続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)山門なり。

2021-10-09 06:25:33 | 飯島晴子

   山門なり朝やけの椀上げてゆく

 山門なり(山門也)はセン・モン・ヤと読んで、選、門、也。
 朝やけの椀(朝焼椀)はチョウ・ショウ・ワンと読んで、彫、仕様、腕。
 上げてゆく(上行)はショウ・コウよ読んで、衝、巧。
☆選ばれた門也。
 彫(模様を刻み付ける)仕様(やり方)、腕が衝(かなめ)の巧(たくみ)である。

 山門なり(山門也)はサン・モン・ヤと読んで、惨、悶、也。
 朝やけの椀(朝焼椀)はチョウ・ショウ・ワンと読んで、凋、象、彎。
 上げてゆく(上行)はジョウ・ギョウと読んで、状、凝。
☆惨(傷ましく思い)悶(身もだえして苦しむ)也。
 凋(生気を失い衰える)象(すがた)は彎(弓なりに曲がる)状(ありさま)であり、凝(固まっている)。

 山門なり(山門也)はサン・モン・ヤと読んで、山、聞、野。
 朝やけの椀(朝焼椀)はチョウ・ショウ・ワンと読んで、鳥、梢、one。
 上げてゆく(上行)はジョウ・アンと読んで、乗、暗。
☆山に聞く野鳥、梢(木の枝の先)の一つに乗っている、暗やみである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