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NY株、15日、ダウ、S&P500、ナスダックともに反落、中国で新規コロナ感染者144人、死者1人、12月米小売り高0.7%減少で利益確定売り(学校で教えてくれない経済学)

2021-01-16 12:16:54 | 経済学
中国で14日、新型コロナウイルスによる死者1名、新たな感染者数144人と中国政府が発表した。12月の米小売り高が前月比0.7%減少した。一方、バイデン次期米大統領は総額1.9兆ドル規模の財政支援策を公表した。一連の発表を受けて、市場はネガティブに反応した。週末15日のNY市場はダウが30,814ドル、177ドル、0.6%安、S&P500、3,768、0.7%安、ナスダック、12,998、0.9%安と揃って値下がりした。個別銘柄ではゴールドマンサックス、301.01ドル、2.1%安、JPモルガン、138.64ドル、1.8%安と銀行株下げがダウ指数を押し下げた。シエブロン、92.09ドル、3.6%安と石油株も値下りした。ナスダックではテスラ、826.16ドル、2.2%安、アマゾン、3,104.25ドル、0.7%安とロイター電は伝えた。

15日、NY市場では恐怖指数VIXは24.34,4.7%上昇、米債券が値上り、米10年債利回りは1.087%へ3.7%下落した。NY外為市場では1ドル=103.89円、1ユーロ=125.49円、1英ポンド=141.12円で取引された。NY原油(WTI)はバレル52.06ドル、2.8%安、北海ブレント、同54.84ドル、2.9%安と共に値下がりした。NY金はオンス1,827.85ドル、1.3%安と続落した。

15日のロイタ―通信電子版は以下伝えた。この日の下げは12月の米小売り高が、前月比0.7%減が響いた。新型コロナ感染拡大で外食減、商業施設への客足が遠のき年末にかけて米経済が大幅に減速した。債券が買われ、利回りが低下、株価も値下がりした。期待されたワクチン接種が大幅に遅れている。そのことが企業活動の重しとなった。バイデン新内閣の財政出動が公表されたが相場は先取りしている。さらに活況化させるには力不足である。
中国本土で新たに144人の新型コロナ感染者が144人、死者が1名出たことが米小売り減と重なりこの日の株価を引き下げた。

12月の米卸売物価指数が前月比0.3%上昇した。11月の0.1%上昇と緩やかな上昇にととまっている。15日の米債券利回りの低下に現れた。大型財政出動でインフレ懸念で長期債利回りは上昇に水を差した。長い時間かけての上昇は見込まれるがさらなる急激な上昇には至らない。この日の銀行株売りにつながった。NY原油が値下がりした。中国で新たにコロナ感染者数144人が影響した。昨年3月1日の202人に次ぐ多さが中国経済のさらなる拡大、原油需要増加期待感が冷やされ原油相場が下落した。原油安が石油株下落に連動した。NY金が続落した。債券利回り低下で金相場の割高感が意識されたとロイターは総括した。

15日のNYタイムズ電子版は6日の米議会乱入の際の人物特定の動きをトップで紹介。ペンス米副大統領は暴徒に襲われ間一発で難を逃れたと写真付きで報道。20日のバイデン米大統領就任式を控えてFBIはテロを警戒、公表2万人超の州兵がワシントンDCに配備と伝えた。相場は人の心の鏡である。ここは頭を冷やして利益確定の動きに出たようだ。(了)

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