思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

平等の民主主義につく、浄土真宗大谷派(東本願寺派)の26代門主・大谷暢裕さんは、ブラジル国籍の日本人で物理学者です(東京新聞)

2020-12-27 | 恋知(哲学)

今年、浄土真宗大谷派(東本願寺派)の第26代門主となった大谷暢裕(ちょうゆう)さんのインタビュー記事が昨日の「東京新聞」朝刊に載っていました。

☆わたしの祖父は大谷派の僧侶(文京区の真浄寺)でした。父も半分僧侶でしたー勤務は労働省。


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何より求められるのは、神ではなく、理性です。心身全体での会得が「理性」(総合的判断力)を生みます。

2020-12-21 | 恋知(哲学)

 世界には、「神は唯一なり」とか、「この宇宙は神が創造した」とか、という一神教を、いまだに信じている人がいます。21世紀の現代にです。
日本でも、万系一世の天皇陛下(笑呆)というようなおバカな迷信を信じて有り難がる人がいます。元号を使う天皇教という差別の制度化をよろこんでいるのですから呆れるしかありません。

 ウンザリもいいところですが、
どうしたら、こんな愚かな話を信じる頭になれるのか? 恐らくはなにかしらの不全感(疎外感)あるいは、習慣の強要、惰性化から心が歪んでしまうのでしょう。

 それでは、自分も他者も不幸にし、とても危険です。
迷信や、超越的な思想は、もうやめましょう。人間は、いつまで愚かな想い込みの世界から抜け出せないのでしょうか。

 宗教はミニマムがいいのです(あっても南無阿弥陀仏の6文字でお終い)。自然に対する憧憬や畏敬など広い意味での宗教心はなくならないでしょうし、大切なものと思いますが、特定の強い宗教や主義に囚われるのは、ほんとうにこまりものです。

 個別の科学を絶対化するのも同じく一宗教的心性(唯一絶対を求める心)であり、不味いです。

 深く納得のできる総合的な判断能力=『理性』の力は、指や全身の皮膚感覚、鋭敏な五感、心と身体と頭のすべてを一体化させる日々の営みにより鍛えられます。心身全体による会得です。
 21世紀の課題は、ほんらい芸術と科学とフィロソフィー(恋知)は一体であることを知ることです。頭でっかち何でも知っているというのはダメです。知るのは、取り組む課題と結びついていないと死んだ知になります=「もの知り自慢」の愚かさ。知は、根づく場所を持たないと、意味がないのです。かえってほんとうには知らない=体験として了解できていないことを隠してしまいますから、有害です。

 全身の細胞で、感じ、想い、知り、考えることがないと、『理性』は生まれません。信じてよいのは、普遍性をめがける自分自身であり、外なる神=超越神ではないのです。この簡明にして偉大な真理を理解→了解できないと、いつまでも宗教的絶対(受験知絶対というのも同じこと)の観念に囚われて、不幸で愚かな意識から脱出できません。

 自然に逆らわず、健康な人間として生きようではありませんか。自我主義やその裏返しの宗教的な絶対から自分を解放して、根のある楽しく豊かな生を歩まないと損です。徳も得もありません。外なる権威に従うのは愚かです。善美に憧れ、真実を求める内なる座標軸がすべての基準なのです。


 武田康弘




 

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新型コロナに子どもは感染しないが、ウイルスがあるかもしれないからマスクをさせろ!? わたしは強く抗議する。

2020-12-16 | 社会批評



こどもの感染者はゼロに等しいが、無症状で感染者になっている子がいて、その子の保有するウイルスにより家族が新型コロナ風邪にかかる?


そんな事例がどこにあったでしょうか????

ほとんど報告されてはいないが、万一にもそういうことがあるといけないから、こどもにマスクをさせる!? いま開発中のワクチンも打たせる!?

お笑レベルで話だ。頭の病気の人しか考えない馬鹿げた話だが、これは現実で、こどもたちは、学校でマスクを外すと怒られる。強制されている。

湿り気と温度で、マスクは細菌の培養布になっている。その各種細菌を吸い込んで一日を過ごす。こどもがマスクをつけるという行為には、プラスはなく、マイナスばかりがある。

酷い人権侵害で、「こどもの人権条約」に反し、日常的な虐待行為である。わたしは、こどもたちに代わって抗議する。こどもの自由への著しい侵害・抑圧であり、健康への害であり、決して許すわけにはいかない。


武田康弘

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来年2021年は、日本史最大の北条革命から800年。北条政子・義時・泰時の前に朝廷は無条件降伏ーそれにより日本全国が統一国家となった。

