ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

喫茶C店内風景(スケッチ&コメント)

2020-09-27 12:44:53 | スケッチ


喫茶C店内風景

江嵜企画代表・Ken



神戸市高齢者美術作品展が9月29日(火)(午後1時開場・4時まで)~10月3日(土)(午後10時開場同1時まで)と変則時間帯で神戸市勤労会館(7階・大ホール)で開催される。今年はコロナの影響で参加者が制限された。入場にはマスクが義務付けられている。

申し込んだところ神戸市老人クラブ連合会から幸い「受け付けます」という葉書が6月末に届いた。あらかじめ描き残していたスケッチを日々、眺め、すがめつしながら、自宅で、なんとか仕上げることが出来、ホッとしている。

ただ、仕上げたというのは言葉だけに過ぎない。作品「搬入日」の9月27日イコール「完成日」と決めていた。今回はコロナの影響もあり、かかりつけの医師から「高齢者・既往症」を理由に猪熊佳子日本画教室を休むこととなり、作品制作は、今回初めて「一人旅」となった。自作自演もいいところである。

タイトルは「喫茶C 店内風景」である。C店とは喫茶クッキーである。一年前の今ごろは耳下腺腫瘍手術を11月8日に控えて正直穏やかな気持ちで毎日送れなかった。クッキーさんに手術の前後、ほぼ毎日通った。英気を養うことが出来感謝している。幸い執刀医の神の手により「生還」することが出来た。健康を失えば全てを失う。今、健康のありがたさをしみじみ実感している。

クッキーさんは日替わりで、カキフライ、エビフライ、鉄板焼き、野菜炒めなどメニューが豊富だった。時にご家族で前日、近くの海で釣った、とれとれのアジ、サヨリ、太刀魚の天ぷら、時にタイの中国風の蒸し焼きの時の感触が今も懐かしい。

当然、ご飯、みそ汁がつく。小皿が一点つく。クッキーがつく。さらにデザート、最後に店特製の焙煎珈琲で仕上げ、占めて@900円で楽しむことが出来た。毎日が日曜日の結構なご身分。長い時には2時間近く、食事を楽しんだ後、足元の棚に用意された一般紙1紙、スポーツ紙2紙に目を通すことも出来た。

近くのガソリンスタンド店長からの日々の動きを切りとっての話は滋養になった。小生のことを敢えて「画伯」と呼んでくれた白髪のご婦人との対話も忘れがたい。自宅マンションの住民との出会いもあった。

今回の絵でテーブルに描き込んだのは鉄板焼きである。免疫力、復元力をつけるために、担当の医師から十分な睡眠、特に肉を食べなさいとアドバイスを受けていた。目の前で焼いてくれる鉄板焼は中でも大好物だった。どうしても描き残しておきたかったので画面に入れた。

文章が過去形になっているのには理由がある。コロナの影響はじめ諸事情あってのことであろうが、C店は6月末で突如閉店となった。当の絵は作品展が終わればクッキーさんご夫妻にプレゼントすることを約束している。(了)




喫茶C店

江嵜企画代表・Ken



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