ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

一円を笑うものは一円に泣く:日本経済ー学校で教えてくれない経済学

2005-05-14 14:46:34 | 経済学
 毎日1円貯金を続けていると
1年365日だから1年で365円溜まる。
10年で3,650円、100年でやっと36,500円となる。

 毎日1円、年365円を金利で稼ごうとすると
郵便局でも銀行でも普通預金なら金利は
年0.01%だから36,500円預けてはじめて
365円利子(税前)が入る。

 銀行を救済するという大儀銘文で
事実上ゼロ金利が当たり前のように決められた。

 ここ数年銀行や郵便局に預金しても利子が付かない。
これがいかに異常な状態であるかということに
マスコミも国会議員も口を閉ざして多くを語ろうとしない。

 毎日金利10円なら365,000円、毎日金利100円なら
365万円、毎日金利で1,000円を稼ごうと思うと
現在は3,650万円預金が必要となる。

 逆にいえば3,650万円の預金がないと
1日1,000円の利子を手にいれることは出来ない
計算になる。一般庶民からすれば不可能な
話である。

  NHKの不条理が視聴者の年70億円、
不払い70万人1日あたり一人27円の反逆が、
年70億円という取り返しのつかないしっぺ返しを
NHKは受けることになった。

 予算を削らない限り70億円は結局国の予算から
回り回って充当されることになるであろう。

 日本の国家予算は年約88兆円である。人口
1億2,000万強だから一人当たり年間73万円、
月2,600円、1日ひとり約200円支払ってもらっている
勘定だ。

 話は飛ぶ。

 ある大新聞の記者が甲子園球場で
一回、70万から80万かかる7回裏の風船を
禁止すれば盲導犬を二頭買えると
スポーツ欄のコラムに書いていた。

 甲子園の年間一シートを買うと
30万から40万円かかるから盲導犬1頭と
ほぼ同じ金額になる。

 甲子園は昨日の楽天戦で、47,252人公式入場者が
あったそうだ。お客さまは神様だ。

 ひとり1,800円の外野席だと計算しても8,500万の収入になる。
テレビ放映料はじめ諸々の収入をいれると阪神球団はファンに
足を向けて寝られないだろう。

 先の風船で生計を立てている人は風船を禁止されたら
生活が出来ないとあるテレビの番組で話していたそうだ。

 先の高名な記者は無料で関係者出入り口から
自由に出入りしている。

 いまの日本は何かがおかしくなっている。
 
 1億2,000万の一人一人が心1つにまとまれば、
少子化も高齢化も甲子園の熱気のようにたちまちにして
吹き飛んでしまうのではなかろうか。

 1円を笑うものは1円に泣く。

 甲子園球場の風船をただ批判することは
なやすいことではなかろうか。(了)

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NY株安、債券高、GM格下げ:米国経済ー学校で教えてくれない経済学

2005-05-14 08:55:21 | 経済学
 5月13日、NY株式市場は49ポイント安まで戻したが、
一時100ポイント以上値下がりした。一方、債券市場は
10年物国債(利回りは4.123%へ低下)、30年物国債
(同4.48%へ低下)ともに上昇した。

 GMとFordの社債が投資不的確債としてジヤンク債の
烙印をおされ、一部大手ヘッジファンドが多額の損失を
出したことが、株を売り、安全パイとして債券を買う流れを
助けているという。

 米FRB議長のグリーンスパン氏は、FFレートが昨年6月から
小刻み上昇して年3.0%のなか、長期金利は、利上げ開始の
レベル以下にあるのは、謎(Conundrum)であると話した。

 米国のお金の番人に謎だと言われた素人はどうするか。
病院に担ぎ込まれた患者に、医者が首をかしげられたような
もので不安になる。

 米景気の機関車の1つは、米住宅投資であるが、長期金利が
低位で推移しているためであろう、住宅バブルがいまなお
続いているようで不気味である。

 米国の2005年1~3月のGDPが3.1%(2004年4.4%)
発表で、エコノミストは一斉に景気鈍化をはやしたてた。

 ところが、そのご発表された米統計が、雇用増、失業率低下、
貿易赤字幅縮小、小売り高増加でまるでめくらましに
あったようで経済の専門家のエコノミストもウロウロしている。

