中学生で、アルトサックスをしている女の子ですが、「親指が痛くてサックスが吹けない」と訴えてきました。(上図の母指CM関節辺り)
私も中学・高校をブラスバンド部に属していたので、「楽器が原因ではないな」とすぐにわかりました。
ですから、七星鍼法の基本的なことをやったのですが、痛みは取れませんでした。
そんな時は「特殊鍼法」に限りますので、筋腱鍼を使いました。
筋腱鍼と言っても、「パイオネックス」です。(一番上の写真参考)
この場合、経絡としては肺経ですが、肺経は肝経と対応関係にあるので、肝経も整える必要があります。
ですから、最初に七星鍼法の基本穴を使い、背部は水玉を使いました。
一応、痛みは取れたので、それで治療は終了したのですが、お腹が硬かったので、多分再発すると思われます。
何故ですか?
肺≒大腸だからです。
そして、
肝・胆 ⇔ 肺・大腸
心・小腸⇔ 腎・膀胱
脾・胃 ⇔ 心包・三焦
と対応関係になるので、肝・胆も整えておくわけです。
このような関係は、「七星論表」で説明してありますが、まだ出版してないのです。
原稿はほぼ上がっているのですが、冒頭の「ストーリー」がまだなのです。
そして、著者を誰にするかも決まってないので、遅れています。(^o^)
中西奎介著『筋腱鍼は効く』はこちら、