーダ(平和)を求め、フリーダ(平和)に関係した場合にのみ、すべての死を悲しむのだから。

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