 双子の赤字計1兆ドルを材料に、ドル暴落必至と
はやしていたヘッジファンドも顔色なしおようだ。
5月13日、NY為替市場では、1ユーロ=1.26ドル、
1ドル=107.35円とドル堅調が続いている。

 ドル安を材料にして、商品相場を買上げていた
ヘッジファンドも似たようなものかもしれない。
思惑はずれのドル堅調でまとまった損を出して
自信喪失とも伝えられる。

 原油相場は、近々バレル100ドル突破と強気レポートを
出したのはつい2ケ月たらず前であった。

 5月13日のNY原油(WTI)先物相場は、ドル堅調の
地合いを受けて、48ドル67セントで取引を終了した。

 商品先物相場下落は、原油に限らない。金、銀、プラチナ、
パラジウムなど軒並み冴えない状態が続いている。

 当然のようにアルミメーカーのAlcoa社株が3.1%安、石油大手
ExxonMobil社株は2%値下がりした。
 
 メキシコペソ暴落、ロシア金融危機、LTCM破産、
デリバティブ取引失敗を契機に起こったオレンジ州財政破綻と
ヘッジファンドを揺さぶった事件がいやでも想起される。

 株安、債券高、GM格下げ。プロでも読めない厳しい現実が続いている。

 JR福知山線脱線事故に関するJR西日本との国会でのやりとり
を聞いていたら、日本という国がいまさらのように怖くなった。

 せめて心がけでも自分の身の周りで出来ることから手をつけたい。(了)

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リカちゃん人形とミニカー「トミカ」合併か-学校で教えてくれない経済学

2005-05-13 14:21:26 | 経済学
 着せ替え人形「リカちゃん」で玩具2位のタカラと
ミニカー「トミカ」やゼンマイ式ミニカー「チョロQ」で
おなじみの玩具大手のトミーとの合併話が
突然新聞ダネになっている。

 いまのところ当の両社とも合併話を否定しているから
実現性についてはなんとも言えないと見られている。

 このような話が出てくるのも日本の少子高齢化が
現実味を帯びてきたことが背景にあることはあきらかだ。

 子供の数が1,765万人になったと先日
厚生労働省が発表したが、少子化を象徴する数字である。。

 2006年から日本の人口の減少がはじまる。非婚化、
晩婚化の傾向が強まり危機感が高まってきたようだ。

 街中を子供の姿を探すのに苦労するのはまだいいが、
オモチヤ売り場で子供の姿を見かけなくなるような事態だけは
想像したくない。

 オモチヤといえば子供、子供といえばオモチヤと
相場が決まっている。

 少子化は将来の日本産業のあらゆる面で障害として
真正面から立ちはだかってくる問題であるが、
なかでも日本国内での玩具市場の縮小は避けて
通れないから関係企業にとっては深刻な事態であろう。

 今回のタカラ・トミーの合併話に先だって
総合玩具のバンダイとゲーム機器メーカーの
ナムコの合併話が発表された。

 タカラの創業は1959年、トミカは少し古く
1953年である。

 着せ替え人形の「リカちゃん」とミニカー「トミカ」で
育った子供達はいまや、日本の中核を担おうと
している世代である。

 日本市場だけでの生き残りはやはり難しい。
ならば世界60億人のマーケットを目指すのであろうか。

 どうしてもスケールメリットが不可欠な条件になるの
かもしれない。

 今回の玩具業界での相次ぐ合併話が少子高齢化の
日本の行く末を暗示しているようで軽々に見過ぎし出来ない
動きであろう。(了) 

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ドル上昇、米小売り増が材料:為替問題ー学校で教えてくれない経済学

2005-05-13 09:06:54 | 経済学
 5月12日、NY外国為替市場で、ドルは、対ユーロで、
前日の1ユーロ=1.2804ドルから1.2702ドルへ、
対円で、前日の105.73円から106.74円へ大幅に
上昇した。

