思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

【自民党は、民主主義を原理次元で否定】します。それは「自民党憲法改正草案」に明白です。高市総裁候補は国体主義者で者民主制の理念とは二律背反です。

2024-09-23 | 社会批評
【自民党は、民主主義を原理次元で否定】します。それは「自民党憲法改正草案」に明白です。9条云々の次元ではなく、主権者が市民としての国民であることを後退させ、天皇を前面にします。
 
これで自民党を支持する人は、戦前に戻すことをよしとするのでしょう。高市総裁候補は、安倍晋三直系で、右翼国体主義者です。民主制(政)の理念とは二律背反ですが、それに無自覚な国民やマスコミには憤りと哀しみを覚えます。
 
民主主義の基本の基本は皆が弁えるべきで、もともとは自民党国会議員団の先生=故小林節さんと伊藤真さんが対談した本で自民党の恐ろしさ(官僚政府独裁への道)を再認識しないと、です。

10年ほど前に出た本ですが。

武田康弘





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対テロ戦争と言う悪業・アメリカ主導は崩壊。「東京新聞」特集記事 西谷 修さんの解説

2024-08-25 | 社会批評

今朝の東京新聞特集記事です。

 

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靖国神社とは神社ではなく明治政府の施設で、死してなお国体思想(天皇現人神)に縛り付けているのは、恐ろしい仕業で許されません。

2024-08-15 | 社会批評

14年前、2010年のblogです。10年前に再録しましたが、また、載せます。極めて大切だと思うからです。


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靖国神社とは、神社でさえありません。

2014-08-16 | 学芸

『靖国神社』とは、明治政府が、従来の日本の伝統を壊して新たに政府がつくった新宗教=天皇教の施設で、明治2年に「東京招魂社」として建てたものを、10年後になし崩しに「神社」と改名したのです。

 東京招魂社(靖国神社)は、官軍=天皇側だけを祀る施設で、それまでの敵味方なく祀るという神道の思想を逆転させました。

なお、多くの戦争体験者が証言しているように、 「靖国で会おう!」などはヒドイ嘘であり、兵士はみな、故郷を夢み、先祖が眠る故郷の墓に入ったのです。当然ですが、靖国には誰の遺骨もありません。

 

靖国神社の思想と近代民主主義の思想とは二律背反です。

2010-08-15 | 社会思想


いうまでもなく、主権在民を原理とし自由と平等の理念を掲げた『日本国憲法』と、『靖国神社』の掲げる宗教イデオロギーは、まったく相いれません。靖国神社(明治政府がつくった国家神道)の思想を認めるならば、日本はもう一度、天皇主権の『大日本帝国憲法』時代に戻る他なくなります。

靖国神社は、
天皇大権を当然のこととし、明治以降の日本の戦争はすべて「聖」なるものと主張し、
韓国・中国への植民地支配はなかった!と主張し、
敵と味方を峻別し、天皇陛下のために斃れた者だけを祀ると主張し、
個人の信教の自由を否定して、兵士は日本の軍神=集合神だと主張します。

このような靖国神社の掲げるイデオロギーは、現代の日本国家をつくっている基本理念=近代民主主義の原理とは二律背反ですが、同時に、多神教の『神道』を天皇神格化により疑似的な一神教へと変えた明治政府の所業(神道の国家神道化)は「古き日本」の伝統とも大きく異なりますので、日本の悠久の歴史を主張する人々もまた「靖国思想」には反対しなければならないはずなのです。

明治政府は、富国強兵政策を進めるために、古来の「神道」を「国家神道」へと変えましたが、その思想の下では、一人ひとりのかけがえのなさは否定され、公(おおやけ)とは滅私奉公のことだとされたのです。このような国家主義=靖国思想に縛りつけられたままでは、兵士たちの霊は永久に浮かばれません。
彼らは、戦争のない平和な日本を夢見、差別のない、一人ひとりが大切にされる社会を夢見たはずです。天皇を神として崇め、それに従う人生をよしとしたのではありません。天皇の官吏(官僚)が治める自由のない日本をよしとしたのではありません。軍人が威張る日本をよしとしたのではありません。互いの自由を認め合い、皆でつくる平等なルール社会を夢見たはずです。
死してなお、靖国思想に縛りつけるのは、戦死者への冒涜でしかないのです。政府の絶対の責任として千鳥ヶ淵の拡張整備を行わなければなりません。

65年間、その義務を怠ってきた政府に対して、わたしは激しい公共的な怒りと憤りを感じています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下は、『靖国神社』の遊就館で売られている宣伝パンフレットからの抜粋です。すさまじい内容です。

小堀桂一郎(靖国神社の理論的柱、東京大学名誉教授)の談・1999年8月



「靖国神社の本殿はあくまで、当時の官軍、つまり政府側のために命を落とした人たちをおまつりするお社である、という考えで出発したのでして、それは非常に意味のあることだと思うのです。 そこには「忠義」という徳が国家経営の大本として捉えられているという日本特有の事情があるのです。 「私」というものを「公」のために捧げて、ついには命までも捧げて「公」を守るという精神、これが「忠」の意味です。

この「忠」という精神こそが、・・日本を立派に近代国家たらしめた精神的エネルギー、その原動力に当たるものだろうと思います。ですから・・命までも捧げて「公」を守る、この精神を大切にするということは少しも見当違いではない。その意味で、靖国神社の御祭神は、国家的な立場から考えますと、やはり天皇のために忠義を尽くして斃(たお)れた人々の霊であるということでよいと思います。

