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米地区連銀報告、米景気拡大確認、NYダウ64ドル高、米独国債利回り上昇、ドル、ユーロ買い進む

2015-06-04 10:54:13 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「ヒラリー氏、『信用できない』との見方が増加」のタイトルで、6月3日付、WSJ紙電子版にRobertSchiroeder記者が「2016年の米大統領選に出馬表明しているヒラリー・クリントン氏についてますます多くの人々が正直ではなく、信頼できないと考えていることが新たにCNNと世論調査機関ORCが共同実施した世論調査で明らかになった。この調査は5月29~31日に実施された。しかし、クリントン氏が引き続き民主党の最有力候補となっていることは示された」と書いていた。同じくWSJ紙で「長江の客船転覆、中国政府は情報統制に躍起」のタイトルで「中国政府は厳しい情報統制を敷いている。3日になっても数百人の乗客乗員の安否がまだ確認されていない。犠牲者や行方不明者の親族らは怒りを露わにしている。転覆した客船『東方之星』から救助された船長と機関長を警察は拘束している。乗客や貨物を乗せすぎていたわけではない。救命胴衣も十分用意されていたことが分かっている」と書いた。

4日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で香港ABC,上海東方衛視は、客船転覆事故を詳しく伝えた。同放送によると「強風と激しい雨で、捜索は難航している。転覆後3日目になって船底に穴を開けた。船室には鍵がかかっており潜水夫が中に入れない。4,000人の救助隊と150人の潜水夫が動員された。3隻の大型クレーン車が投入された。船体を吊り上げる作業が始まる。一方、数日たってなお安否がわからぬ家族の目が日増しに厳しくなってきた。政府批判を強めてきている。捜索の範囲を下流150キロから220キロまで拡大した。」と伝えた。救出され病院で治療を受けていたある男性は『30秒から60秒の間に船は傾き、あっという間に転覆した。首まで水が迫ってきた。川に飛び込んだ。周りはまっ暗で何も見えなかった。』と話す様子を写していた。

経済関係では6月4日付WSJ紙電子版は「米地区連銀景況報告で経済活動は全般的に拡大」の見出しで「米経済は、1~3月期にマイナス成長に転落し4~6月期に入っても力強い回復が見られないにもかかわらず、FRB(米連邦準備制度理事会)が3日公表した地区連銀景気報告(ベージュブック)は、景気失速をうかがわせない内容になっている。同報告には『4月初旬から5月下旬にかけ、経済活動は全般的に拡大した』と書いた」と伝えた。
4日付ブルームバーグ電子版は「FRB地区連銀経済報告によれば米国は4月初めから5月遅くにかけて経済が拡大した。ただ一部地域で製造業がドル高の影響を受けた他、エネルギー関連投資も減速した。エコノミストの間では初回利上げは9月になるとの見方広がっている。供給管理協会(ISM)発表の5月の非製造業総合景気指数は13ケ月振りの低水準になった。5日米労働省発表の5月の米雇用では22万7,000人の増加と予測している」と書いていた。3日のNYダウは前日比64ドル高、18,076ドルで取引を終えた。債券が売られ、10年物国債利回りは2.361%へ上昇した。ドイツ10年物国債利回りが0.8%台へ急騰した。NY外為市場では1ドル=124.29円、1ユーロ=140.02円とドルユーロ共に上昇した。NY原油(WTI)はバレル59.04ドルへNY金はオンス1,184ドルへ値下りした。(了)

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