 4月の米小売り高が、エコノミストの予想の0.8%増から1.4%増へ
上昇したこと、2月、3月の小売り高がともに上方修正されたことも
ドル高を支援した。

 4月の米小売り高は、自動車および同部品が、3月の0.8%増から
4月い2.5%増加したことが影響した。

 自動車関連を除く小売り高では、衣料品小売り高が2年来の
伸びを記録した。

 4月の小売り高の予想以上に伸びたことで、2005年1~3月期の
米GDPが年率3.1%へ下落したを材料に、米景気減速悲観を
修正する動きが一部に出てきた。

 米国の3月の貿易赤字が、4年来の幅で縮小したことも
ドル買いを支援した。

 中国人民元の対ドル変動幅が拡大されるとの見方が
対円、対アジア通貨でのドル売り材料いされていたが、
相場におり込まれたことも、ドル売りにブレーキをかけた
ようだ。 

 ただ、米債券相場の上昇(利回りの低下)とNYダウが
110ポイト以上と大幅下落したことから、ドル上昇を
限定的にさせた。

 米国は1兆ドルという巨額の双子の赤字を抱えている。
そのため、今回のドル上昇も一時的との見方が根強く残っている。

 5月12日、NY原油WTI先物相場が、米石油在庫増を嫌気して、
バレル2ドル近く下げ、48.54ドルまで急落した。

 このところの原油はじめ鉄鉱石、石炭、非鉄金属など商品相場
急騰の「蔭の主役」はドル安であった。中国買いが起爆剤だが、
ドルの目減りを防ぐために動いた要素が強い。

 NY原油先物相場急落もドル上昇が影響したことは明かである。

 このまま原油相場が、48ドルから47,46,45ドルへ値下がりするとの
見方はいまのところ見られないようだ。原油相場が高値圏で居座る
可能性が極めて高いからだ。

 日本人は生来動くものが苦手である。動き回ると節操がないと
極端に嫌う傾向が強い。

 動くことは、相場の世界では常である。相場は見方の違いで
右へ左へ節操なく動く。

 ところが一番動くのがひとの健康である。一番はかなく変わり易い
のが人の命である。そのことに気づこうとしない人があまりにも
多過ぎるようだ。

 医療の世界でも最近はセカンドオピニオンという概念が
少しづつ普及してきた。

 ところが日本の医療現場では、患者が医者や病院に
異をとなえることを極端に嫌がる。

 医者の見たて、相場の見方は種々さまざまである。
それを選ぶのは患者であり消費者である。

 自分のリスクは自分がとらなければ誰も責任をとってくれない
ことだけははっきりしている。

 米小売り高増加データの発表が、ドルの買い方の
恰好の材料に使われたにすぎないことを念頭においておく方が
安全かもしれない。(了)

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原油下落、NY株安止める:原油相場ー学校で教えてくれない経済学

2005-05-12 09:06:06 | 経済学
 5月11日、NY株式市場は、不透明な地合いの中、
はじめ100ドル近く下げていたが、午後、原油相場が、
バレル50.45ドルへ前日比3%下げたとのニュースを
好感して、終値では19ドル反発して取引を終えた。

 原油相場下落は、米EIA(エネルギー省)が、
米原油在庫が増加を続けていると発表したことと
IEA(國際エネルギー機関)が、中国の原油需要が
前年対比大幅に鈍化したと発表が重なったことが
材料にされたようだ。

 しかし、今年の原油相場は、下げてもバレル50ドル台である。

 60ドル、70ドル、さらには100ドルまでも上値を追う
雰囲気はないが、高値圏であることに変わりない。

 話は飛ぶ。

 60年前の5月9日、ロシア軍によりベルリンが陥落したことを
祝うセレモニーがモスクワで開催された。

 この祝典には、日本からは小泉首相が、米国からは
ブッシュ大統領、中国からは胡錦涛国家主席、敗戦国
ドイツからはシュレーダー首相と50数ケ国の元首が
招かれたと伝えられる。

 なぜロシアのプーチン大統領はかくも盛大に
対独60周年を祝ったのか?