靖国神社の場合は、・・王政復古、「神武創業の昔に還る」という明治維新の精神に基づいて、お社を建立しようと考えた点に特徴があるといってよいかと思います。

あの社は天皇陛下も御親拝になるきわめて尊いお社である。微々たる庶民的な存在にすぎない自分が命を捨てて国の為に戦ったということだけで天皇陛下までお参りに来て下さる。つまり、非常な励みになったわけです。
国の為に一命を捧げるということが道徳的意味をもつのは万国共通です。言ってみれば、人間にとっての普遍的な道徳の一項目なのです。

実は総理大臣が何に遠慮して、参拝に二の足を踏んでいるのか不思議でならないんです。
中共が総理大臣の参拝に文句を言ってくるのは、何も彼の国民感情が傷つけられたなどという話ではまったくない。あの国の民衆の大部分は靖国神社の存在すら知りません。・・外に問題を設けて反対勢力の目をそちらに向けさせようという国内政治の力学が働いている程度のことであって、まともに相手にすべきことではないんですね。

だから私はこの問題でも総理が断固として参拝されるのがよいと思うんです。そうすると直ちに北京から文句を言ってくるでしょうが、適当にあしらうなり、知らぬ顔を決め込むなり、いくらでも対処の仕方がある。
総理が北京からの苦情を無視して何度でも繰り返し参拝すれば、そのうち向こうも諦めて黙るに決まっている。
総理の参拝が実現し、やがて天皇陛下の行幸もできたということになると、私は国民のモラルに非常によい影響を与えることができると思うのです。」(小堀桂一郎(靖国神社の理論的柱、東京大学名誉教授)

 

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天皇家の思想は、到底容認できるものではありません。もう詰んでいます。

2024-08-15 | 社会批評

天皇家の思想は、到底容認できるものではない。遺伝に女性は関係ない、男がすべてというイデオロギーを今日でも主張し実行するのは、ありえない話で、そういう存在が日本国と日本国民統合の象徴(憲法1条)とは、理性なしもいいところです。日本人は哀れ。(前のBLOGに書いた通り、女性を入れた家系図を書くことは、絶対に不可能です)

 

Katsube Hirofumi
最近は、「天皇制」という言い方は間違いという論調まで出ています。
「君主制」というべきでしょうか?... 
いや、間違えました。
「天皇教」でしたね。
 
武田 康弘
最近ではなく、昔から、体制派ーウヨク国体主義者ー自民党は、天皇制というのは左翼の言い方、と言っていました。
おおばか三太郎の能なしです。
税金で支える仕組みを制度ではないというのは、天皇=神というイデオロギーが背後にあるからで、それでは人間の社会を超えています。
明治政府が作成した疑似一神教が天皇教ですが、その思想(国家カルト)に基づく、現実の制度が天皇制です。
 
 
Katsube Hirofumi
エックスで、知り合ったのですが、なるほどと思うことをいう人がいました。
⬇️
『そもそも今の日本は国ではなく明治以降打ち建てられた巨大な新興宗教ですから。 日本を国と捉えた批判が噛み合う訳がない。 信者にとって日本の批判は教義批判に等しいので異端と見なし出て行けとなる。 日本が自ら変われないのは宗教の信者にその宗教の教義は変えられないのと同じだと思います。』
 
 
 
武田 康弘
その通りです。信者とはそういうものですが、日本を天皇教信者の国とするなら、民主政(制)とは原理がことなります。なので、右翼は主権者を人民とする(主権在民)社会思想を否定します。
わたしは、小学生の時に学校に政治クラブをつくってもらい、それ以来自民党打倒!天皇教にもとづく天皇制廃止を目がけてきたのは、民主主義をつくるためです。
「社会契約論(ルソー)に依らない自民党憲法案をつくりたいので」、と参議院法制局に協力依頼に参院の連中がやってきた(荒井達夫さん談)のは、彼らの無知蒙昧をよく表しています。国連やめる気のようだ(笑)旧敵国条項は残しておいた方がよいですね。
 
金時綾小路
仮に天皇家が神武天皇から始めたのが事実として日本人の多数がそれに習うと言う精神的文化、精神性であるとするなら、大日本帝国と元首であり皇軍の名称はつけるべきでは無いと、形式であっても皇族のトップは外すべきと考えるが現実には御前会議にて作戦会議は行われ、又近衛兵は裕仁天皇を守る為の予算経常もあった訳だから、国家イデオロギーと天皇教の関係性から戦争責任は当然裕仁にあると言う考え方は有るするのは必然と私は思います。尚宗教教義など生の人間の生き様に無縁、遠ざけて生きてこそ自己の確立を養うもので、何かの組織化された宗教に宿るものではないと思う。ましたやGHQと裕仁、時の外務省は特に裕仁天皇は沖縄を基地と差し出し、外務省は米軍を日本に基地使用を要望した事、これは最近になって知った事ですが時間経過と共に事実が現れます。驚いたのは東條英機のお孫さんに年金が支給されている事です。政治的に想像が膨らみますね。女性天皇に女性でも好いのではの発言を、石破が発言しましたが、男子を産まなければのプレッシャーはあるだろうが、基本は武田さんが提言されたように京都へ帰還、形式業務から離れ人として生きるが賛同ですね。神のイデオロギーを信じる人は自身を信じない生き方。神は多数ありますから迷う根源の基。天皇が一番怖いもの共産主義。
 
