白老で見られる白い花のエンレイソウの仲間3種 ミヤマ オオバナ シラオイでも紹介したが、白い花弁をつけない8種のエンレイソウがあるという。
エンレイソウ (延齢草)ユリ科(花パパと花ママの野の花・山の花 北海道)
紫色の花に見えるのは「がく片」だという。開花時期:4下~5月 花 撮影 2006/05/05 萩の里自然公園
果実 撮影 2006/05/24 萩の里自然公園
クロミノエンレイソウ(黒実の延齢草)エンレイソウの果実が紫色の変種(へんしゅ)だという。
開花時期:4下~5月 花 撮影 2006/05/05 萩の里自然公園
果実 撮影 2006/05/24 萩の里自然公園
萩の里自然公園では、エンレイソウの仲間では最も早く頭を地面から持ち上げるように地上に現れる。開花時期:4~5月
アイヌ民族の利用:根を回虫駆除のため、煎じて飲んだ。果実は甘くて熟してから生食した。
これは、ヒダカエンレイソウではないかと思う。撮影 2008/05/18 残念ながらその後確認できていない。
ヒダカエンレイソウ(日高延齢草)は、エンレイソウとミヤマエンレイソウの雑種だという。
シロバナノエンレイソウとエンレイソウの混生する落葉樹林内などで希に見られる多年草で、群生はしない。
大きな葉を3枚広げ、4月下旬~5月上旬、その真ん中に暗紫色~赤緑色の花を一つ咲かせる。
花びらは数に変化が多く、多くても3枚、中には全くないものもある。
追記
エゾシカはエンレイソウの仲間も食べるらしい。
エンレイソウ属を利用したエゾシカ採食圧の指標化(日本生態学会第57回全国大会 (2010年3月,東京) 講演要旨)
エゾシカに実を食べられたシラオイエンレイソウ 撮影 2008/06/30 萩の里自然公園
シラオイエンレイソウは種子つくらず、子孫を残すことができないという。
種ができない事を確認すべく観察しようとピンクテープの目印を付けていいたら食べられてしまった。
彼らは非常に好奇心が旺盛なのではではないだろうか?
だから、次から次へと新たな食料を発見する」のではないだろうか?