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米FOMC声明文受けて、NYダウ217ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2006-06-30 09:41:34 | 経済学
FOMCの発表前日の昨日、取引終了前に、「NYダウ」号は、離陸(Take off)の態勢にはいってエンジンをふかし、滑走路を走り始めていた。

6月29日、NY時間午後2時前に、米FOMCが0.25%の利上げを決め、同時に提出された声明文のなかではじめて「追加利上げを考慮している」と明言していないことを確認した後、飛行機は、乗客〈投資家〉の歓声のなか、一気に飛び立った。

NYダウは、前日比217ドル、約2%上昇、11,190ドルで取引を終了した。ハイテク株指数も連れ高して約3%値上がりした。S&P500種平均2.2%、小型株指数Russel2000も3.8%それぞれ大幅に上昇した。

金融株の値上がりが目立ち、American Express(2.7%)、Citigroup〈2.4%〉、J.P.Morgan
(3・8%)それぞれ大幅に値上がりしたことがダウ平均を押し上げた。

0.25%の利上げはマーケットは織り込んでいた。にもかかわらずまるで押さえ込まれていたゴムまりが跳ね上げるように米国株が上げたのはなぜなのか。その答えはB5版1ページからなる声明文の文言が投資家心理を動かしたことにほかならない。

声明文の一行目は短期の目標金利であるFFレートを0.25%上げて5.25%と決めたとある。
次のパラグラフでは「景気のペースが、住宅需要の冷え込みと利上げ効果とエネルギー上昇がタイミングがずれて影響した結果、「極めて強い」状態から「穏やかな状態になりつつある(moderating)」ことを最近の指標が示唆している。」と指摘した。

声明文はそのあと、インフレ進行を懸念する文言が数行続いた後に「追加利上げの幅とタイミングはインフレと経済成長の成り行き次第である」としたところまでは前回とかわらない。5月10日の声明文にあった「何らかの追加利上げが必要であれば」という文言が今回はじめて消えた。その一点に投資家は飛びついたのであろう。

この日原油相場は、バレル1.33ドル値上がりし73.52ドルで取引された。金相場も596ドルまで値上がりした。錫、銅、ニッケル、亜鉛など一連の非鉄金属相場も値上がり気運を再び強めている。根強い需要が続く限りインフレが牙をむいてくる可能性は残している。
NY為替市場ではドルが売られ1ドル=115円台、1ユーロ=1.2645.ドルで取引された。

FOMCの文言が一行消えても、オーバーキル〈過剰引締め〉懸念を承知で、バーナンキ議長が次回の8月8日のFOMCで追加利上げする可能性は消えていない。一時雨がやんで「NYダウ」号は離陸した。乱気流を避けて米景気の軟着陸をただ祈るばかりである。(了)

江嵜企画代表・Ken


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