 
武田 康弘
明治維新の輩が、吉田松陰を神格化・絶対化して暴力革命を成し遂げ、人々はその国家カルト思想とすさまじい暴力の力に従ったわけですが、
ルソーの言う通り、最初の暴力が人民を奴隷とし、奴隷はその暴力への恐怖心(裏には天皇現人神の信仰がある)から永遠の奴隷の生を歩みます。学者などは気が弱いので本にしがみ付き言い訳の言辞に終始します。ますます権威や権力の前に拝跪し深く奴隷になります。人々から背骨を抜くのが彼らの役割りですー東大病・官僚主義は、天皇教と三者一体による日本支配の思想であり仕組みです。
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天皇、天皇制について書いてはいけない、という各新聞社、テレビ局に、厳しく抗議します。どこの独裁国家なのか! 社内通達はどこからの命令なのか!

2024-07-20 | 社会批評

マスコミを退社した社員たちは、みな、社内で「天皇や天皇制については、賛同・賞賛する記事以外は書いてはならない」との通達が出ていたといいます。

まったく独裁国家と同じですが、さらに質が悪いのは、明治政府が捏造した天皇教に基づく天皇制を、国家国民の集合意識であり、批判は許さないという戦前思想=戦前と同じ空気をつくり、

批判を大元から消し、反対する言論自体をないことにしようとするオゾマシサには、この猛暑の中、寒気さえします。

わたしはどこにでも出ていきますから、きちんと堂々と議論しようではありませんか。嘘やインチキで固めた明治政府作成の天皇主義は、日本の伝統も文化も元から破壊するものでしかなく、かつ、現代の主権在民の民主政(制)の骨を抜くものであり、断じてゆるせない、わたしは、そう確信しています。

武田康弘

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天皇家は、男からだけ遺伝子が受け継がれると思っているようです(超笑)女と男でこどもはできます~~~笑

2024-07-19 | 社会批評

女と男のペアでこどもができます。子は両親からの遺伝子を持ちます(ミトコンドリアの遺伝子は母側から100パーセントですが)。
でも天皇家は、男からだけ遺伝子が受け継がれると思っているようです(超笑)。
私の遺伝子は30代遡ると10億人が関与、家系図なんかつくれません~~~~~~~~~~


でも、滅茶苦茶ですよね。天皇とか呼ぶ家系は、女性は完全無視!!!男女の遺伝子でこどもができることを無視!!
男系男子とか言う。こんなデタラメな人達が世界で通用するとは、人類的に超おバカなのでしょうかね~~~?(笑)
理性はまったくないようです。


武田康弘

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イスラエルのジェノサイド政権支持の英国王と会談!の天皇・皇后は、どういうつもり。きちんと応える義務があります。。

2024-06-26 | 社会批評

チャールズ英国王は、イスラエルのネタニヤフ政権支持を言っています。大量無差別虐殺を行なうイスラエル政権を支持するとは、とんだ国王ですが(歴史的に悪事を続けてきた英国ならではとも言えますが)、その人に天皇・皇后が会いに行くとは、あきれかえります。

政治的もいいところです。宮内庁、政府の仕業? 本人の意思?
平和努力ではなく、虐殺をするイスラエル側を支持する英国王と仲良くすることは、重大な問題と思います。
きちんと釈明をする義務があるはずです。

マスコミは何も言わない。テイタラクにもほどがあります。

武田康弘

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検察庁の組織と人事を元から変えないと、日本は独裁国と同じ。袴田氏に再び死刑を求刑!

2024-05-22 | 社会批評

袴田被告(有罪とされた証拠は警察の捏造であったことが明白になっている)に再び死刑を求刑した検察は、理性も人間性も共に崩壊している。検察庁の組織と人事を元から変えないと、日本は独裁国と同じ。戦前の警察・検察国家と変わらない。最低最悪だ。

武田康弘(元 参議院行政監視委員会調査室・客員調査員・哲学と憲法を講義)

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米軍から渡された武器によりイスラエル軍のジェノサイドが続く。それでOKなのが日米政府!(憤)

2024-05-11 | 社会批評

アメリカ製の武器=爆撃機も弾薬もで、イスラエル軍のジェノサイドが続く。それを見過ごしてOKとする日米政府要人と官僚=人間のクズで、これがロシアなら他国の兵器で!!とか言う(満点大笑いではなく大怒り!!)頭と心が汚れてひん曲がっています。

武田康弘

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国連職員も報道記者もみな殺し!!ネタニヤフのイスラエル軍の悪辣さを報道しないNHKは、酷すぎます。

2024-05-04 | 社会批評

ハマスじゃないですよ!イスラエルのネタニヤフ政権が、イスラエル軍により、国連職員も報道関係者もかつて例がない規模で殺害しています。ハマス!?は一つも関与していないのに、NHKは完全に嘘の報道をする、デタラメも度が過ぎます。なぜですか???

