米ＦOMC控えて様子見、ＮY株小幅高、テスラ株、中国当局の制限解除を材料に15%高、一方、NＹ外為市場、乱高下のあと、1ドル＝156円前後でとりあえず落ち着く（学校で教えてくれない経済学）

テスラのマスクCEOが28日、北京で李強首相と会談した。テスラEVの中国政府機関への乗り入れ禁止措置緩和とＦＳＤ（自動運転システム）承認が確認されたと29日、ＷＳＪ紙電子版が伝えた。テスラ株は29日、ＮＹ市場で一時18%急騰した。4月30日、5月1日の米ＦＯＭＣを控えてＮＹ株は全般様子見、小幅値上りした。ＮＹ外為市場ではアジア市場で一時、ドルは、1ドル＝160円まで急騰したがあと反落、1ドル=156円前後で落ち着いた。神田財務官は「（介入については）何も申し上げることはないと」と語った。米国では年内利下げなし。市場は「日銀は利上げ出来ない。日本単独のドル売り・円買いには限界がある。米ＦＯＭＣ会合あとの記者会見を注目して居る。」とロイター電子版は伝えた。

 

29日、ＮYタイムズ電子版は「①コロンビア大学：停学処分、テキサス大:デモ参加者40人逮捕、NY大:懲戒処分を検討、②世界150通貨の3分の２が対ドルで下落、重しとなっている。年初来、日本（10%）,韓国（6.5%）、ブラジル（5%）、豪州（3.9%）、カナダ（3%）、中国（2.1%）値下りした。」と伝えた。③ハマス、イスラエル、カタール、ヨルダン、アメリカでイスラエル停戦・少なくとも20人人質解放の交渉が始まった。」と伝えた。

 

29日、ＮY市場でダウは38,386ドル、146ドル、0.38%高、Ｓ&P500は5,116と16ポイント、0.32%高、ナスダックは15，983と55ポイント、0.35%高で取引を終えた。個別銘柄ではアップルが173.50ドル、2.48%高、1銘柄でダウを27ポイント押し上げた。ナスダックではテスラが194.05ドルと15.31%高で取引を終えた。恐怖指数（VIX）は14.67と2.40%低下。米10年債利回りは4.614と1.20%低下。ＮＹ外為市場では1ドル=156.29円、1.23%安、1ユーロ=167.52円、0.97%安、1英ポンド=196.34円、0.78%安。ＮＹ原油『WTI)はバレル82.75ドル、1.31%安、北海ブレント、同87.31ドル、1.02%安。ＮY金はオンス2，348.40ドル、0.05%高。ビットコインは6万2，947ドル、0.26%安で取引された。

 

30日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①英スコットランド自治政府のユーサフ首相が連立与党の緑の党との対立が原因で辞意を表明した。イスラム教徒がイギリスの主要政党を率いるのはユーサフ氏が初めて。緑の党の離脱でスコットランド民族党は過半数を失った。政局は不安定化する見通しだ。②イスラエルは130人の人質全員返還を求めていたが29日、33人人質と交換に40日停戦をハマスに提案した。ブリンケン米国務長官はイスラエルははるかに柔軟な提案をした。交渉進展を期待していると述べた。」と伝えた。③ケニア、首都ナイロビから60キロで集中豪雨でダムが決壊した。少なくとも55人が死亡した。数百名が行方不明である。50年住んでいるがこんな大雨はが初めてだと住民の一人は話した。年初からケニアに限らず東アフリカ全域に豪雨が続いている。」と伝えた。フランス２は「①28日フランス中部で集中豪雨で山が崩れ走行中の列車が脱線した。②Ｅ85燃料が今年からスパーで並んでいる。25%をガソリンで残りはエタノール燃料で少し高いがＣＯ2敗排出量は抑えられる。③ウクライナの18~24歳の予備兵がフランス陸軍で厳しい訓練を受けている。爆発物を装填したドローン訓練を含む。「気が抜けないのでやりたくない」とウクライナ最前線へ送られる予定になっている兵士は語った。」と伝えた。

 