 プーチン支持率は低下を続けているといわれる。
このままでは2008年期限切れを乗り切れない
危機感から生まれた。

 そのプーチン大統領の首をかろうじて
つなぎとめているのが、他でもない
原油高騰であるという見方である。

 原油相場は、2002年まではバレル20ドルを長期に
わたり低迷していた。

 それが2004年秋にはバレル57ドルと史上最高値を更新し、
下げたとはいえ、なお50ドルの高値圏を維持している。

 BusinessWeek最新号(05.5.16)によれば、
ロシア政府は、今年4月、原油高騰を理由に、石油税を
バレル20ドルから27ドルへ引き上げを決めた。

 プーチンは国民の不満を和らげる目的で
ロシアGDPの1%、約70億ドルを社会保障費に
回すことを余儀なくされたと同誌は伝えている。

 ウラル原油相場は、2004年はじめバレル30ドルで
あった。それが2005年現在45ドルへ50%値上りした。

 石油税を20ドルから27ドルへ引き上げ、それを
財源に民衆の不満を和らげる作戦にでたようだ。
 
 この作戦が成功するかはいつにかかって
原油相場次第であると同誌は警告している。

 原油相場が暴落すればロシア経済は一気に
破綻する。ロシア経済が比較的安定しているのは
原油相場高騰のお蔭であることだけははっきりしている。

 日本ではロシアというと北方領土問題しか
頭にないようである。今回の小泉首相のロシア訪問も
プーチン訪日にラブコールを送る目的だったに違いない。

 ところが当のプーチンの頭の中にはおそらく原油問題
現政権の強化しかないことは十分想像出来る。おそらく
領土問題は空手形に終わる可能性は極めて高いだろう。


 JR事故が起こると朝から番までJR事故報道である。
 
 地震が起こればどのテレビ局もマスコミ全て地震
一色になる。

 ライブドアというと一面トップで新聞各紙が取り上げた。

 大阪市職員の不正会計処理問題もJR事故のお蔭で姿を消した。

 原油下落、NY株安止める。

 世界の原油の50%を米国が消費する。当然原油下落を
株式市場は歓迎する。

 日本は原油をほぼ100%輸入に依存している。 
その日本でさえ、ガソリン相場がジリジリ値上り
している。

 しかし、日本では原油問題に対する関心は極めて低い。

 政治家もマスコミも含めて国民ひとりひとりが
原油問題にもう少し関心を持って欲しいと
ただ祈るばかりである。(了) 

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JR神戸線、車内吊り広告

2005-05-12 08:58:11 | スケッチ
 最近のJR神戸線の車内はあの脱線事故以来
私鉄への振り替え輸送の影響もあり、
乗客の数が明かに減った。

 それと電車のゆれが少なくなったことである。

 それ以外で何か変わったことはないか?

 以前多く見かけた、大きな口を開けて
眠りこけている姿が 確かに減ったようだ。

 疲れているはずだが、事故のことが頭から
消えず、どこかで緊張しているからだろうか。

 それでというわけでもないが列車の車内吊り広告に
目が行った。

 「ちょっといいかな女たち」という芝居の広告が
目にとまった。

 場所は大阪道頓堀の松竹座、芸者役の泉ピン子が
広告の真中からこちらを見ていた。

 隣の広告は「行きたいところ」というタイトルで
JRの交通案内広告である。

 一枚あとには、今年チーム結成80周年を記念して、
「Tigers展」が大阪歴史博物館で開かれていると
いう広告があった。

 乗客が少なくなり、混雑が減った影響か、妙に
車内が静まりかえっていることに気がついた。

 もう、2度と事故は起こして欲しくない。
乗客の後姿がそう、語っているようだった。(了) 



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)