武田康弘

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北朝鮮からミサイルが発射された!?(笑)ロケットとの違いも知らない(呆)NHKと民放もすべて。

2024-05-02 | 社会批評

また大嘘の各局テレビ局! 北朝鮮からミサイルが発射された!(笑)

人工衛星を打ち上げるロケットをミサイルだと嘘をつく。

秒速8キロメートルに達さなと衛星にならないので、ミサイルでは到底無理で、多段ロケットなのです。

わざわざ嘘を言い、国民を不安にさせて、軍事力増強をさせる意図でしょうが、

もし、ほんとうにミサイルとロケットの違いが分からないなら、頭が悪すぎで、よく大学受かったもの(笑笑)

昔の大本営発表と同じですね。いまだ知能が低すぎですね~~~

==============================

 わたしは天文少年でしたので、小学生の時に人工衛星やロケットに興味をもち(60年前!笑)第1宇宙速度は、地球の重力で地表に落ちず地表を回る人工衛星打ち上げの速度で秒速7.9キロメートル以上。
第2宇宙速度は、地球の重力を振り切る秒速11.2キロメートル以上、
第3宇宙速度は、太陽の重力も振り切り、太陽系外にまで飛行できる秒速16、7キロメートル以上というのを知り、小学生の記憶は忘れないので、今日まで(笑)。

 秒速7.9キロメートルというのは、恐ろしいスピードで、これは最新のロケットでも全然無理なので、3段ロケット(あるいは4段)で段々スピードをあげる(足し算する)ほかないのです。1秒間で隣町まで到達するスピードを出すことは凄いことなのです。ミサイルとか大砲とかピストルの弾は、それに比べるとノロノロなのです。

 以上は、基礎的な話しですが、確認です。

 なお、話題となっている超高速ミサイルといえども、秒速2キロメートルに達するものはありません。たとえ将来そこまで出たとしても人工衛星打ち上げに必要なスピードの4分の1でしかありません。
 

 

 

植田貴敦
ミサイルもロケットも同じ物です。
基本私もロケットだと思っていますが、国連決議で北朝鮮はロケットもミサイルも発射してはダメという事になってますからね。
 
 
植田貴敦
日本の事にはいちいち噛みついてくるくせに、北朝鮮の軍拡には何も言おうともしない。
貴方方は北朝鮮のために動いているんでしょうか?
 
 
 
武田 康弘
植田さん、そのように言葉の定義を変えるなら、種子島からミサイルが発射されました、というのですか。冗談もほどほどに。

自国の問題を問題にするのは、あまりにも当然です。

北朝鮮の政治体制は、私を含めて誰もがよくないと思うでしょう。その話と、嘘をふりまくマスコミ(どこかで統一し方向を決めて国民を誘導してる)への批判は別次元です。

ただし、人工衛星打ち上げまで禁止しているのは誤りでしょう。また、ミサイル実験を多くの国で行っておいて、北朝鮮だけはダメ、というのは原理次元で考えればおかしな話でしかないです。国連決議云々の以前の話しで、それをいうなら今まで桁違いの国連決議違反をしてきたのはアメリカです。

アメリカは、気に食わないと指定した国を次々と軍事力で制圧してきました。朝鮮戦争では、地上の上には何もない、という徹底した破壊(米ジャーナリストが報告)で、地下で人々は暮らしましたが、今は、地下まで貫通させる兵器で、どこに逃げようが殺す、という戦術です。そんな国に睨まれては、対抗手段を考えざるをえないはずです。わたしは北朝鮮の政治に反対していますが、アメリカの謀略は、全然桁違いであることを忘れてはならないはずです。世界の良心=言語学の天才のチョムスキー氏(米国人)は、「世界最大のならず者国家はアメリカだ」と証言しています。
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西側情報が正しい!? なにを根拠で正しいと思うのか? アメリカの否世界の良心・チョムスキーの話しを聞かないと。

2024-03-19 | 社会批評

もし、ノーベル賞に「言語学」部門があれば、最低でも3回は受賞しているといわれるノーム・チョムスキーは、アメリカ人ですが、「世界の良心」として長年、活躍してきました。95才を過ぎても精力的に発言を続けています。

社会問題について発言する人は、チョムスキーの言辞行為を知らずしては、話になりません。よく知らないという方は、以下をご参照されて、一冊でもお手元に。


ずいぶん前ですが、彼の恐ろしく長く濃密なドキュメンタリー映画を見て感動しましたが、その後、DVD化され購入し、中学、高校生、大学生、社会人にお見せしましたが、みな一様に感動し、見ることで人生観・社会観・世界観が変わります。偉人中の偉人です。もっともチョムスキーは、そういわれることをひどく好みませんが。深く真っ直ぐな天才がこれほど有名になり長生きするとは! 彼一人で、アメリカの全大統領を凌駕する影響(真の影響)を世界に与えてきました。わたしはいつも感嘆するのみ。

チョムスキーは、小学生のとき、虐められている友人を見て見ないふりをした自分を深く恥じ、以後、けっしてそうならないように誓ったと言います。自分で自分にした誓いを生涯守り続けてきた人生は、最高です。



武田康弘

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イスラエル人歴史研究者シュロモ―・サンドの「ユダヤ人の起源」要約的インタビュー (必読です)

2024-01-03 | 社会批評


川上泰徳 /中東ジャーナリスト 

 以前Xで紹介したことがあるイスラエル人歴史研究者で「ユダヤ人の起源」 (ちくま学芸文庫)の著者シュロモ―・サンド・テルアビブ大学教授に2010年6月にインタビューした内容を共有します。
 日本語で読んでも難解な歴史書ですから、最初から「インタビューに2時間ください」と時間をとってもらいました。そのためかなり詳しいインタビューになっています。インタビューの詳細は、当時、私が朝日新聞社のデジタルサイトで主宰していた「中東マガジン」に掲載されました。

 教授は歴史資料をいくら探しても、2000年前の「ユダヤ人の離散」を裏付けるものはないということから、ではシオニズムを掲げてパレスチナに帰還してきたユダヤ人は何者なのか、離散しなかったユダヤ人は、その後、どうなったのか、などの疑問を解きあかしていきます。
 
