フッキソウ(富貴草)ツゲ科
山野の樹林下のやや湿った所に多く生える、高さ20~30㎝になる、常緑小低木。茎の下部は地面を這い地際から斜上する。
開花時期: 4月末~5月。 分布:北海道、本州、四国、九州 用途:庭園樹 グランドドカバー
和名の由来: 葉が常緑で、よく成長して株がどんどん増えていく様子を「富」が増すとみなし、
白い宝石のような実を貴金属とみなして「貴」の字をあてた。(神戸・六甲山系の樹木図鑑)
撮影 萩の里自然公園 2008/04/21
撮影 萩の里自然公園 2012/05/01 群生する事が多いようだ。
撮影 萩の里自然公園2007/05/15 雄花は茎の上に密につき、下に2つに分岐した雌花が数個つく。
どりらも花弁は無い。
森の真珠 フッキソウの実 撮影 萩の里自然公園2004/10/23
秋に実が白く半透明に熟す。エキノコックス症&毒性のアルカロイドを顧みず一粒口に含んでみると、みずみずしくほのかに甘かった。
犬や猫などペットなどから人に感染するケースが増えてきているそうです。(犬や猫の感染症)
アイヌ語名:ユクトパキナ
アイヌ民族の利用:主として薬として使用したようだ。
葉:腫れ物に葉を暖めて患部に巻いた。便秘や胃痛に葉を煎じて飲んだ。利尿剤として温湿布に用いた。
茎・葉:風邪に単独で又はキハダの皮と共に鍋の中に入れ煮立てて、湯気の所へ衣類をかぶって発汗させた。産婦人科の病気に煎じて飲用。
果実:唇の荒れにつぶして塗付。