もし、ノーベル賞に「言語学」部門があれば、最低でも3回は受賞しているといわれるノーム・チョムスキーは、アメリカ人ですが、「世界の良心」として長年、活躍してきました。95才を過ぎても精力的に発言を続けています。
社会問題について発言する人は、チョムスキーの言辞行為を知らずしては、話になりません。よく知らないという方は、以下をご参照されて、一冊でもお手元に。
ずいぶん前ですが、彼の恐ろしく長く濃密なドキュメンタリー映画を見て感動しましたが、その後、DVD化され購入し、中学、高校生、大学生、社会人にお見せしましたが、みな一様に感動し、見ることで人生観・社会観・世界観が変わります。偉人中の偉人です。もっともチョムスキーは、そういわれることをひどく好みませんが。深く真っ直ぐな天才がこれほど有名になり長生きするとは! 彼一人で、アメリカの全大統領を凌駕する影響(真の影響)を世界に与えてきました。わたしはいつも感嘆するのみ。
チョムスキーは、小学生のとき、虐められている友人を見て見ないふりをした自分を深く恥じ、以後、けっしてそうならないように誓ったと言います。自分で自分にした誓いを生涯守り続けてきた人生は、最高です。
武田康弘