韓国KBSは「ユン韓国大統領は29日、最大野党「共に民主党の李代表と政権以来初の会談を行った。双方2日が李共に出席した。李代表は今回の会談は第一歩だ。年金改革が最大の課題だと述べた。」と伝えた。中国ＣＣＴＶは「5月1日、メーデーには中国国内で2億7，000万人がの参加が予想される。」と伝えた。シンガポールCNAは「マスク、テスラＣＥＯは2つのハードル、ＳＤＦドライバーアシスタントシステムとテスラ車の政府機関乗り入れ禁止措置解除を獲得した。テスラはの2022年以降売り上げ減に直面していたが中国市場に明るい展望が開けた。株価は急騰した。」と伝えた。

 

問題は日本である。朝からほぼ毎日「ワールドニュース」を見ている。今年特徴的なのは大雨、洪水、それも50年住んでいるが初めてと語る声をよく聞く。米ロサンゼルスで住んで12年目になる友達の昨日のメールでは「岩肌むき出しの山が今年は青青している。今年4月までで2年半分の雨が降った」と書いたあと「天候も心配だが、パリオリンピックはじめ今年はテロを一番心配している」と書いていた。2024年は元旦の能登大地震から始まった。今年は何が起こってもおかしくない年回りだと暦学者は年初から指摘している。子供の頃祖母がお天道さんには逆らえないとよく口にしていた。とにもかくにも健康第一で乗り切りたい。（了）

脳とアレルギー・・・（6）

脳とアレルギーの関係は、あまり言われることなないようですが、脳はアレルギー反応に重要な役割を果たしているようです。

具体的には、ストレスや感情の状態がアレルギー反応に影響を与えることが知られています。

ストレスや不安は、免疫系に影響を与えることがあります。

これは、ストレスが体内の炎症反応や免疫応答を増強することがあるためです。

その結果、アレルギー反応が強まるわけです。

また、ストレスがアレルギーの症状を悪化させることもあります。

例えば、アレルギーによるくしゃみや鼻づまりがストレスの増加によって悪化することがるのを考えると理解しやすいかと思います。

さらに、脳と免疫系は密接な関係があります。

脳は、ストレスや感情を調節するために神経ホルモンを放出し、これが免疫反応に影響を与えることがあるからです。

また、脳は自律神経系を介して免疫反応を制御することができます。

したがって、ストレス管理や感情の調整は、アレルギー症状の管理にも重要です。

ストレスを軽減し、リラックスすることで、アレルギー反応が和らぐ可能性があるわけです。

また、アレルギーによる症状がストレスによって悪化することも考慮する必要があります。

そのため、アレルギー治療には心理的なアプローチも含まれることがあるわけです。

そして、脳と腸の関係は近年の研究で注目されてきました。

この関係は、「脳腸相関」と呼ばれ、脳と腸が相互に影響を及ぼすことがわかってきました。（このブログでも「脳腸相関」について書いたことがあります）

まず、腸は「第二の脳」とも呼ばれることがあります。

腸内には、何十兆もの微生物が生息しており、これを腸内細菌叢と呼びます。

腸内細菌叢は、消化吸収だけでなく、免疫機能や神経伝達物質の生成にも関与しています。

そして、腸内細菌叢は脳との間で情報をやり取りし、腸内環境が脳の機能や精神状態に影響を与えることが知られています。

一方、脳も腸に影響を与えます。

ストレスや感情の変化は、脳から腸に信号を送り、腸の運動や分泌を変化させることがあります。

また、脳と腸は神経系やホルモン系を介して密接に関連しており、脳からの信号が腸内細菌叢や腸の動きに影響を与えることもあります。

この脳と腸の相互作用は、健康に重要な役割を果たしています。

例えば、ストレスが腸の運動を乱すことがあり、それが消化不良や便秘などの問題を引き起こすことがあります。

また、腸内細菌叢のバランスが崩れると、うつ病や不安障害などの精神的な問題が発生する可能性があると言われています。

したがって、脳と腸の関係を理解し、両者の健康をサポートすることは重要なことです。

バランスの良い食事やストレス管理、適度な運動などは、脳と腸の健康を維持するための重要な要素です。

さて、こうなりますと非常に複雑になってきますので、なかなか治らないのも理解できるように思えてきます。

それは、このシリーズの最初に書いたように、現代医学と東洋医学の違いを考えながら治療した方がいいということです。

その方法を考えながら鍼灸での治療法を考えてきたのですが、少し前進してきたような気がします。

何が前進かと言うと、アレルギーの治療には、免疫系と関係の深い臓腑の治療、脳の治療、アレルギーを起こしやすい食物の選別、と分けていくことができたからです。