2020-12-07 | 学芸

 北条革命=承久の乱は、東国まで支配しようとした後鳥羽上皇ら京都の朝廷が、「義時を討て!」という院宣を出し、戦いを仕掛けたことにより起こりましたが、
「朝敵になった」ことに動揺する鎌倉幕府に集う東国武士たちを、北条政子は歴史的大演説により一つに団結させ、義時の長男・22歳の泰時は、深く敬愛する伯母の政子と父の義時の命でわすか18人で京を目がけて出陣。やがてその数は19万という大軍にとなり、京都の朝廷を完全に制圧し、後鳥羽上皇側は執権・北条義時に対して無条件降伏したのでした。

 朝廷・後鳥羽上皇と10名あまりの息子たちは、遠島(後鳥羽と順徳は無期懲役)と出家で全員処分され、財産=数百か所の荘園は没収され、京都とその以西もすべて北条政権が統治することになりました。ここに東北から九州まで日本全国が統一されることになったのです。1221年の5月から6月の一か月間で勝負はつき、処分も終わりまた。

 その処分により出家させられた後鳥羽の息子の一人は比叡山では周観と名乗りましたが、東国に来て、念仏宗を精力的に布教していた親鸞に帰依し、名を善性と改め(親鸞が名付)浄土真宗開宗に尽力しました。父の後鳥羽上皇の悪業(=親鸞の兄弟子4名を死刑とし親鸞など法然とその門下8名を流罪とした)を超え、親鸞の弟子として念仏宗布教のために東弘寺(現茨城県常総市)と板敷山大覚寺(現茨城県石岡市)などを開基しました。

 この日本史最大の革命は、政子が念仏宗の寺(法然の浄土宗・安養院)をつくり、親鸞は、泰時に依頼されて政子の供養に尽力したように(茨城にいた時も京都へ帰ってからも)、新しい民衆(武士も含む)のための念仏宗=新仏教の布教と深く結びついています。釈迦の初心に帰ることを目がけた親鸞の浄土真宗はやがて日本最大の宗派に発展することになりました。なお、2023年は浄土真宗開宗800年、親鸞生誕850年です。

 再来年2022年のNHK大河ドラマは、この北条政権の執権 義時を主人公とするものであると、わたしは、永井路子さんの「炎環」で知り(文庫本の帯に記されていた)、驚き、喜んでいます。昔の本ですが、読んでいなかったので購入したらお知らせがあったのです。

 東国初の政権(将門の夢であった!)を源頼朝が現実としたのも、承久の乱という革命にまで進んだのも、すべては北条政子の燃え上がるような純愛にあります。13才で伊豆に島流しにされた源氏の御曹司の頼朝と、片田舎の小豪族の平氏側の長女である政子とが出合わなけば、何もなかったのです。政子が父親による軟禁から豪雨の中を頼朝の元に逃げなければすべては起きなかったことですが、その政子の一生を史実にそい描いたのが「龍になった女―北条政子の真実」です。とてもお勧めです。

 なお、吾妻鏡(あずまかがみ)は北条政権の第一級資料ですが、全16巻もあります。マンガでは3冊に圧縮されています。




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昨年12月9日のインフルエンザ染者は10万3千人。今年の新型コロナ陽性者数は最多日で2678人。わずか40分の1

2020-12-05 | 社会批評

新型コロナの陽性者数の最多日は11月28日で2678人でしたが(NHK調べ)、昨年のインフルエンザ12月9日の患者数は10万3000人でした。

わずか40分の1です。

累計の死者数は、関連死を含めて新型コロナは、約2000人 インフルエンザは、10000人/年 


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以下は、「感染症ニュース」より昨年のインフルエンザ患者数です。

2019/12/2~12/8(第49週)のインフルエンザの1週間当たりの推定患者数は約322,000人となりました。前週の値(193,000人)を大幅に上回っており、7週連続で増加が続いています。
休日明けの月曜日(12/9)の1日当たりの推定患者数は約103,000人と今シーズンの最多(約58,000人)を更新していて、今週も患者数は増加していくものと予想されます。

年齢群別情報

 2019/9/2~9/8(2019年第36週)から12/2~12/8(第49週)までの累積の推定患者数は約951,000人であり、年齢群別では5~9歳(23.7%)、10~14歳(16.6%)、40~49歳(13.8%)、30~39歳(11.3%)、1~4歳(10.9%)の順となっていて、14歳以下の割合が50%を超えている状態が続いています。

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なぜ、インフルエンザよりも新型コロナによる風邪の方が脅威なのでしょうか???


