(学校で教えてくれない経済学)
世界の動きを日々関心をもって眺めている。特に、一人でも多くの日本の若者たちが内向きにならずに、広く海外にも目を向けて欲しいと、常々思っている。
NHK/BS「ワールドWaveMorning」は、朝6時に始まり8時前に終わる。現役時代なら忙しく、とても見る時間はなかった。幸い時間に恵まれているいま、努めて見るようにしている。ただ漫然と見るだけでない。出来るだけ詳細にメモを取り、それをA4サイズ一枚にまとめて、ハリックさんのHPへ送信することがほぼ日課となった。
8時前には米ABCの生放送が同時通訳で飛び込んでくる。今朝は、ビンラディン殺害の際、米特殊部隊が押収した「ビンラディン・ファイル」の分析が話題だった。米CIAはタスクフォ―スを作成した。ただ、現時点ではアルカイダが、いつどこでテロを計画しているか不明としていた。工作員の名前が先のファイルにあったが、それが本名なのか偽名なのかも含めて分析を進めているなどと解説していた。
「ワールドWaveMorning」の「世界の扉」コ―ナ―にNHK中東特派員の出川展垣氏が出演、アルカイダによる報復テロの可能性にしぼって解説していた。ビンラディン容疑者が殺害された5月2日、氏はカイロにいた。タハリ―ル広場で非難デモは起きなかった。それはムバラク政権を倒した市民の自信の表れだろうと分析していた。
ザワヒリ氏が最有力後継者とされているがまだ決まっていない。決まるまでは活動は分散化される。イエ―メンの動きに注目している。イスラエルの動きも焦点だ。5月20日、メタニエフ、イスラエル首相がオバマ米大統領と会談を予定していると紹介していた。
先の米ABCは、サルコジ仏大統領をテーマにした映画が上映され人気を博していると紹介していた。たまたまサルコジ氏の最大のライバルと目されていたIMF専務理事、ストロスカーン氏がNYの刑務所に収監された。米国でも大統領選挙にはなんでもありになることが多い。軽率な意見は慎むべきだが、IMF専務理事が、何者かにはめられた可能性もあるだろう。ガイトナー米財務長官がIMF後任人事に言及したと米ABCは伝えていた。誰がIMF専務になるのか。水面下では動きはじめたのであろう。
原発関連のニュースは今朝はなかった。その代わりでもないだろうが、上海RTSが、中国の旅行業者が日本向けの2,700元と従来の半額のツアーを企画、申し込みが殺到していると伝えた。「放射能は心配だが、安いから行く」という市民の声と「今は大阪、神戸が多い。10月には全て回復するので値段を元に戻す」と語る旅行業者の声を紹介していた。今日本の観光地は風聞被害で散々な目に遭っている。さすが中国というか、あまり感心してばかりも出来ないが、中国人観光客が日本に戻ってくる気配が出て来たとの報道は朗報であろう。
18日のNYダウは米企業業績堅調を受けて、4日ぶりに反発、前日比80ドル高、12,560ドルで取引を終えた。原油(WTI)は、原油、ガソリン在庫減少を好感、バレル3.19ドル高、100ドルを回復した。この日発表された米FOMC議事録を見て、7月以降も引き締めはないとマーケットは読んだようだ。小麦、大豆、トウモロコシ相場もアメリカの洪水被害を材料に反発したと、米国みずほ証券、大宮弘幸氏が解説していた。
2012年はアメリカは大統領選挙の年である。オバマ政権がビンラディン殺害を大統領選にタイムスケジュールを合わせて実行したことは十分考えられる。ここで米景気を失速させては元も子もない。何が飛び出してくるのか全く見当もつかないのが米大統領選挙である。40年前の日米繊維交渉の時もそうだった。アメリカの歴史が証明している。(了)
世界の動きを日々関心をもって眺めている。特に、一人でも多くの日本の若者たちが内向きにならずに、広く海外にも目を向けて欲しいと、常々思っている。
NHK/BS「ワールドWaveMorning」は、朝6時に始まり8時前に終わる。現役時代なら忙しく、とても見る時間はなかった。幸い時間に恵まれているいま、努めて見るようにしている。ただ漫然と見るだけでない。出来るだけ詳細にメモを取り、それをA4サイズ一枚にまとめて、ハリックさんのHPへ送信することがほぼ日課となった。
8時前には米ABCの生放送が同時通訳で飛び込んでくる。今朝は、ビンラディン殺害の際、米特殊部隊が押収した「ビンラディン・ファイル」の分析が話題だった。米CIAはタスクフォ―スを作成した。ただ、現時点ではアルカイダが、いつどこでテロを計画しているか不明としていた。工作員の名前が先のファイルにあったが、それが本名なのか偽名なのかも含めて分析を進めているなどと解説していた。
「ワールドWaveMorning」の「世界の扉」コ―ナ―にNHK中東特派員の出川展垣氏が出演、アルカイダによる報復テロの可能性にしぼって解説していた。ビンラディン容疑者が殺害された5月2日、氏はカイロにいた。タハリ―ル広場で非難デモは起きなかった。それはムバラク政権を倒した市民の自信の表れだろうと分析していた。
ザワヒリ氏が最有力後継者とされているがまだ決まっていない。決まるまでは活動は分散化される。イエ―メンの動きに注目している。イスラエルの動きも焦点だ。5月20日、メタニエフ、イスラエル首相がオバマ米大統領と会談を予定していると紹介していた。
先の米ABCは、サルコジ仏大統領をテーマにした映画が上映され人気を博していると紹介していた。たまたまサルコジ氏の最大のライバルと目されていたIMF専務理事、ストロスカーン氏がNYの刑務所に収監された。米国でも大統領選挙にはなんでもありになることが多い。軽率な意見は慎むべきだが、IMF専務理事が、何者かにはめられた可能性もあるだろう。ガイトナー米財務長官がIMF後任人事に言及したと米ABCは伝えていた。誰がIMF専務になるのか。水面下では動きはじめたのであろう。
原発関連のニュースは今朝はなかった。その代わりでもないだろうが、上海RTSが、中国の旅行業者が日本向けの2,700元と従来の半額のツアーを企画、申し込みが殺到していると伝えた。「放射能は心配だが、安いから行く」という市民の声と「今は大阪、神戸が多い。10月には全て回復するので値段を元に戻す」と語る旅行業者の声を紹介していた。今日本の観光地は風聞被害で散々な目に遭っている。さすが中国というか、あまり感心してばかりも出来ないが、中国人観光客が日本に戻ってくる気配が出て来たとの報道は朗報であろう。
18日のNYダウは米企業業績堅調を受けて、4日ぶりに反発、前日比80ドル高、12,560ドルで取引を終えた。原油(WTI)は、原油、ガソリン在庫減少を好感、バレル3.19ドル高、100ドルを回復した。この日発表された米FOMC議事録を見て、7月以降も引き締めはないとマーケットは読んだようだ。小麦、大豆、トウモロコシ相場もアメリカの洪水被害を材料に反発したと、米国みずほ証券、大宮弘幸氏が解説していた。
2012年はアメリカは大統領選挙の年である。オバマ政権がビンラディン殺害を大統領選にタイムスケジュールを合わせて実行したことは十分考えられる。ここで米景気を失速させては元も子もない。何が飛び出してくるのか全く見当もつかないのが米大統領選挙である。40年前の日米繊維交渉の時もそうだった。アメリカの歴史が証明している。(了)