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JR神戸線:西宮→尼崎車内風景

2005-05-11 18:06:25 | スケッチ
 あの忌まわしい脱線事故のあともほぼ毎日
JR神戸線に乗って大阪へ出ている。

 事故までは1両目の運転席の後に立って
激しく揺れる車内で、熱心にスケツチしたこともあった。

 さすがに最近は3両目か4両目に乗るように
なって、落ちついた雰囲気で描けるようになり
複雑な気持ちである。

 しかし、にんげんというのは因果な動物である。
いつまた悪夢の事故を忘れて1両目に乗るかもしれない。

 JR神戸線の快速電車はかって三宮→大阪間で
芦屋のみ止まった。それが芦屋の手前で住吉に停め、
そのあと尼崎が加わり、そして昨年西宮が停車駅に
追加された。

 沿線の住民は快速電車の停車駅が増えて便利になり、
しかも恐ろしいことにトータルの所要時間を変えずに運転した。

 そのため西宮駅で客を乗り降りさせるとロスタイムを
取り返すために猛烈にスピードを上げる。

 尼崎駅でまたとまる。ここでたまった遅れを一気に
解消しようとするのであろう、車体をがたがた震わせながら
激しいカーブを猛スピードで大阪駅へ滑り込ませていた。

 今朝、大阪駅に着く前に、
「3分遅れで大阪駅に到着致します。遅れまして誠に申し訳け
ありませんでした。」と車掌のアナウンスがあった。

 気のせいか最近の車内の雰囲気がなんとなく
のんびり感じられるから不思議である。

 多少遅れても仕方がないと乗るほうも改心したのだろうか。

 それと神戸線や東西線の乗り換え駅の尼崎駅で
人の乗り降りが今止まっているせいもあり、尼崎で
乗り込む人が極端に少なくなった。

 加えてJR事故のあと私鉄振替で、ライバルの
阪急、阪神へ客が大きく流れたせいであろう。

 にもかかわらず、事故後もダイヤ通りに
運行が続いている。

 JR神戸線の住吉駅の平日ダイヤでみると、
朝8時台で快速が9本、普通が15本停車する。
普通、快速に加えて、芦屋、尼崎に停車する
新快速電車が1時間4本隣のホームを駆け抜ける。
 
 一端出来上がった、スピード優先、利益優先の
日本のシステムは、一朝一夕には後戻り出来ないと
思うと事故再発が頭をよぎるから憂鬱だ。(了)


Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)

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笑い話

2005-05-11 14:34:40 | 情報や案内及び雑談
ちょっと疲れましたので、笑い話を一発。


通訳
台湾から留学してきた子が、溜息をつきながら言った。
「私失敗したね、大阪来て!」
「なんで?」
「きょう、学校の先生言ってた、大阪弁、通訳になれない」



HPにも「お笑い小話」があります。


コメント (2)
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アトピー対策・・・連載4

2005-05-11 13:06:00 | 診断即治療と虹彩学
アトピー性皮膚炎 (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)


女性の大敵である「シミ」は、過酸化脂質(脂質が過酸化したもの)であることが知られており、過酸化脂質は反応性が強いので、生体内の組織に対してもいろんな障害を引き起こすことも知られています。

過酸化脂質とは何かと言いますと、リノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸に過剰に酸素が着いたもので、紫外線で皮膚にシミができる現象がそれにあたるわけです。
(不飽和脂肪酸は、光や熱で簡単に過酸化脂質になってしまうので、不飽和脂肪酸が豊富な「亜麻仁油」は、熱を一切加えないで使いますし、亜麻仁油を入れたビンも色付けされているのは、光による酸化を防ぐためです)

過酸化脂質による障害とは、生活習慣病と呼ばれる、糖尿病、脳卒中、心臓病、高脂血症、高血圧などにはじまり、動脈硬化、脂肪肝、腎障害、胃潰瘍、皮膚疾患(アトピー含)、ガン等々があげられます。

しかし、人間の体は、体内で様々な障害が発生しても、それを防止するシステムが備わっていて、過酸化脂質の害に対しても、未然に防止するシステムとして、スーパーオキシドジムスターゼなどの「酵素」が準備されているわけで、若い時の日焼けがシミにならないのは、これらのシステムがスムーズに働いているからで、加齢とともにシミが増えてしまうのは、そのシステムの問題の他に、腸内細菌の減少も関係あるようです。

