七星循環図
易の原理では、
『易に両儀あり、両儀、四象を生じ、四象、八卦を生ず。八卦吉凶を定め万物を生す』
というようなことを教えられます。(易占では六十四卦まで展開されます)
私が七星論を考える場合、人体は惑星に関係しているのではないかと考え、太陽と惑星に当て嵌めて考えました。
つまり、「太陽・水星・金星・地球・火星・木星・土星」と順序よく並べてみたのです。
そして、それにスパイラル運動を加えることで「活動」まで表現する事が出来たのです。
ところが、五行論でもそうですが、スパイラル運動が具体的に組み込めないのです。
鍼灸治療では、経絡の調整と筋腱の調整、そして前後左右の屈曲に対しての治療が多いものです。
しかし、3年ほど前に「回旋鍼」というテクニックを考えてから、前後左右の屈曲にプラスして、捻れ(回旋)まで調整することが出来るようになったのです。
そして、それを臨床に取り入れて行ったら、今まで手の届かなかったところまで手が届くようになったのです。
上図は、その基本的な図案になるのですが、図案は何年も前から考えていたのです。
しかし、それをどのように鍼灸実技に反映させるかがわからなかったのです。
でもそのテクニックは、鍼灸独自のモノになるので、これからやる「手技療法」には、新たに考えなくてはなりません。
方法はまだ予想もできませんが、きっとあります。‥‥きっとある。
いままでがそうであったように!
たとえば、頚椎の調整は、7~8年前まではカイロでアジャストをしていました。
しかし、カイロは首の硬い人には「危険かな」と考えるようになり、アジャストをしない方法に替えていったのです。
そのやり方だと、手技に慣れてない人でも頚椎の調整ができるようになります。
頚椎が調整できるようになると、いろんな不調が整えられるようになるので、手技療法には欠かせないテクニックだと考えています。
先日のセミナーでも、「手首付近が痛い」という方がいましたが、頚椎を調整したら、
「楽になりました」と言っていました。(多分、お世辞ではなかったと思います)