ドイツ、フランス、ポーランドで新型コロナウイルスによる感染拡大し死亡率が増加し改めてワクチン供給遅れが指摘される。米国では4,900万人がワクチン接種を終えた。一方、インド国内で感染者が増え、インド政府はワクチン輸出の一時的停止を決めたためインドワクチンに依存する開発途上国に危機感が出て来たと26日、FT(フィナンシアルタイムズ)電子版がトップで伝えた。26日、WSJ紙電子版は①スエズ運河座礁事故のあと、世界のサプライチエーンに影響が出始めている。原油高、食料品供給不足、製造業では原材料の値上りが懸念される②新疆ウイグル人権問題が世界的批判に晒される中、世界の綿花の供給基地の新疆綿花を使う製品ボイコットにとどまらず、全米バスケット、韓国ロッテ製品、ホテルマリオットに至るまで幅広く影響して来ている。中国政府は徹底した報道管制を継続している。」と伝えた。
26日、週末のNY市場はバイデン米大統領のワクチン倍増演説の流れで、ダウは33,072ドル、453ドル、1.4% 高と高値を更新した。S&P500、1.7%高、ナスダック、13,138,1.2%高と3指標とも値上がりした。ダウではホームデポ、303.81ドル、2.2%高、ダウを43ポイント押し上げ、ビザカード、213.53ドル、2.7%高、ダウを36押し上げた。ナスダックでは全般上昇する中、テスラ、618.71ドル、3.4%安、アマゾン、3,052.03、0.2%高とひところの爆発的勢いは見られない。ナイキは132.99ドル、3.4%高と戻した。
恐怖指数VIXは18.86と4.8%下落、米10年債利回りは1.174%へ0.9%上昇した。NY外為市場では利回り上昇でドルが買われた。1ドル=109.66円、0.5%高、1ユーロ=129.34円、0.7%高、1英ポンド=151.24円、0.9%高でと取引された。NY原油(WTI)はバレル60.73ドル、3.7%高、北海ブレント、64.38ドル、3.5%高と反発した。スエズ運河事故で離礁作業が遅れていることが材料視された。解決には数週間かかるとFTは書いたが、ロイター電では1週間程度で離礁できるとの見方もある。NY金はオンス1,731.30ドル、0.4%高も当面上はないと見ている。ビットコインは5万4,349ドル、5.9%値上りした。
先日「閑話休題」と書いて原油・金利・為替を離れたテーマを書いたが、愛読者のひとりが老婆心ながらと前置きして「閑話休題」という言葉は話題が横道にそれた時、本題に戻す時に使うそうですとアドバイスいただいた。NY市場が休みのときなどつい話題を逸らしてしまう。なせ日本人が相場嫌いなのか。日本人の多くに相場ということばをただ聞いただけでいかさまの世界との気持ちが起こるのかもしれない。筆者の独断と偏見では腸が悲鳴を上げているが目には見えない。しっかりと蕁麻疹の形で目に見えるようにしてくれるお知らせだと思っている。肝臓や小腸など内臓を整えてやらないと蕁麻疹は収まらない。為替も金利も原油も経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)の一つの兆候である。昨今、米国の長期金利が1.6%を超えて2.0%を目指している。説明抜きで上がりたがっていることが分かる。米FRBは2023年までゼロ金利持続と公約した。これが今の相場の全てである。(了)
26日、週末のNY市場はバイデン米大統領のワクチン倍増演説の流れで、ダウは33,072ドル、453ドル、1.4% 高と高値を更新した。S&P500、1.7%高、ナスダック、13,138,1.2%高と3指標とも値上がりした。ダウではホームデポ、303.81ドル、2.2%高、ダウを43ポイント押し上げ、ビザカード、213.53ドル、2.7%高、ダウを36押し上げた。ナスダックでは全般上昇する中、テスラ、618.71ドル、3.4%安、アマゾン、3,052.03、0.2%高とひところの爆発的勢いは見られない。ナイキは132.99ドル、3.4%高と戻した。
恐怖指数VIXは18.86と4.8%下落、米10年債利回りは1.174%へ0.9%上昇した。NY外為市場では利回り上昇でドルが買われた。1ドル=109.66円、0.5%高、1ユーロ=129.34円、0.7%高、1英ポンド=151.24円、0.9%高でと取引された。NY原油(WTI)はバレル60.73ドル、3.7%高、北海ブレント、64.38ドル、3.5%高と反発した。スエズ運河事故で離礁作業が遅れていることが材料視された。解決には数週間かかるとFTは書いたが、ロイター電では1週間程度で離礁できるとの見方もある。NY金はオンス1,731.30ドル、0.4%高も当面上はないと見ている。ビットコインは5万4,349ドル、5.9%値上りした。
先日「閑話休題」と書いて原油・金利・為替を離れたテーマを書いたが、愛読者のひとりが老婆心ながらと前置きして「閑話休題」という言葉は話題が横道にそれた時、本題に戻す時に使うそうですとアドバイスいただいた。NY市場が休みのときなどつい話題を逸らしてしまう。なせ日本人が相場嫌いなのか。日本人の多くに相場ということばをただ聞いただけでいかさまの世界との気持ちが起こるのかもしれない。筆者の独断と偏見では腸が悲鳴を上げているが目には見えない。しっかりと蕁麻疹の形で目に見えるようにしてくれるお知らせだと思っている。肝臓や小腸など内臓を整えてやらないと蕁麻疹は収まらない。為替も金利も原油も経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)の一つの兆候である。昨今、米国の長期金利が1.6%を超えて2.0%を目指している。説明抜きで上がりたがっていることが分かる。米FRBは2023年までゼロ金利持続と公約した。これが今の相場の全てである。(了)