 「ユダヤ人の離散」がなければ、古代のユダヤ人はパレスチナに残り、ユダヤ教を維持した者たちもいれば、ローマ帝国の下でキリスト教徒になったり、さらにイスラム帝国の下でイスラム教徒になった者たちもいるということになります。イスラエルのガザ攻撃のさなかで、その時、サンド教授が言った「ハマスの活動家が古代のユダヤの民の子孫である確率は、私よりも大きいでしょう」という言葉を読むと、改めて軽い衝撃を受けます。

 サンド教授の研究は、ユダヤ人は2000年前にパレスチナを追われたユダヤ人の祖先で、アラブ人は後からきた征服者の末裔という二項対立を突き崩します。パレスチナ問題は「2000年前にさかのぼる宗教紛争」などという「神話」が日本でもまかり通り、紛争は解決不可能であるかのような印象を与えていますが、そのような神話の呪縛を解くことで、より現実的な解決に向けた理解が可能になるでしょう。
現在のようなガザ攻撃の中だからこそ、サンド教授の最後の言葉「(私たちは)誤ったアイデンティティーから脱却して、イスラエル国民として、アラブ人とともに国づくりをするような未来をつくらねばならない」という言葉に一抹の希望を感じます。
ーーーーーーーーーー

 ――ユダヤ人の追放や離散については、誰もが事実として信じています。
 シュロモ―・サンド教授 しかし、ユダヤ人がパレスチナの地から追放されたことを伝えるユダヤの歴史書は一冊もないのです。これは奇妙なことです。英国人がユダヤ人の追放について書いた本が一冊ありました。それはローマでユダヤ教への改宗者が増えたために、ユダヤの地に追放されたことを書いた本でした。私はユダヤの古代史を専攻している研究者のところに行き、「これはどうしたことか。ユダヤ人の追放がなかったと知らないのは私だけなのか」と聞いたのです。すると、彼は「我々は追放があったとは書いていない。破壊に伴う移民や災難のことだ」というのです。じゃあ、ユダヤの地に難民キャンプがあったのか、大量の移民がどこに行ったかは分かっているのか、と私は聞いたのです。大量の移民があったという証拠もないのです。

 ――ユダヤ人の追放がなかったと知ったのはいつごろですか。
 サンド教授 12年前に、そのようことを初めて聞きました。しかし、7年前でも、私はユダヤ人の追放を信じていました。私は若いころ、マツペンという左派グループに属していましたが、聖書の歴史的な記述に疑問を抱いたことはありませんでした。私はユダヤ人が2000年前にパレスチナの地を追われ、ずっといなかった人々が、いきなり戻ってきて、ここに1300年以上住んでいる人々よりも多くの権利があると主張するのは、愚かなことだと思っていたのです。私が左派で反シオニズムであったときにも、私はユダヤ人が2000年前にこの地を追放されたと信じていたのです。私がこの本を書いたのは、追放そのものがなかったということを知って、衝撃を受けたからです。

 ――ユダヤ人が追放されなかったということは、彼らは土地に残ったということですね。
 サンド教授 追放がなかったということから、2つの問いが生まれます。1つは、パレスチナにいる人々は何者かという問題と、世界中に存在するユダヤ人は何者かという問題です。追放については、シオニズム系の歴史家から、1世紀のローマ帝国による追放はなかったが、追放が起こったのは7世紀のイスラムの征服のときだという理論が出てきました。しかし、それはより愚かな理論です。アラブ人が現地にいた人々を追い出したというのです。しかし、しかし、アラブ人がユダヤ人を追放したことを示す記録も証拠も全くありません。
 7世紀にアラブ人がこの地にやってきたとき、彼らは小規模の軍隊でした。現地の人々はキリスト教徒かユダヤ教徒です。アラブ人はここにやってきて砂漠から新たな預言者が現れたといいました。ムハンマドはそれまで現れたモーゼのように預言者です。彼らは聖書を受け入れていました。ユダヤ教徒にとって、イエスを神の子とするキリスト教徒を受け入れるよりも、ムスリムになることのほうが宗教的には抵抗は少なかったはずです。ユダヤ教の農民たちはイスラム教徒になるという改宗の自覚もなく、アラブ人の宗教を受け入れることで、自分たちの宗教の継続性を得たのです。
 さらにもう1つ重要なのは、アラブ人の宗教を受け入れれば、人頭税を払わなくてもすんだことです。多くのユダヤ教の農民がイスラム教徒になったことでしょう。ユダヤの地にいた人々の多くは農民でした。農民は簡単には土地から離れません。

 ――パレスチナ人は古代のユダヤ人の子孫だということですか。
 サンド教授 アラブ人も様々に混血していますから、ここにいるアラブ人がそのまま古代のユダヤの民の子孫だとは言えません。しかし、ヨルダン川西岸にいるハマスの活動家が古代のユダヤの民の子孫である確率は、私よりも大きいでしょう。誰も、アラブ人と古代のユダヤ人の関係について研究していません。そして、私は、パレスチナ人が本当のユダヤ人だと言ってとして非難されています。しかし、最初にそういったのは私ではありません。ベングリオンなのです。