武田康弘

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WeRise 矢作直樹先生
ロナには医療的側面と政治的側面がある 風邪を起こすウイルスは200種類
風邪で亡くなる高齢者、年間9万5千人 風邪をひく人数、年間2億人 ウイルスは変異するので薬やワクチンで抑えられない、
抑えるのは免疫 免疫を下げるのは不安と恐怖
http://kickbackcafe.jp/werise/






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【勝とうとする心】は、諸悪の根源です。 fb対話 北浦さん、Kim(金泰昌)さん、屋比久さん、武田。

2020-12-01 | 恋知(哲学)

勝とうとする心は、諸悪の根源です。危険と不幸の元です。
好き、興味深い、楽しい、面白い・・が始発点です。
私が嬉しいからする、が根本です。
誰かに勝とうする心から出る行為は、自他を不幸にします。
嫌な空気を醸すので、
気持ちがわるくなります。

(サルトルは、ノーベル賞を辞退・拒否しました)

以下は、fb対話です。

北浦 俊太郎

競争は疲れるだけです。競争によって得られた自尊心は脆いものです。幼児期に可愛がられて得られた絶対的な自尊心が大事だと思っています。

武田 康弘

それが得られなかった人はどうするか、大きな問題ですね。そういう人は大勢います。

Taechang Kim(金泰昌)

犬犬は 互いに 勝つ ことばっかり考えて 悦び あうとゆうのが ない 間柄.。
そして人人は お互い 喜びあう 関係. トマス ホッブスは、犬犬を 狼に いい直して 人が 人にとって 狼である関係を、
ひとが 人にとって人である 関係変えるのが 市民 社会への第 一歩だと 言った 訳ですね。
犬犬から 人人への 大転換こそが破壊的競争から相愛的 協同に変わることだと言えるのでは ありませんか?

最近の 傾向で 気になるのは 人が 犬よりも 狼に 近いものになりつつあるとゆうこと ですが。

武田 康弘

勝ち組(知・歴・財の所有者)という言葉が生まれたのですから、凄い世の中です。心が歪んでいる方が偉い!?

父親との確執があると、父親を凌駕しようとして、それに「勝つ」ことが「根源的選択」(サルトルの実存的精神分析の最重要概念)になります。
それゆえに、知識や技術獲得に努力しますが、
勝とう=上位に立とうとする意思が根底にあるために、歪み、濁ります。自他を不幸にします。
その不毛性を超えるには、まず、正直にその「原事実」に向き合うことです。己の言動の動機を知る=前意識を明晰に意識することが必須です。
誤魔化さずに赤裸々に意識できるようになると、そのエネルギーは、プラスに転じますが、中途半端だと、自己弁護の巧妙化となり、ますます歪み、毒をまき散らします。
冷厳な他者の眼を己の眼として、徹底的に見つめることがないと、最悪に堕ちます。自己欺瞞があると、あらゆる努力はマイナスに作用します。実に恐ろしいです。

Taechang Kim(金泰昌)

正 鵠を射る素晴らしい発想の展開ですね.。
簡略、明快 、 プラス    共に 真摯  熟慮  実践することを促進するようになりますね。
力のこもったいい文章です。

北浦 俊太郎

私も絶対的な自尊心が育ってきているわけではないので若い時のある時期までは勝負にこだわっていました。若い頃、ゴルフ場で働いているときに、勝負にこだわる客に対して心のゴルフ場で働く人たちの暖かい心に接したのが一つの転機でした。暖かい心は人を変えていくんだなとおもいましたね。

武田 康弘

凍てつき強張る心を解かすのは、暖かい心ですね。北風でなく太陽。

Taechang Kim

はい、どうかんです。


武田 康弘

以前のblogです。

https://blog.goo.ne.jp/.../a31d7a4d624ddb6db4d3e91775c95d93

BLOG.GOO.NE.JP
他人に勝つ? 

北浦 俊太郎

本当のジブンがないと、出世や勝ち負け、学歴、上下関係などでしか自分を保てないのだと思います。

屋比久康隆

大共感です。

競争社会に身を置いていた頃、ホントに心が休まることなく、病んでいたように思います。
「不完全な自分」「本当の自分」を受け入れ認める事で、そこから抜け出してから、本当の自分を取り戻し、心穏やかに生きることが出来るようになりました。
「競争」の環境に居ると、いつも「負ける恐怖」があって、負けが続くと自分の存在価値すら否定的になります。
勝ち続ける事は、本当に難しい。
競争社会は、「搾取」を最大化しようとする支配層によって作り上げられたモノだとも感じています。
他人と競争するよりも、「共創」がイイですね〜♪♪
自分が「楽しい」「それをしたい」と素直に純粋に思う事に、これからも取り組んでいきます。

武田 康弘
恋知の布教!ですよね~

 

 

 




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