続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』2767。

2017-09-30 06:38:01 | カフカ覚書

服装の点では、ここへ来られたばかりのあなたの眼をごまかすのは、たやすいことですものね。バルナバスにかんしてはこれだけです。つぎにアマーリアですが、あの子は、使者の勤めをほんとうに軽蔑しているのです。そして、バルナバスがちょっぴり成功をおさめたらしい現在では(だって、わたしたちが成功の報告をしなくても、バルナバスやわたしの態度を見、わたしたちがいっしょになってひそひそと内緒話をしている様子を見れば、それくらい察しはつきますわ)、


☆バルナバスに関してはこれだけです。アマーリアは実際には使者の小舟を尊重していません。先祖は少しばかりの結果をもたらしたようにみえます。バルナバスやわたしが一緒にひそひそ話をするのを見れば容易に知ることができ、今ではさらに軽蔑しています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