 ――ベングリオンは1948年にイスラエルが独立したときの初代首相ですね。
 サンド ベングリオンは初期の入植者としてパレスチナに来たシオニストの指導者ですが、彼が若いころに書いた文章を見つけました。彼はパレスチナにいるほとんどのアラブ人は古代のユダヤの民の子孫だと信じていたのです。ベングリオンが友人のイツハク・ベンツビとともに執筆した本の中で、「彼ら『農民』の起源は、紀元7世紀にエレツ・イスラエルとシリアを従えたアラブ人にあるのではない。征服者は、そこで出会った農耕者である住民を排除しなかった」と書いているのです。

 ――ベングリオンがそのように書いていたことはイスラエルでは知られていたことではなかったのですか。
 サンド教授 ベングリオンがそのように書いたのは1918年ごろで、イスラエルをユダヤ人の国と規定した建国宣言から30年も前に書かれたものです。私は20年以上も前に、初期のシオニズムの思想家が昔、同じようなことを書いていたことを読んでいます。その時は深く考えなかったのです。しかし、今回、ユダヤ人の追放・離散がなかった、ということに衝撃を受けて、調べていくうちに、いろいろなことが分かってきて、つじつまがあってきたのです。そして、ベングリオンが若いころに書いた本を図書館で見つけて、思わず「私は正しかった」と言いました。そのころは、出てくる材料が同じ方向に向かっているのを感じて興奮していました。最初、確信はありませんでしたが、だんだんつじつまがあってきたのです。そして、「私が書いているのは、陰謀論などではない」と確信できたのです。
 ベングリオンや初期のシオニズムの指導者たちは、ユダヤ人の離散が起こらなかったことを知っていたのです。パレスチナにいるアラブ人は血を同じくするものたちだから一緒になって国をつくることができると考えていたのです。しかし、29年にヘブロンでアラブ人の暴動があり、ユダヤ教徒が虐殺されました。そして、36年にアラブ人の大反乱を経て、ベングリオンは47年に建国宣言の起草に参加した時、ユダヤ人はこの地から追放されたと書くのです。ユダヤ人の追放と離散が、ユダヤ人が国をつくる理由を説明し、正当性を与えたからです。アラブ人とともに国をつくるという考え方は放棄されたのです。

 ――ベングリオンは考えを変えたのですか?
 サンド教授 ベングリオンはパレスチナ人との抗争の結果、同じ血を受け継いでいるものだからアイデンティティを共有できるという考え方は放棄しました。彼が考えを変えたのは30年代だろ思います。彼にとって、西側のキリスト教世界がユダヤ人の追放と離散があったと信じていることは重要だったでしょうし、彼自身もそのように信じるようになったのではないか、と思います。その後、誰もがユダヤ人の追放と離散を事実として語り、若い左派の人間だった私でさえも、そのことを何も疑わなかったのです。

 ――東欧にユダヤ人が数多くいる理由として、ハザール王国の末裔だと書いていますね。
 サンド教授 ユダヤ人の追放と離散がなかったとすれば、世界にいるユダヤ人はどこからきたのかという問題がでてきます。その理由を調べるうちに、かつてユダヤ教は積極的に布教する宗教だということを知ったのです。そうなると、追放ではなく、改宗によって世界にユダヤ教徒が増えたことになります。その例が黒海とカスピ海の間にあったハザール王国です。この国は8世紀から9世紀にかけてユダヤ教の布教を受けて、ユダヤ教を国の宗教としました。13世紀にモンゴルによって滅ぼされますが、ロシアや東欧に大勢のユダヤ人がいることは、改宗ユダヤ教徒ハザールの子孫と考えることが自然です。
 ハザールは王国で、その下には多くの部族がいました。トルコ系もいましたし、スラブ系もいました。東欧から来た私は、トルコ系かもしれないのです。
 私は20年ほど前に、アーサー・ケストラーが書いたハザール王国についての本を読みましたが、その時は大して関心を持ちませんでした。それが本当だとは信じられなかったからです。しかし、この本を書くうちに、ハザールだけがユダヤ教を採用した王国ではないことが分かったのです。南アラビアのヒムルヤ王国など、いくつものユダヤ教王国がありました。

 ――ユダヤ教が積極的に布教したことはほとんど知られていませんね。
 サンド教授 私もユダヤ教は布教しない閉鎖的な宗教だと思っていました。しかし、キリスト教が広がる前に、ユダヤ教は盛んに布教していたのです。ユダヤ教が布教をやめたのは、ローマ帝国がキリスト教を採用した後、キリスト教の支配の下で強いられたことでした。イスラムも同じでした。キリスト教もイスラムも、ユダヤ教が生き延びるために1つの条件をつけました。それは小さな宗派として存続し、決して異教徒の改宗を求めないという条件です。ユダヤ教は生き延びるための布教をやめ、閉鎖的になったのです。
 ユダヤ教が盛んに布教していたころ、それを担ったのは、兵士であったり、戦争捕虜であったり、移民であったりします。ローマ人がユダヤ教徒を奴隷にすると、連れていかれた先で、奴隷が宣教師となって、現地の人々をユダヤ教に改宗させたのです。私は本の中で、地中海周辺で多くの改宗があったことを書きました。私が証拠を見つけることができなかったものも多く、実際にはもっと多かったでしょう。この問題では、私を誰も助けてくれる人間を大学でも見つけることができませんでした。だから、一人で事例を探したのです。キリスト教やイスラムに布教しないことを強いられた後も、一神教ではない異教の世界では、ユダヤ教は布教を続けました。その最後の例が、ハザール王国ということになります。