それは7~8年前に、「胃腸内で発酵させて体質改善を目的にする」と作った「ドンマイ」という食品をテストしている時、私の顔にあったシミが消えたので、無料配布で延べ1.000人ほどに試食テストしてもらったのですが、多くの方々から「シミが消えた」という報告を頂いたからで、これは腸内細菌叢が活性化された証であることは、他の文献を参考にするとわかることです。
(残念ながら資金的な関係で、糞便の中の腸内細菌数を調べる等の科学検査はしてないのですが、肌がきれいになることは間違いありません)

すなわち、生体内の細胞や組織に障害を与える過酸化脂質を、消化器官の中で減少させることができれば、それら生活習慣病や難治性疾患に役立てることができるわけで、(後で説明しますが)アトピー性疾患についても同じで、前回説明しました下記の流れにおいて、「消化」の段階で、過酸化脂質の防止をする目的で、発酵物の味噌や納豆を食べるというのは有意義なことになるわけです。


タンパク質      炭水化物       脂肪 ←←←←←←←←
  ↓          ↓           ↓             ↑
 消化         消化         消化             ↑
  ↓          ↓           ↓             ↑
アミノ酸       ブドウ糖      脂肪酸とグリセリン      ↑
  ↓          ↓           ↓             ↑
 吸収          吸収        吸収             ↑
  ↓          ↓           ↓             ↑
エネルギー産生 エネルギー産生  エネルギー産生        ↑
  ↓          ↓           ↓             ↑
過剰分 →→→→ 過剰分 →→→→  過剰分 →→→→→→→



ここまで読みましたら、「お笑い小話」でも読んで免疫力をUPしていてください。

一気に書くと、書くほうも疲れますが、読むほうも疲れると思いますので、休憩を挟みながら書き進めていきたいと思います。


連載5へ
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アトピー再発・・・連載3

2005-05-11 13:05:00 | 診断即治療と虹彩学
アトピー性皮膚炎 (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)


アトピーを長年患っている人を診ますと、肝臓や腎臓まで疲労(機能低下)していることがわかり、外見からもそれらの臓器の異変を見ることのできる人もいるのですが、それは腸内環境とも関係がありますので、今回は、腸内環境を壊す原因のメカニズムについて検討してみたいと思います。

毎日の食事で取り入れる栄養素で、3大栄養素と言われる、炭水化物、タンパク質、脂質は、体を構成する材料やエネルギー源となり、ビタミンやミネラルは、体の機能をコントロールする働きをしています。

近年、「栄養を多量に吸収するのがいい」というような風潮にあり、料理番組や健康番組でも、「このようにすると吸収がいい」という説明がなされていますが、病気の原因には、「不足」と「過剰」があるし、栄養には「吸収」と「排泄」がありますので、テレビ番組などを見る時は、懐疑心を持って、疑問視しながら見ることが必要と思います。

例えば、タンパク質の原料になるアミノ酸が話題に上げられ、商品化されたアミノ酸も発売されていますが、過剰になったらどうなるかということを知らないと、肥満や老化の原因になってしまい、アトピー再発の原因にもなるのです。

アミノ酸とは、タンパク質が胃腸管内で分解されたもので、ブドウ糖とは、炭水化物が分解されたものですが、脂肪も含めて、それらの過剰摂取は、全て脂肪に合成されて体内に蓄積されてしまうのです。
(脂肪は、脂肪酸とグリセリンというのに分解される)

その中でも砂糖(精白糖)は、ブドウ糖と果糖の二つの糖で構成された二糖類で、99%以上の純度の高い炭水化物ですので、吸収率が非常に高く、食べた分の全てがエネルギーになりますが、砂糖は小腸から簡単に吸収されますので、血液映像で見ると、大量に血液に混ざっているのがわかります。




砂糖がエネルギーとして働くには、ビタミンやミネラルが必要ですので、ビタミンやミネラルが消費されるのですが、ビタミンやミネラルが不足したら組織は炎症を起して栄養成分を集めようとします。

