(学校で教えてくれない経済学)
「米商務省は25日発表した2024年~3月期実質国内総生産GDP(速報値)が年率で前期比1.3%増と昨年10~12月期の3.4%増から鈍化した。個人消費は2.5%増と前期の3.3%増から鈍化したが依然堅調を持続した。新規失業保険申請件数は20.7万人と前の週から5,000人減少した。25日NY市場は週末発表のCPE(個人支出)インフレ指標を控えて米債券が売られ利回り上昇、株価は下落した。NY外為市場では1ドル=155.50円前後を維持した。」と25日、ロイター電子版が伝えた。
25日、NY市場でダウは38,085ドル、375ドル、0.98%安、S&P500は5,048と23ポイント、0.46%安、ナスダックは15,611と100ポイント、0.64%安で取引を終えた。「個別銘柄ではキャタピラーが1~3月売り上げが前期横ばい、年間通して厳しいとの見方を発表のあと売られ338.00ドル、7.03%安、1銘柄でダウ指数を167ポイント押し下げた。IBMが168.91ドル、9.25%安、ダウを99押し下げ。マイクロソフト、399.04ドル、2.45%安、ダウを65押し下げた。メタは441.38ドル、10.56%安。」とロイター電子版が伝えた。
恐怖指数VIXは15.37と3.76%低下。米10年債利回りは4.708%と1.26%上昇。NY外為市場では1ドル=155.59円、0.10%高、1ユーロ=166.90円、0.40%高、1英ポンド=194.65 円、0.53% 高。NY原油(WTI)はバレル83.80ドル、1.21%高、北海ブレント、同89.28ドル、1.40%高。NY金はオンス2,344.50ドル、0.75%高。ビットコインは6万4,604ドル、0.47%高でそれぞれ取引された。
26日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①ドバイや中国南部で洪水で気候変動が改めてクローズアップされてきた。②トランプ大統領が主張する大統領免責条項に検討の余地を一部残していると米最高裁長官が25日示唆した。②王室警護隊の5頭の馬が訓練中、音に驚きロンドン市内をその内の2頭が8キロかけ回った。馬は臆病な動物であることを教えてくれた。③ベニスの街が観光客制限のため一人5ユーロの入場券を発行、違反者には300ユーロの罰金を科すことを決めた。より良い街にするためだと当局は語った。」語った。ドイツZDFは「①Afdドイツのための選択肢が中国にスパイ活動を行ったとドイツ議会で問題化してきた。②米国が外国支援法でウクライナ支援610億ドルの中に射程300キロの中距離ミサイル砲が含まれる。昨年末密かに許与されいたが今回公になった。ゼレンスキー大統領は賛意を表した。」と伝えた。フランス2は「マクロン仏大統領は「ヨーロッパの力低下が著しいい。米中2国がひとり世界を支配している。早急に対応しなければ欧州は埋没する怖れれがある」と演説した。」と伝えた。
シンガポールCNAは「ブリンケン米国務長官が25日、北京に入った。上海では上海市トップ、商工会議所企業代表と会談した。王毅外相と会談する。習主席との会談は不明である。米議会が支援法960億ドルに台湾支援として80億ドルが盛り込まれた。中国は猛反発している。」と伝えた。韓国KBSは「①憲法裁判所は相続に関わる事項で現状に合わせて民法の一部、親権条項の改正を決めた。②韓国の今年1~3月のGDPが1.3%増加した。輸出と内需がバランスよく改善した。利上げとウオン安で家計は厳しい状態が継続している。」と伝えた。上海、東方衛視は「ブリンケン米国務長官は上海トップと会談した。米中間には違いはあるが総合的には前進している。対話継続は重要だという認識では一致した。』と伝えた。カタール、アルジャジーラは「ハマスの代表が戦争全面停止、人質全員解放でテーブルに着くと25日言明、エジプトに向かった。」と伝えた。
問題は日本である。円売りは止まらないだろうという懸念が強まって来ている。イエレン米財務長官は、25日「(為替介入について)過度な変動がある場合のみ、稀に行われる。為替は市場が決める。」と述べた。鈴木財務相は25日の参院財政企画委員会で「市場をしっかり見ている。適切に対応していく。」と述べた。26日、日銀決定会合で金融政策据え置きを決めた。一時、1ドル=156円台までドル高・円安が進んだ。米国は政策金利5.5%で利下げ先延ばしの流れにある。日本はGDPの2.5倍の債務を抱えている。現在長期金利は0から0.1へプラス金利を先月決めた。ところが財源不足から利払いに即つながる0.25%の利上げさえ出来ない。「どうする日本」が日々問われている。(了)