 ――この本では、歴史学だけでなく、聖書学、考古学まで幅広い領域を含んでいますね。執筆には、どれほど時間がかかりましたか。
 サンド教授 1年半ほどです。毎日大学で教えて、毎日、図書館から30冊ほどの本を抱えて帰って、書き続けたのです。私は夜も昼もこもって、とれも速やかに仕事は進みました。私の考えは広がっていき、次に書くことはどのような展開になるのかさえ想像できないほどでした。最初は聖書は歴史ではない、ということを書いて、一冊の本をつくろうと思ったのです。しかし、調べるほどに背中を押されるようにテーマは広がり、深まって行きました。

 ――イスラエルで19週連続でベストセラーになったそうですね。反応はどうでしたか。
 サンド教授 多くの人が私の本を読むとは予想していませんでした。私はイスラエルで本が読まれたことはうれしい。テレビやラジオに番組に次々と招かれ、新聞や雑誌でも好意的に取り上げられました。多くの手紙をもらいました。よい手紙も、悪い手紙もあります。反発も強く、死を宣告するような手紙もあります。「ナチ」とか「反ユダヤ主義者」「国の敵」など様々に攻撃する電話もかかってきます。外国で行われた講演で、講演の後、近づいてきて私に殴りかかろうとしユダヤ人の女性もいました。しかし、反応は激励の方が多いのです。
 この本はユダヤ系イスラエル人にとって、これまで教えられた多くの悪いことの反対のことを書いているのです。あるイスラエルの作家は「あなたの本を読んで、自分の両親が実の両親ではなかったかのように感じました」と率直な感想を書いてよこしました。本に対する反響は、それだけで一冊の本ができるほど興味深いものです。
 一方でシオニストの歴史家たちの反応は最悪です。私に話しかけなくなったどころか、私の目をみることすらできないような調子です。
 私が左派だったころ、何を言っても誰かを困らせることはありませんでした。私が占領反対を唱えても、パレスチナ国家の樹立を支持すると言っても、反応はありませんでした。ところが、この本を書いたとたん強い反発を受けました。この本は関わる歴史的な問題を通して、ユダヤ系イスラエル人のアイデンティティーに挑戦しているからです。

 ――イスラエルのユダヤ人にとっては衝撃的だったでしょうね。
 サンド教授 一週間ほど前のことですが、私はある夕食の会で、ある女性に私の本について話をしました。彼女は困惑した表情で、「私は古代のユダヤ人とつながりがないのですか」と聞いてきました。私は「どういう意味でのつながりですか、文化的というならありますよ。あなたはユダヤ教の伝統をもっているのですから。宗教はとても重要です。ユダヤ教は、イスラムを含めて、西洋文明の基礎になったのです」と答えました。
 彼女は「祖父は宗教的でしたが、私は宗教的ではありません。私がいうのは生物学的なつながりです。もし、それがないとすれば、どうやっと私は自分がここにいることを正当化できるのでしょうか」と聞くのです。彼女はとても正直でした。私は彼女に言いました。「シオニズムはユダヤ教徒のための近代国家をつくろうとしました。しかし、宗教というだけでは領土や国を所有する権利はありません。しかし、民族ならばあります。だから民族としてのユダヤ人をつくったのです。それがシオニズムの秘密です」と説明しました。

 ――外国での反応はどうですか。
 サンド教授 私はパリ、ロンドン、モントリオール、ベルリンなど様々な場所で講演会や会議に出席します。ユダヤ人の反応は反発と歓迎に分かれています。しかし、多くの高齢のユダヤ人は、私に感謝を示します。彼らにとっては新しいことではなく、それは長い間隠されていたのです。私が何か新しいことを発見したわけではありません。すでにある材料を集めて、秩序立てて考えたのです。
 米国のユダヤ人の精神分析医からとてもよい手紙をいただきました。「この本にとても感謝しています。私の85歳の誕生日に、この本はとてもよい贈り物でした。本当にありがとう。もし、私の患者たちがこの本を読めば、精神的な問題はずっと少なくなると思います」と書いていたのです。つまり、彼は自分はユダヤ人だが、他のみんなと同じように普通の人間なのだということをこの本を読んで感じたのです。

 ――ユダヤ人が普通の人間だというのは、どういうことですか。
 サンド教授 シオニストは自分たちは古代のユダヤの民の子孫という特殊性を持ち、だからこそ、ここにいることができると説明しているのです。私は、歴史の分析を通じて、ユダヤ人は古代のユダヤの民の子孫ではなし、ユダヤの地を終われて世界に離散した民でもないと主張しているのです。
 シオニストは私を反ユダヤ主義者だと非難します。しかし、私はユダヤ人は中東から追われてやってきたよそ者ではないということを証明しようとしているのです。
 フランスでも、ウクライナでも、ユダヤ人とよばれている人々はキリスト教が広がる前に、ユダヤ教が布教をしていたころに改宗した現地の人々であり、北アフリカではキリスト教やイスラム教が来る前に、アラブ人が来る前に、ユダヤ教の布教を受けてユダヤ教に改宗した人々なのです。ユダヤ人はロシア正教が広がる前にユダヤ教に改宗した人々ですといえば、みんなショックを受けるのです。
 私はユダヤ人は特別な民族ではないというのは、ユダヤ人と呼ばれているのは現地にもともといた人々で、ユダヤ教に改宗した人々の子孫だということです。