それが胃腸で起れば「胃炎」や「腸炎」になり、皮膚で起れば皮膚炎になる時もあるわけですが、炎症が長く続きますと、「炎症」という熱によってさらにビタミン類(主にB群)は、不足してきます。
ですから、初期段階であれば、それらの症状をビタミン剤で治すこともできるわけで、私が時々アトピーにビタミン剤を使うのも、そのような理由からです。

マクロビィオティックを実践している人の中には、ビタミン剤を使うのは罪だという考え方を持っている人もいるのですが、それは健康な状態の時の話であり、治療の段階では、「いかに早く治すか」ということを考えてあげるのが、指導者としての役割だと考えたほうがいいと思います。

砂糖が過剰になっているか否かは、虹彩分析をすればすぐにわかります。




さて、体に取り入れられた栄養分は、体を作る材料やエネルギーとなった後、老廃物として捨てられるのですが、「使われなかった材料」もあるわけで、それらの過剰になった栄養素は、以下に図示するように、体内に蓄積されてしまうのです。


タンパク質      炭水化物       脂肪 ←←←←←←←←
  ↓          ↓           ↓             ↑
 消化         消化         消化             ↑
  ↓          ↓           ↓             ↑
アミノ酸       ブドウ糖      脂肪酸とグリセリン      ↑
  ↓          ↓           ↓             ↑
 吸収          吸収        吸収             ↑
  ↓          ↓           ↓             ↑
エネルギー産生 エネルギー産生  エネルギー産生        ↑
  ↓          ↓           ↓             ↑
過剰分 →→→→ 過剰分 →→→→  過剰分 →→→→→→→


すなわち、カロリー過剰の結果が脂肪を体に蓄積してしまう結果になるのですが、それを解消するために運動でもすればいいのですが、社会構造の変化で、子供は室内でゲームに夢中になり、大人は便利な文化機器を使うために、ついつい運動不足になってしまいますので、「過剰症」の解消ができません。

その結果、臓器器官にまで脂肪が蓄積してしまい、免疫系に悪影響を与えてしまうのです。
例えば、実験動物に高コレステロール食を与えますと、血清コレステロール値が急増して、解剖して観察すると、それらの臓器は萎縮し、脂肪の色に近い白い色になっていて、アトピーと関係の深い腎臓においては、腎臓の内側に脂肪が一杯ついているのが見えるのです。

腎臓の主な働きは、血液をろ過し、老廃物や過剰な水分や電解質(ナトリウム、カリウム、塩化物、重炭酸などのイオンやブドウ糖)、及び薬物等を排出させるのですが、脂肪で固くなってしまった腎臓は、正常な働きができなくなり、血液成分のバランスを保つ電解質を余計に排泄したり、排泄機能自体が悪くなったりして、免疫系のマイナスになってしまいます。

ですから、いくら「血液サラサラになる」という食事を摂っても、なかなか機能を回復させるのは難しいのです。
そこで、腸内細菌が大切になってくるのですが、腸内細菌は一般の食事の消化吸収から、薬物、塩、砂糖、脂質、アルコールなどの分解排泄をしてくれる重要な役割も担っています。

ところが、それらを分解させるためには、酵素という触媒が必要になるのですが、酵素が働きやすい温度が36°~37°で、体温が低いと、この酵素の働きも落ちてしまうのです。

我々が日常食べる味噌は、外部から取り入れることのできる酵素食品そのもので、腸内細菌の善玉を増やしてくれるのですが、体温が低くては、その働きが落ちてしまい、本来の働きができなくなってしまうということです。

ですから、マクロビでいう 中庸から陽性 寄りの食品を多く摂り、陰性食品を少なくして体温を上がることや、腎臓に溜った脂肪を排泄させることが、再発を防ぐ方法に繋がってくるわけです。

腎臓に溜った脂肪を排泄させるのは、なかなか難しいのですが、動脈の表裏に巻き付いた脂肪と同じように、腎臓の動脈硬化と考えれば、方法はありそうですので、勉強してきた理論と、臨床で経験したことを説明していくつもりです。



ひとまず「お笑い小話」でも読んで免疫力をUPしていてください。



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コメント (7)
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