(平等院・鳳凰堂)
アメリカでは、曲がりなりにも前大統領のオバマや、元大統領のクリントン、カーターなどのリベラル派が政権を担い、この前の民主党大統領予備選では、わたしは社会主義者であると明言したサンダースが大きな支持を集めました。
ヨーロッパでは、社会党や民主社会党などのリベラル政党が政権を担い、あるいは第二党であったりします。
ところが、自称西側諸国の一員という日本では、リベラル勢力が極小です。民進党が実際上解党すると、小池新党=希望の党(保守主義)と自民党(保守主義)しかなく。あとはマルクス主義に依拠する共産党だけになります。日本でもリベラルな思想を持つ人は大勢いるでしょうが、大衆政党としての受け皿はありません。
保守と右翼しかいない国というのは、世界の民主主義国にはどこにもなく、唖然呆然です。もう笑うしかないですね。異様な国、ニッポンです。
民進党内のリベラル派は、わたしの立ち上げたバーチャル政党=「民主共和党」を現実のものとしませんか。ふつうにしっかり考えれば、基本の考えとしてはそれしかなく、多数の賛同をえられると思います。戦前の国体思想を掲げ、神社本庁と歩を一にする「日本会議」の恐ろしい(ばからしい)復古思想とはくらべものにならない普遍性をもちます。安倍首相も小池都知事もともに「日本会議」のメンバーなのです。籠池夫妻も大阪維新の会もです
リベラルな意識をもつ人々は、民主共和党に集結、となったらいいですね。それこそパンドラの箱から希望が飛び出ます。みなに翼が生えますよ~~~。
武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員・「日本国憲法の哲学的土台」を国会職員に講義)