 ――それはユダヤ人の多くの人々には受け入れられないことでしょうね。
 サンド教授 私は、イスラエルでの多くの正当性の根拠、特に歴史的な正当性の根拠を覆したので、私は多くの友人を失いました。特に大学ではひどい状況です。人々にとっては、私が書いていることを受け入れるのは困難なのです。ある者は私に話しかけようともしなくなりました。彼らはユダヤ人であることは何か特別のことだったのです。私はそれを崩してしまったのですから。彼らは3000年前に聖書を書いた人々と生物学的につながっているということが重要で、そうではないという事実を受け入れることができないのです。
 多くのユダヤ系イスラエル人にとって、それを受け入れるのは難しいでしょう。彼らは自分たちがここにいることを過去によって正当化しているからです。イスラエルでは聖書を歴史として教えるのです。私は6歳から18歳まで学校で毎週、聖書の授業があります。宗教書としてではなく、歴史書として学びました。試験があるのです。決して宗教学校ではなく、普通の世俗的な学校での話です。私の本は、聖書を自分たちの歴史とするのは事実ではなく、あなたたちは決して古代のユダヤ人の子孫ではないと書いているのです。
 若い世代は受け入れることができます。彼らは自分たちの存在は、事実であって、歴史に正当性を求めようとはしないからです。若い世代は歴史的な正当化には関心がない世代です。彼らは言うのでは「ユダヤ人がここに来たのが間違いであっても、私たちはここにいる」というでしょう。彼らはここで生まれました。彼らの両親もここで生まれました。私がポスト・シオニズムというのも、ユダヤ人の存在が政治的な現実になっているからです。シオニストの夢想を打ち砕けば物事が済むわけではありません。すでに2世代がここにいるのです。彼らはここにいる権利があります。歴史的な事実が間違いであっても、歴史を戻ることはできません。歴史を正していくことはできます。
 ユダヤ系イスラエル人はアイデンティティーの危機に直面しているのです。私は若いころ左派でしたから、自分のアイデンティティーが否定されても、より容易に受け入れることができます。しかし、多くの人々にとっては困難ですが、それはイスラエルの未来と関わるのです。もし、ユダヤ系イスラエル人が中東で未来を望むならば、自分たちには古代のユダヤの民の子孫だという誤ったアイデンティティーから脱却して、イスラエル国民として、アラブ人とともに国づくりをするような未来をつくらねばならないのです。
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天皇陛下万歳!と言えば、何も考える必要なし。それですべてOK 無思想 ・思想音痴の日本国

2023-12-24 | 社会批評

天皇陛下のために!とはお国のためにということです。みなさまご一緒に天皇陛下万歳!を言いましょう。
日本国憲法の冒頭には、「天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」とあります。

あ~あ、とんでもない国に生まれたもの。元から変えないとタイヘンです。人権=自分の価値が冒されます。


天皇陛下万歳!!と言えば、何も考える必要なし。それですべて合格。無思考=無思想こそ大歓迎のわが国は、頭を使わずにすむので超らくちんです。

馬鹿丸出しの天皇陛下万歳です。みんなで馬鹿になれば怖くない(検察は怖い・笑)ですね。
 
 
武田 康弘
笑えるおままごと~~~。阿呆の見本の天皇陛下万歳!ですが、みなでやれば怖くないの儀式なのですね~~~~
いまなお天皇教というのは、イカレも度を過ぎています。憲法改正(1~8条)は必須です。ちゃんとした国になりたいもの。おてんちゃんの国ではね~~~(笑呆)
関口徹
やることもキモイし顔もキモイ。最悪。しあわせ感ゼロ。不幸な連中ですな。この連中が不幸なのは一向に構わないですが、まわりも不幸にするから始末に悪い。
小林 久仁光
本当ですね、我々を巻き込むな。
釈 源光
その集団同調主義を徹底して叩き込み身体化させる最初の機関が、日本の学校教育なのです。例えば、全校生徒をグラウンドに並ばせ、統制秩序と画一行動を教師たちが当然のように強制して憚らない。隠然たる天皇制は、こうして生徒たちの無意識に埋め込まれる。なので、空気や全体の中に個が埋没していく洗脳構造は、戦前から根本的に変わっていない。
 
武田 康弘
まったくそうですが、今の教員の卵たちは、天皇制反対が多いです。行進させるのにも批判的な学生もかなりいますが、まだまだ学校の超保守主義の伝統は根強いです。
どう闘い、ひっくり返すか、です。
狂気としかいえない天皇教ですが、日本の中にいると、ワクチンと同じでみんな打つ(笑)薬物中毒とも同じですし、統一教会のようなイカレタキリスト教とも同じで、そこから離れるのは容易ではないです。明治政府作成の国家カルト教ですからね。


武田康弘

 

コメント (3)
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ロシアとウクライナ、元は同じソビエト連邦です。イスラエルのほとんど一方的虐殺は、あってはならぬ事態。

2023-12-24 | 社会批評

ロシアとウクライナ、元は同じソビエト連邦だ。現状のまま停戦すべきだ。もう誰も死なずに済む。
イスラエルによるほとんど一方的な戦争=ただの虐殺は直ちに中止せよ。共に理の当然だ。これ以上殺すな!!


住民の多数がロシア人の地区はロシアに所属した方が自然ですし、住民もそう望むでしょう。なぜ、アメリカなど西側は、それを許さないのでしょうか? 

イスラエルは、なぜ、パレスチナで、武力で領土を拡大し、それを正当化するのでしょうか? 第二次大戦後に入植地として決められた地域に戻るのは理の当然ではないですか?  


武田康弘

 

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